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とにかく、ドリトル先生を聴いてほしい
動物の言葉が分かる凄腕獣医のドリトル先生。
『ドクター・ドリトル』として映画化されていたり、
ドリトル先生=凄腕獣医という代名詞的な認知を元に
『獣医ドリトル』というドラマが放送されていたり。
現代も愛され続ける名作中の名作、
『ドリトル先生』シリーズがオーディオブックで聴けることを
ご存じでしょうか👂
小さなころに「ドリトル先生を読んでいた!」という方も
「動物と喋れることしか知らないよ」という方も、
「いまさらなんで児童小説?」という方にも。
とにかく全員に聴いてもらいたい、児童書ガチ勢のaudiobook.jp運営ハガがお届けする『ドリトル先生』おすすめポイント紹介noteです。
ドリトル先生って?すべてのはじまりの物語、『ドリトル先生のアフリカ行き』とは
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「沼のほとりのパドルビー」に住む名医ドリトル先生は,
オウムのポリネシアから動物語を習い,
世界中の動物たちから敬愛されています.
ある日アフリカのサルの国から,
ひどい疫病が流行しているから救ってほしいという
訴えを受けた先生は,犬のジップたちをひきつれて
冒険の航海に出発します.ドリトル先生物語の第1作目.
第一巻ではドリトル先生がどうやって動物語を話せるようになったのか。そして疫病のサルを助けるため、アフリカに旅へと出かける冒険の模様が描かれています。
ドリトル先生がドリトル先生たる所以を存分に楽しむことができる、シリーズの代表作が『ドリトル先生のアフリカ行き』です。
動物とおしゃべりがしたい!
夢を叶えてくれた「ドリトル先生」の魅力
まずはなんといっても「動物と喋れる」ことが「ドリトル先生」シリーズの魅力の一つです。幼少期、動物と喋ってみたい!という憧れを抱いたことがある方も多いのではないでしょうか。動物とお話をして、それぞれの動物たちと着実に信頼関係を築いていくドリトル先生は、少年少女の憧れのヒーローだったと思います。
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大人になってから改めてこの作品と向き合って思うのは、ドリトル先生の動物語を努力して習得したところが魅力的だったんだな、ということです。
ドリトル先生から派生した映画やドラマ等では先天的に「動物と話すことができる特殊能力」を持った人物として表現されることもありますが、原作のドリトル先生は生まれつき動物と話すことが出来たわけではありません。
彼は動物への愛情とたゆまぬ努力で、大人になってから「動物と話すことができるようになった」人物なのです。
彼は2巻以降も昆虫や魚など、はじめは意思の疎通が取れなかった生き物たちの言葉にも辛抱強く耳を傾け、交流を重ねていきます。動物の大きさに関わらず、どんな動物とも真摯に向き合うドリトル先生の姿勢は、大人になってからの方が深く刺さるかもしれません。
個性的なキャラクターがもりだくさん!
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ドリトル先生シリーズにはおなじみの、動物の仲間たちが登場します。
・オウムのポリネシア
・犬のジップ
・アヒルのダブダブ
・おさるのチーチー
・フクロウのトートー …
なんというか思わず口に出したくなりませんか?
(個人的にはアヒルのダブダブが優勝です)
思わず声に出しながら読みたい部分が多いのがこの作品。ドリトル先生が住んでいる「沼のほとりのパドルビー」も、何故か音読したくなる素敵な響きです。そんな井伏鱒二訳の独特な語感を、いきなり音で楽しめるところがオーディオブック版のおすすめポイントです。
それぞれの動物たちも個性的で、どことなく「それっぽい」リアリティのある性格をしているところも愛くるしく、シリーズの人気の理由です。たとえばオウムのポリネシアは長寿で物知り、ほんの少しそんな博識な部分を鼻にかけている様子も垣間見えます。絶妙なニュアンスを声優の角倉英里子さんが華麗に演じ分けてくださっていて、耳で聴いても個性的なキャラクターをたっぷりと浴びることができます。
とりあえず、聴いてほしい。
おすすめ作品を紹介するたびに、「とりあえず聴いてくれ、そしたら分かる。」という気持ちというか真理に辿りついてしまう…。
「ドリトル先生」は7分と長めのサンプルを聴くことが出来るので、まずは聴いてみてください👂
【予告】ドリトル先生シリーズ13巻はすべてオーディオブック化します!
順次、配信を開始いたしますので、ドリトル先生の冒険をぜひ音声でもお楽しみください。
『ドリトル先生航海記』
『ドリトル先生の郵便局』
『ドリトル先生のサーカス』
『ドリトル先生の動物園』
『ドリトル先生のキャラバン』
Coming Soon…
『ドリトル先生と月からの使い』
Coming Soon…
『ドリトル先生月へゆく』
Coming Soon…
『ドリトル先生月から帰る』
Coming Soon…
『ドリトル先生と秘密の湖 (上・下)』
Coming Soon…
『ドリトル先生と緑のカナリア』
Coming Soon…
『ドリトル先生の楽しい家』
Coming Soon…
遺言:ドリトル先生は著者・ヒュー・ロフティングが描いた挿絵も素晴らしいので、オーディオブックにハマったら書籍も買ってください。