耳だけでも旅行気分。『旅ドロップ』の魅力を伝えたい
皆さんは旅行は好きですか？
海外旅行、国内旅行、出張に帰省、音楽ライブの遠征まで、いろんな旅がありますが、なかなか時間を取れない方も多いのではないでしょうか。
今回は旅行は好きだが面倒が勝つ、ずぼらな運営・羽賀が行き詰まったときに現実逃避によくお世話になっている素敵な旅エッセイ『旅ドロップ』をご紹介します。
旅ドロップとは
旅をした場所と空気、食べ物、そして出会った人々。
時も場所も超えて、懐かしい思い出とともに、はるかな世界に連れ出してくれる−。小さな物語のようなエッセー集。詩３篇も収録。
『きらきらひかる』や『東京タワー』の代表作で知られる作家・江國香織さん。パリ、ローマ、フランクフルトをはじめとする海外への旅、そして国内の旅の思い出が37編収録されています。
おすすめポイントはとにかく短いこと
短い。全体を通しても短いですし1編も短い。一つの旅行に対して、きっとたくさんの思い出エピソードがある中、江國さんの思い出に残ったのはこの一瞬だったんだ！というのが短いからこそ印象的に伝わります。
旅先で食べたごはんについて語られたり、はたまたトランジットに利用した空港についてだったり。大切な一瞬をこそっと打ち明けてもらえたような、温かい気持ちになれるエッセイです。
1トラックが３～4分程度になっているので、行き詰まった時の気分転換や、
寝る前にじっくり聴くのがおすすめ。
お出かけの準備をしながら聴くのもテンションが上がってよいと思います。
旅に行きたくなる
紹介されている場所は様々。富士山や長崎など国内から、ヨーロッパにアフリカまで。観光地を巡るだけじゃない、旅の醍醐味みたいなものが丁寧に描かれているので、ついつい自分も旅に出たくなる一冊です。GWの長期休暇を前に、旅行気分を高めたい方にもぜひおすすめしたい作品です。
スキマ時間にさっと聴くことができるのがおすすめのオーディオブック。
情報収集や勉強だけではなく、リラックスや気分転換にもぜひ活用していただけると嬉しいです。