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背伸びした自分

「ただ足に力を入れてつま先立ちをし、背伸びした」ときの自分は、いつもよりちょっと視点が高くなる。

「普段自分が持っている能力から背伸びした能力を出そうとした」ときの自分は、上手く行くこともあるけど、大半は上手くいかないことの方が多い。

同じ背伸びした自分ではあるけど、身体的な場面と能力的な場面でこうも結果が変わる。

なぜだろうと思った時、頭によぎったのは「外的要因があるかどうか」。

「ただ足に力を入れてつま先立ちをし、背伸びした」ときの自分と言うのは、自分を中心に考え、つま先立ちと言う単調な動作をしただけなので、それに対して上手くいったいかないを考えることがない。

対して「普段自分が持っている能力から背伸びした能力を出そうとした」ときの自分は、他の人からお願い事をされたり助けを求められたりした時に、能力以上のことをしようとする。上手くいくいかないは正直わからない。だからできた時は心底喜ぶし、できなかった時は相手に申し訳ない気持ちで一杯になって、心底落ち込む。

何が言いたいかというと、「背伸びする」ことは個人の能力を伸ばす上で必要な要素の一つだけど、それは時と場所を考えた方が良いのかもってこと。



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