RME Fireface800電源部修理記録まとめ。2021年4月14日。
いつもの通り電源を入れようとしたら電源が入らない。
覚悟はしていたが、それは唐突にやってきた。2021年2月17日。
少し時間をおいてもう一度入れたら無事入った。
その頃は〆切に追われている真っ最中なので、ここで壊れたら音がでない、かなりヤバイ状況である。(最悪Mac出力でも音は出るが...)
選択肢はひとつ。
ただちに次のマシンを入手。やはりRME以外の選択肢はない。
サウンドハウスにてFireface UCXをポチる。(突然の16万円の出費...)
同時にSyntax Japanへ修理依頼をしたら、並行輸入のものはサポート外だと。
やや途方に暮れるがポチってよかったUCX。
数日後UCX到着。
まだまだ仕事は追い込み中。Fireface800は電源を落とさず稼働。
そして無事仕事完了。
春休みとなり、今更ながらTotalMixの研究。(10年近く使っているのに...)
と、すると、大分変わってきているようで、どうやらFireface800ではないメニューがあるようだ。
折角UCXもあるので、ついに入れ替えることに。(御影石の上にインシュレーターをかましております)
そしてダメ元でFireface800を電源を入れようとしたら。
すでに、もう入らない状態。御臨終。
さて。ここからどうするか。
サポートからは対応しませんと。
ならばと調べてみたら...。
こういう会社さんもあるのねと。
早速見積もりをお願いしたら。
予想はしていたけど、これは「無」と。
ということで自分で修理決行。
更にいろいろ調べてみたら、予想以上にFirefaceファンが多い!
なかにはサポートをあきらめ自分で修理している方々も多い!
こだまプロダクションさま、CHEAPWORKSさま、参考にさせていただきました。大変ありがたい情報でございます。
ならば早速注文...
その前に。
どのパーツがホントにNGなのか、検証をしなくてはいけない。
まず禁断の蓋開け。シールがついている部分のネジを外すと、完全サポートから見放される自己責任モード。
さて蓋を開けて電源部を見てみると。
はい、目視で見当がつきますね。
触ってみると確かに膨らんでます。(まさかの触診でわかるとは...)
他のコンデンサーも触ってみましたが、変化があるのはこの2つ。
つまり、こいつらが原因かと。(一応コンデンサーNGと絞っておきます)
では初めに。
前から欲しかったはんだ吸引器入手。
大きい方は少々手こずりましたが撤去完了、
そして早速モノタロウ、若松通商へ発注。
いざハンダ付。
して結果は...。
無事電源入りましたぁ!
ちなみに、なんでこんな窓辺で電源入れたかと言いますと。
破裂したら怖いやん.....。(電源部は慎重に)
その後30分ヒートラン。異常無し。まずは一安心。
そして本日朝からヒートラン、Protools稼働チェック、現在7時間目、異常無し。
そしてコンデンサーの再検証。(見た目と触診だけだからなぁ...)
結果。小さいやつが相当抜けていたようでした。
これホントは2200uFなんだけどね424uFって.....。
大きい方はまぁまぁなのか?ホントは68uF。
とまぁ、一応無事復旧のようです。めでたしめでたし。(明日も念のためヒートランチェックします)
と、普通はここで終わるんですけどね。
どうせサポートも受けられないのだからと。
筐体の止めネジを六角に交換。趣味丸出しの自己満です。(ホントに自己満ですからね。これで音がよくなる訳ないじゃないですか(笑...。)
やっぱり六角は美しい。(なぜRME社がここを六角ネジにしなかったのかが疑問)
それにしても2004年製、私が入手したのが2011年6月、中古品135,000円。
まだまだ現役続投。
追記:2021年4月15日。
翌朝。電源入らず.....。
まだ戦いは終わっていなかった.....。
追記;2021年4月18日。
改めて他のコンデンサーもチェック。
疑わしきもの3つ交換。
6時間ヒートラン異常なし、一晩コンセント挿したままの翌朝再投入、異常なし。
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