
オーディオブック利用率2倍以上の向上に成功。社員の積極活用を促す大鎌電気株式会社の社内キャンペーン
「耳で聴く本」として近年利用者が広がっているオーディオブック。
日本最大級のオーディオブックサービスの「audiobook.jp」は、個人向けだけでなく、法人向けプランの「audiobook.jp 法人版」もあり、多くの企業の方々に利用していただいています。
今回は、社内キャンペーンを実施し、社員のオーディオブック利用率向上に成功した事例について、「audiobook.jp 法人版」導入企業の一つである大鎌電気株式会社の総務部 兼 SDGs推進室 室長・金曽恋粋(かねそこいき)さんにお話をうかがいました。
▼Problem
・研修に力を入れる中で、おすすめの本も読んでほしいと「audiobook.jp 法人版」を導入
・しかし、「audiobook.jp 法人版」を積極的に活用するメンバーは一部にとどまっていた
▼Solution
・「audiobook.jp 法人版」に興味を持つきっかけを作りたいと、聴いた作品の感想等を投稿する社内キャンペーンを開催
▼Effect
・キャンペーン開催前の利用率38%に対し、キャンペーン開催後は85%に大幅アップ
・未ログイン者も半分以下に減少。「audiobook.jp 法人版」を利用するきっかけが作れた
研修で得た学びを、本を通じて自分の力に
――「audiobook.jp 法人版」導入にいたった経緯について教えていただけますか。
金曽: 弊社は、以前から社員教育に力を入れています。新入社員のOJTをはじめ、中堅社員に対しても学び続ける大切さを伝え、MG(MQ戦略ゲーム)やTOC、健康経営やSDGsに関する研修など、さまざまな研修を取り入れています。
研修では、おすすめの本が紹介される機会が多いです。ただ、その本を個人で買ってもらう、あるいは会社が全社員に買うなどの方法は、使い勝手がよくありません。そんなとき、弊社社長が「audiobook.jp法人版」と出会い、これならURLを共有し気軽に「読んでみて」と勧められると導入を決めました。
――教育熱心な社風がおありなのですね。導入の決め手についても、ぜひ教えてください。
金曽: 根本には、社員の教育や成長があったと思います。また、私はさまざまなツールがあるなかで、「ながら聴き」ができる点を魅力に感じました。勉強だと身構えることなく、自然と日常に取り入れられる点は、社員にもメリットだと思います。
――金曽さんご自身はどういったタイミングでオーディオブックを聴きますか。
金曽: 私は朝の身支度をしながら聴くことが多いです。日々のルーティンにオーディオブックを組み合わせると、自然と習慣化ができるような気がしています。
――活用いただけて嬉しいです。今回、社内キャンペーンの実施によって利用率が向上したとのことですが、キャンペーン実施前の社内の利用率はどうだったのでしょうか。
金曽: 「audiobook.jp法人版」は20名の利用で登録していますが、積極的に利用しているのは私を含め5名ほどという状況でした。未ログイン者は8名、「ログインはしたが、聴いていない」という人も多く、4月時点の利用率は、38%でした。
せっかくならもっと多くの社員に活用してもらいたいということで、社内企画として「Audiobookキャンペーン」を打ち出しました。
――キャンペーンの内容について、詳しく教えてください。
金曽: 期間は、5月1日から6月5日までの約1ヶ月間。「audiobook.jp 法人版」の中から好きなオーディオブックを選んで聴き、kintone内に作成した「みんなの本棚」アプリに、感想を投稿してもらう仕組みです。モチベーションを高めるため、投稿数で順位を設け、1位3,000円、2位2,000円、3位1,000円のAmazonギフト券の賞品も用意しました。
kintoneは普段から業務で利用していたのでみんなが使いやすいことと、誰からが投稿した作品に興味を持った場合は、掲載したURLからすぐ作品に飛べるというのも良いということで利用しました。

――社内キャンペーンを実施した結果について教えてください。
金曽: 結果としては、4月の利用率38%に対し、5月は85%と大幅に上昇しました。
実際にアプリに投稿したのは、私を含め6名ですが、今回のキャンペーンをきっかけに5名が初めてログインしてくれました。ログイン未人数は残り3人になり、認知の広がりを感じます。
投稿数の多かった上位3名に対しては、6月6日の経営方針発表会で表彰式も行いました。

まず1冊。社員の意欲を高め、利用増を目指す
――今回のキャンペーンについて、社内の反応はいかがでしたか。
金曽: 初めてログインした人からは、本屋大賞受賞の『成瀬は天下を取りにいく』など話題の文芸書も揃っていることを知って「こんな本もあったんだ」という声がありました。実際に使ってみるまでは、難しい本ばかりというイメージがあったのかもしれません。
そういう点では、今回のキャンペーンが興味を持ってもらう良いきっかけになったと思います。
『成瀬は天下を取りにいく』は、私もおすすめの一冊です。
――金曽さんは、他に最近どんな作品を聴かれましたか。
金曽: 今は、毎週月曜更新の『ほんとはヤバい平安ワールド ~「光る君へ」がもっと面白くなる』に夢中です。『母という呪縛 娘という牢獄』も聴きました。文芸からノンフィクションまで、気になるものをいろいろと選んでいます。
――ありがとうございます。今回、キャンペーンを実施してみて気づいたことがあれば教えてください。
金曽: 「初めてログインする」という人もいるなかで、初回としては、少しハードルの高い内容だったかもしれないと感じています。今回の反省を踏まえ、今、社内アンケートを計画中です。
すでに利用している人には利点を感じる部分、まだ利用していない人には、利用しない理由をヒアリング予定です。人によって「やり方がわからない」「興味のあるコンテンツがない」など、理由も違うと思います。理由を知り、次のキャンペーンの参加者増を目指します。
――次のキャンペーンでは、どのような企画を予定されていますか。
金曽: まずは、1冊聴いて感想を投稿して欲しいとの思いから、第2弾の「サマーキャンペーン」では、1投稿につきプレゼントを予定しています。キャンペーンをきっかけに、社内コミュニケーションの活性化にも役立てられたらと考えています。
――貴重なお話をありがとうございました!
■大鎌電気株式会社
本社: 北海道函館市
事業内容: 一般電気工事業、電気通信工事業、消防施設工事業、省エネ推進事業
ウェブサイト: https://ookama.co.jp/
【audiobook.jp 法人版の詳細はこちら】
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