AB社コラム第18回:グローバル企業から受注する「国際下請け」として生き残る!
前々回、前回に引き続き、個人としての「働き方」「雇われ方」についての話です。
会議室の人を目指すことは、非常に高リスク。
前回は、これからの時代は「現場で汗をかける」人が生き残っていける、との話をしました。会議室であれこれ言う人ではなく、現場でいつまでもボールを追いかけていられる人が、長期間にわたって収入を得ることができます。
しかし、日本の組織は、いまだに会議室の人を目指すことを求めてきます。現場で汗をかいていると、「そろそろ現場から離れて、下の人間を育てろ」と言われるのです。
そんなに多くの会議室の人はいらないにも関わらず、無責任に求めてきます。業績が好調なうちは、必要のない“名ばかり”の会議室の人でも生きていけますが、コロナ禍やリーマンショックなど激変する環境についていけずに業績が落ちると、“名ばかり”の会議室の人から職を失っていきます。
日本ではリストラの対象が中途半端な中堅管理職になりがちなのは、この組織構造ゆえです。
つまり、会議室の人を目指すことは非常に高リスクです。しかし、いつまでも現場で汗をかきたい、ボールを追いかけたいと思っていても、日本の組織では現場から外されたり、力を発揮できる現場が存在しなかったりします。
AB社では、そんないつまでもボールを追いかけたいと思っている人と一緒に仕事をしたいと思っています。
「デジタルの世界の中の人」は、日本人に向いている。
前回も少しお話しましたが、日本の組織は日本でだけ通用する大卒の切符を振りかざし、会議室のイス取りゲームに興じている間に、国際的な競争力を失いつつあります。
となると、現場に仕事を発注する体力があるのは、日本企業ではなく、海外のグローバル企業になります。
今までは、現場の手が足りずに、日本から人件費が安い中国や東南アジアなどの海外に発注することが多かったですが、今後は逆現象が起こるでしょう。日本人の人件費は、グローバル企業から見ればコスパが良い、と感じられるほどには割安になっています。
わかりやすく言うと、「国際下請け」となってグローバルに手を動かす現場仕事を受注します。
具体的には、ITの分野の下請けとなることがもっとも日本人に向いていると考えています。「デジタルの世界の中の人」になることです。
日本人はコツコツと細かいことを継続することは得意ですし、真面目で納期や約束事を守ります。アタマの回転も早く、緻密に物事をすすめることができます。
これまでも何度かお話してきましたが、日本人は大きなミッションに向かって、全体で連携をとった仕事をするよりも、細分化したサイロの中での仕事が向いています。
日本人の苦手な全体調整から解放され、サイロ化した仕事を受注して高品質に仕上げることに集中すればするほど、本来の力を発揮することができます。
AB社は、現場で汗をかいて収入を得るプロフェッショナルの集団。
AB社は、この「国際下請け」の集団です。ITの現場でボールを追いかけ続けたいと考える個人の集団です。
また、現場で汗をかいて収入を得るプロフェッショナルであるために、トレーニングをしたり、コンディションを整えたり、高い志を持った個人の集団でありたいと思っています。
集団を作ったのは、グローバル企業から仕事を受注するときに、ある程度の集団になっていたほうが、いろいろな意味でコストパフォーマンスが良いからです。個人でグローバル企業と取引を行うのは、大きな負荷がかかってカロリーを消費しますが、集団になっていれば負荷を大きく減らすことができます。
繰り返しになりますが、日本の学歴や大学名は、グローバル化に伴い無意味なものになりました。現場で汗をかける力を身につけることが、国際社会から必要とされる人材となり、長期的に収入を得ることができる道です。
AB社は、現場で汗をかける高い志を持った人が、この道をスムーズに歩くことができるようにサポートします。
#働き方改革 #雇われ方改革 #Augmentation #AB社 #Transformation