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【スタッフのおすすめ】観光ではわからないバチカン市国をのぞき見『バチカン大使日記』

こんにちは、audiobook.jpのハガです。

今回は世界で一番小さい国、バチカン市国に大使として赴任した1500日間を振り返った1冊『バチカン大使日記』をご紹介します。

ビジネス界出身大使が見たカトリックの聖地
「日本経済の司令塔」経団連に身を置くこと半世紀。土光敏夫ら歴代会長に仕えた前事務総長が突如、世界13億のカトリック信徒を束ねる聖地に赴いた! 外交未経験の民間大使が教皇訪日を実現するまでの1500日。

皆さんはバチカン市国を訪れたことはありますか?
私は大学の卒業旅行で一度、観光客丸出しで突撃したことがあります。

お天気が良かったバチカン

カトリックの総本山、世界で一番小さい国、ミケランジェロの「最後の審判」を鑑賞することができるシスティーナ礼拝堂...。
いくつかの情報は頭には入れていましたが、バチカン市国との日本の外交や、バチカン市国が世界に与える影響の大きさなど、旅行で行った時には考えもしなかった背景について、思いをはせるきっかけになった作品が『バチカン大使日記』です。

◆おすすめポイント① バチカン市国の内部がわかる

バチカン市国は面積が小さいことはもちろん、カトリック教会の中心としての役割を果たしています。観光ではわからない、バチカン市国の日々の営みについて、どんな日々が送られているのか、バチカン市国を守るスイス人の衛兵との交流など、大使ならではの視点で綴られています。

観光パンフレットでは知ることができない、バチカン市国の内情は聴き応えたっぷりです。

◆おすすめポイント② ローマ教皇の訪日実現までの道のりが分かる

2019年11月にフランシスコ・ローマ教皇の38年ぶり2回目訪日が実現したニュースは覚えている方も多いのではないでしょうか。
当時は「へぇ~来日したんだ~」くらいの気持ちでニュースを眺めていましたが、各国が教皇の来訪を望む中、どうやって日本という国が存在感を高め、アピールをしたのか。教皇来訪の裏側や、実際に来訪した時の教皇の様子など、近くにいた大使ならではのエピソードを聴くことができます👂

また、訪問時の核兵器廃絶や原子力発電所への問題提起など、ローマ教皇の発信についても触れられています。宗教に関心がある方はもちろん、国際問題に関心がある方にも聴いていただきたい1冊です。

聴く前はバチカン市国という国も外交問題も、自分からは遠い話のように感じていたのですが、角がない文章に引き込まれ、あっという間に読了できました✨
次何を聴くか迷っている方は、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです!



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