あ、出逢っちゃったね(脚本家 島川柊)
こんにちは。
東のボルゾイという劇団を主宰しながら、ミュージカルを中心に演劇の脚本を書いている者です。
島川柊と申します。
連載を持たせて頂くのは小5以来でして、静かに緊張しています。(なぜ小学生がという疑問については、またの機会に釈明させてください。)
賞も取っていなければフォロワーも極少の、どこの馬の骨な私に依頼してくださった、お目が高すぎちゃっているAudienceさんを後悔させないよう、とりあえず無駄に姿勢を正してパソコンに向かっています。
連載一回目「演劇と自分」というお題を頂きました。
プーク人形劇場や子供向け能楽講座に行ったり、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の山羊の人形を操る劇中劇シーンが好きだったり、幼い頃から演劇には興味がありました。
が、自ら関わりたいと感じるまでに至った明確な出会い、というか出逢い、は何だったか。思い出せな、
いやありました。ハッキリと演劇的啓示を受けておりました。
舞台がお好きな方には、当たり前すぎるお話もすると思いますが、お付き合いください。
演劇とのマジ邂逅は、ある本に導かれたものでした。
齋藤孝著『声に出して読みたい日本語 CDブック』。2002年に同シリーズの1と2が出版され、175万部を超えるベストセラーとなった書籍です。
私は8歳の時にこの本を読み、声に出して読みまくり、収録されていたある言葉に夢中になりました。それは歌舞伎の台詞でした。
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