オーディオブロガーのカメラ遍歴
オーディオマニアは概してカメラ好きが多いと云われています。かく云う箱庭的"AUDIO STYLE"管理人はどうかと問われると、ここはご多分に漏れず・・・と云いたいところですが、実はカメラについては全く以て詳しくありません。それでもスマホでは無く、まがりなりにもデジタルカメラを使ってきた理由は、ブログに載せる写真をそれなりに綺麗な画質にしたいから。とは云ってもカメラそのものに対する興味はそこまで強くなく、デジカメはあくまでブログ作りを支えるツールの1つであり、これまではずっと、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。
デジカメの買い換えによる画質の変遷
写真を嗜んでいる方は判ると思いますが、いかにも素人っぽい機材写真を長年ブログに載っけていた管理人が、2021年以降、これまでよりは少しばかり…否…それなりに観られるレベルの写真をブログに掲載出来るようになりました。ある日を境に突然画質が向上した理由の種明かしをすると、ブログ用のデジカメを、これまで使い続けてきたコンパクトデジタルカメラから、初めてレンズ交換式ミラーレスカメラに乗り換えたことです。
レタッチ無し、撮って出しでの比較です(EX-Z750とP300は16:9トリミング)。1~3枚目がコンデジ、4~5枚目がレンズ交換式ミラーレス。コンデジを使った一昔前までのブログの掲載写真を観返すと、真面目に撮っていたつもりが残念な写真が多く、ブログ掲載時には色々とレタッチが必要でしたし、出来ることなら全部撮り直したいかも~なんて思ってしまいます゜゜(´□`。)°゜。
ぱすてるぴあののカメラ遍歴
これまでの箱庭的"AUDIO STYLE"のカメラ遍歴はこんな感じです。実際のところ遍歴と呼べるの程のものではありませんけれども、銀塩フイルムカメラ時代含め、機種選びからしてカメラマニアからは程遠いところに居るのが判ると思います。
Konica EE-MATIC DELUX
Konica BiG mini BM-301 1992年
京セラ T-Proof (Yashica T4) 1996年
OLYMPUS CAMEDIA C-1 2001年
CASIO EXILIM EX-Z750 2005年
Nikon COOLPIX P300 2013年
CANON PowerShot S200 2014年
FUJIFILM X-A5 2020年
僕自身のポリシーとして1つの製品を長く使うことをモットーにしていることが裏目に出てしまい、こう見ると、デジタルカメラの進化スピードに対して、買い換え迄のスパンが余りにも長すぎました…。ちなみに銀塩カメラは今でも全て手元に置いてあります。
切っ掛けはCanon PowerShot S200の故障でした
ブログ画像が急に綺麗になった切っ掛けは、それまで使っていたコンデジ、CANON PowerShot S200が2020年5月にレンズエラーで突然壊れてしまったことです。故障の内容は、レンズが中に収納できなくなり、ついでに撮影も出来なくなると云うもの。調べてみると、S200と近似機種(S100、S110、S120等)の持病にレンズ繰り出し機構のフレキシブルケーブル破損があり、摩耗で遅かれ早かれ壊れてしまう脆弱な設計になっているらしい。。。
オーディオでもそうですが、僕は性格的に、壊れたら買い換えるよりも先ず可能な限り修理することを考えるタイプです。ところがPowerShot S200が故障したのが丁度製造終了6年を僅かに過ぎたタイミング。Canonのサポートページを見ると、先日まで出来たはずの修理が、完全修理対応不可になっていました(# ゚Д゚)。カメラにはメーカー外の修理専門店がありますのでそちらも当たってみたのですが、繰り出し機構の断線故障が多すぎ、ずっと前に部品が枯渇しているらしく何処のお店でも修理不可。それなりに気に入っていて使い慣れていたPowerShot S200は、あえなく再起不能になりました。
Canon PowerShot S200を購入したのは2014年。当時、店頭にSDカードを持ち込んで同クラスの1/1.7センサーコンデジを全て試写した上、もっとも高画質な事を確認した上で購入したコンデジです。※同時発売された上位モデルのS120よりも高画質でした。
PowerShot S200の最大の特徴は、センサーにCMOSでは無く1/1.7インチCCDを積んでいることで、発色の良さで評判だったPowerShot S95のCCDセンサー(の残り在庫)とS110の設計をニコイチにしたと噂される隙間製品だったりします。当時のCMOSセンサーの透明感の無さと色乗りの悪さが苦手で、最後のCCD搭載機だった事もS200購入の決め手でした。パースの歪み方などは広角低倍率ズームのコンデジクオリティですけれど、現実の見た目に近い色味で、何よりCCDならではの空気感はS110/S120などCMOS機では感じられない魅力でした。
そんなこんなで、2020年最新のカメラ事情に疎く、CCDこそ神、CMOSは嫌だと云う数年前のセンサー事情が頭の中でそのまま固定化されたまま、うつろな目でS200の中古品が無いかオークションを探すも、修理不能な爆弾を抱えているのに再入手する気にはなれない中古価格です。。。
また2020年にはスマホカメラに圧されてこの超小型×低倍率のコンデジからは既に各社とも撤退気味。数年前には新品が実売で1.5~2.5万円程度でしたが、残る現行機種の価格は4~5万円前後(Canonの場合 PowerShot G9 X Mark II)と非常にお高い。5万も出せるならもっと高画質の凄いカメラが買えなくないか?と思ってしまった訳です。
レンズ交換式ミラーレス一眼 FUJIFILM X-A5を購入
そう云えば、もし次にカメラを買うとしたら、画質的に最低でもレンズ交換式の一眼カメラを使うのは、ブロガーとして皆さんに記事を読んで貰う手前、満たすべき条件だよな~と漫然と感じていたことを思い出します。そこでレンズ交換式ミラーレス一眼?とやらで一番お安いカメラはどれかしら〜?と、みんな大好き某ネット通販のタイムセールで真っ先に目に入ったのがFUJIFILM X-A5・・・キットレンズ付きで40000円でした。
当時、かなり長い期間(1年以上)ミラーレス一眼ランキングで3位以内にいた超売れ筋カメラで、これなら最新のコンデジと値段も変わらずむしろ安いくらいです。タイムセールでしたので、似たような他のミラーレス一眼と慌ててスペックを比較しつつ、かなりお買い得っぽい事を再確認。作例をネットでぱらぱら観た感じも、たぶんきっと好みっぽい(・・・この頃は実は未だ違いが解っていなかったですが…)。
PowerShot S200の故障からFUJIFILM X-A5を購入する迄、その間僅か1日ですので、時間感覚が薄く、何事も後手後手の自分には珍しく脅威の爆速の購入判断です。それだけS200の故障がショック×CANONの一律修理不可対応に頭に来ていたのですが、この時点でFUJIFILM X-A5の実機を触ったことも見たことも無く。店頭で見かけて好みのデザインだったPanasonic LUMIX DC-GF9とたぶん似たような感じだろうと勝手に推測。ちなみにセンサーサイズのマイクロフォーサーズやAPS-Cの名前は知っていましたが、どちらのセンサーが大きいのかすら実は把握していませんでした。後で店頭でLUMIX DC-GF9を再度触り、X-A5よりもかなり小さくて作りが精巧なのに驚きましたが、その反面、X-A5がより大きなAPS-Cセンサー搭載機だったのは正直運が良かったな~と\(^o^;)/。(つづく)