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陸泳~2024年会計士試験合格者の方へのお祝いの詞~

ご挨拶

公認会計士試験に合格された皆様、心よりお祝い申し上げます。
私は理系の大学院を卒業直前に会計士を目指し、監査法人、事業会社経理などを経て独立会計士をしている監査犬と申します。監査や業務支援を仕事にしてきました。
私は他の参加者の方々のように有益なアドバイスを提供できるような立派な人間ではありませんが、てりたま先生にご紹介いただき、皆様にお祝いの言葉をお伝えする機会をいただきました。また機会を頂けたのは、普段仲良くしてくださる周りのXのフォロワーの方々のおかげだと思います。てりたま先生、フォロワーの皆様、ありがとうございます。
レジェンド武田雄治先生の後のバトンはかなり荷が重いのですが、公認会計士には色んな人がいると反面教師的に読んでください。

今回の教訓

折角ですのでこの機会を活かし、今回のリレーメッセージプロジェクトで学んだ教訓を共有させていただきます。

  1. てりたま先生からこのリレーメッセージプロジェクトのお話をいただきました。→公認会計士の方々はこのように他人にチャンスを与え、無償で業界に貢献しようとする方が多くいらっしゃいます。感謝の気持ちを忘れず、自分も与えられる立場になることを目指しましょう。そして、このような機会には迅速に対応することが重要です。

  2. メンツが豪華で、私なんかが参加してよいのかな?→不安でもチャレンジすることが大切です。挑戦しましょう

  3. 「分量は長くても短くても構いません。短い投稿が続いても意味があります」とのことだし、やらせてもらおう。→他の参加者の方々は予想以上の分量で、クオリティの高い内容のメッセージが続いている。レジェンド武田先生の次だなんて…。油断は禁物です、このような方々と同じ土俵に立つ覚悟を持ちましょう。筋トレと同じで自分にギリギリ持ち上げられる重量が一番力がつくのです。ただし潰れてしまうと長期間休まなければいけなくなるので注意しましょう。

少しふざけた話はここまででもうそろそろ本題に入ります。何を書こうか、かなり迷走しました。闇の中に一筋の光が差すようなハードボイルドなもの(?)にしようとしたり(リレーメッセージ走者、1人目の闘魂さんに影響を受けたため。すぐにゴミ箱行き)、何故か小説の「赤と黒」を購入して読み始めたり。自分でも意味が分からないですね。結局、自分が悩んだ際に支えられた言葉を記載し、合格者の方々に贈ることにしました。

諦めは愚か者の墓場である。

いきなり物騒ですね。これは19世紀イギリスの政治家、小説家、ベンジャミン・ディズレーリの名言です。高校生の頃、図書室で見つけました。実際は" Despair is the conclusion of fools "であり、諦めは愚か者の結論である、という翻訳のされ方が殆どなのですが、私が本で見たときには、墓場であると訳されており、墓場とまで言わなくても…とショックを受けたのを覚えています。彼は他にも多くの明言を残しているので興味を持った方は見て頂ければと思います。
私は割とネガティブな方なのですが、ポジション(感情)はネガティブでもベクトル(行動)はポジティブであろうと思っておりまして、諦めそうな際には愚か者にはなりたくない、と思いつつ踏ん張っております。

分からないことは沢山ある、でも調べる力は十分ついている。

こちらはどちらかというと働き出して1年後以降の方向けの言葉でしょうか。私が修士1年目の頃に研究室からの帰り道、丸ノ内線の車内で助手の方からかけられた言葉になります。実際は「分からないことは沢山ある、俺もまだまだ知らないことが沢山ある、でも監査犬はこの研究室で1年やってきたので、分からないことを調べる力は十分ついているよ。」でした。研究室の同期に比べ劣っている、研究室に後から入ってきた学士4年生からも突き上げられる、そのような劣等感に苛まれ、気持ちだけ空回りしていた私を見かねたのでしょう。

皆さんも実務を通して、これから様々なことを調べる方法を学ばれるかと思います。書籍やイントラネットで調べたり、自分の考えを持たずに頼りすぎは良くないですが、上司、先輩、同期に助けてもらうことだって十分調べる力です。ネットワークを構築するのも日頃の行いの結果、実力の一つですからね。
自分も会計、監査でいまだに知らないこと、経験していないことに多いです。そんなときに、この言葉を思い出して取り組みます。

最後に

皆様、「陸泳」という言葉をご存じでしょうか。辞書には載っていない、私の卒業した学校特有の言葉ですので、ご存じないかと思います。しかしながら、おそらく卒業生は皆、忘れられない言葉です。私の卒業した中学校では、学校の帰り道に書店、コンビニ、ファーストフードに入ったりする寄り道が禁止されていましたが、そのルールを破ることを「陸泳」と表現していました。私も「陸泳」をしているところを先生に見つかって𠮟られたことがあります。それにしても、陸を泳ぐなんて典雅な表現だと思いませんか。

長い会計士人生、歩いているだけでは距離が長すぎるし、走り続けるには疲れてしまうこともあるでしょう。皆様が思い思いのフォームで会計士人生を泳いでいけますように、心からお祈り申し上げます。そして、いつか仕事でご一緒する際に、「もしかして監査犬さんですか?」と尋ねられることを恐ろしくも楽しみにしております。

飼い主が監査している犬(監査犬)


次はミータソ@スタートアップ会計士さんです。監査法人、ベンチャーキャピタルを経て独立された方です。#ベンチャーファイナンス速報というポストをほぼ毎日更新されていて、4社も社外役員されているなんて凄いですね。ミータソさんは以前、MBAを取得されるまでの日々のポストされているのをよく拝見しておりました。TWICE好きということで、Like a bulldozer Like a tank, Like a soldier~♪ といったように仕事に邁進されてきたのではないでしょうか。私もミータソさんのリレーメッセージを読むのが非常に楽しみです。


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