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「大丈夫?」という言葉は凶器?
私事から話をさせていただきますが、先日5歳になる娘が初めて自転車デビューをしました。いわゆる補助輪がないタイプの自転車に初めて乗りました。
当然娘は初めてなので何度も転ぶのですかその時に私が思わず大きな声で大丈夫?と聞くと、娘はなぜだか私の方を見て怯えるような顔をしていました。
そんな娘を見て気づかされたことがあったので、今日この話をnoteにまとめてみたいと思います。
結論:「大丈夫?」に代わる言葉は?
一般的な私の認識でら「大丈夫?」という質問は相手を気遣う優しい言葉だと思っていました。ただ、相手からすると自分と相手の間に1本太〜い線を引かれたような感覚を与えるのではないかという仮説を持ちました。
その仮説をもとに娘に対して「大丈夫?」ではなくて「大丈夫だよ」と声をかけてあげると娘はにっこり笑って安心したような顔をしていました。
この経験をもとに私が「大丈夫?」と人に声をかけるときの場面を振り返ってみることにしました。
Case 1 : 妻がお皿を割ったとき
慌ただしい夕方の時間、妻は夕食の準備をし、私は子供たち2人をお風呂に入れパジャマを着せています。
そんな時にがちゃん!と大きな音が鳴ったので、私は妻のほうに向かって大きな声で「大丈夫?」と声をかけました。もちろん言い方もあると思うのですが、妻からしたら「大丈夫?何やってん」の位の言葉に聞こえていたかもしれません。
あくまで言葉は人がどう受け取るかによって変わってしまうので、私がここで想像しても妻の考えていた事はわかりませんが、お皿が割れている時点で基本的には非常事態、大丈夫ではありません。
そんな状態の妻に対して、「大丈夫?」という言葉はやはり危険だと私は思い返せばそう思います。「大丈夫だよ。怪我はない?」の一言が最初に出ればもっと優しかったなぁと思います。
Case 2: 部下に対して仕事の進捗を聞くとき
部下に仕事の進捗を聞くときに「大丈夫?」と声をかけることがあります。
ただ、その時の私は部下の仕事の進捗具合をメールや発信履歴で確認することなく、不躾に部下に話をして聞いていたように思われます。
この時、部下が私に対してどのような感情を持つでしょうか?
(俺は知ったこっちゃないけど、お前)仕事の進捗大丈夫?などあくまで私と部下を切り離した上で状況を聞いているような冷たい印象を与えていたのかもしれません。
部下が置かれている状況をまず自分なりに把握していれば「大丈夫?」などと曖昧な確認ではなく、「今自分からわかる限りは〇〇な状況だと認識しているけれど、あっている?」などと違った聞き方ができたでしょう。もっと相手に寄り添った会話ができたはずです。
まとめ
皆さんにも「大丈夫?」と相手に声をかけるときに、それがもし「大丈夫だよ」と言い換えてあげたら、どれだけ相手に優しい感情を与えるかということを一度考えてみることを強くおすすめします。
「大丈夫だよ」と伝えるためのポイントは2つだと思います。
1つは自分が相手の状況をよくわかっていること、2つ目は「大丈夫だよ」と言う言葉がすぐにとっさに出るように準備をしておくこと。
この2つができていれば、どんな急な事態でも、「大丈夫だよ」という優しい言葉がすぐに口をついて出るようになると思います。
優しい世界を目指して皆さんも「大丈夫だよ」と言う言葉を使うようにしてあげて下さい。最後まで読んでいただきありがとうございました。たまにはこのような優しいメンタル系の発信もしてみたいと思っていますので、フォローやイイネをしてくれると嬉しいです。
これからもよろしくお願いいたします。