博士課程受験の準備 第2弾
この前の博士課程受験準備の続きになっています。
今から受験準備ですって人や、受験ちょっと考え中と言う方に役に立てればと思います。
書類選考の通過のお知らせのメールが来てから、カレンダリーと言うWEBサイトで面接時間を予約しました。予約表にはどの教授が出席するのか
わかりませんでした。とにかく、子供たちの予定とか、自分の予定(病院とか歯医者の)と被らないよう、慎重に慎重に選びました。
面接は1時間ほどでした。zoomで行われました。
面接で聞かれたことは、前の記事にも書いたのですが、今思えばあれは顔合わせ要素と覚悟できてる?の確認だったんじゃないかなと思います。
他の学校にも受験した人たちの話を聞くと、オンラインじゃなくて学校に直接出向いて、面接を何人ともして、2ー3日かかったって言う方もいて、選考方法は学校によってもかなり違うんだなと思いました。
面接なら流れは心の準備お金の準備として、学校のオープンキャンパスの時とか説明会の時に聞いておくといいと思います。直接行くとなると、交通費やら宿泊代など色々出費がかさみます。
ポイント1
会社の面接だと、結果が出るのはいつ頃ですか?なんて言う質問は聞いた方がいいのですが、大学受験には適さないんじゃないかなと思います。
私のプログラムだけかもしれないのですが、予定は未定で、ことあるごとに期日が伸び伸びになってしまいます。なので多分教授たちも面接の時点ではいつ頃発表するかまだわからないかもしれません。なので答えてくれなかったり、わかりませんって言われたり、教えてくれた期日が過ぎていても、落ちた証拠ではないです。
ポイント2
予定は未定つながりで話すと、期日が過ぎても連絡がなかったり、メールで問い合わせてもすぐ返事が来なかったりするのは多々あると思います。そんな時は、すぐにメールでまた問い合わせのメールを何度も送ったりするのは控えた方がいいと思います。多くの学校では教授が問い合わせの窓口になっていたりしていることが多く、そして秘書がいないことが多いのです。すごい有名どころでは、違うかもしれませんが。なので、時期によっては、すごく忙しくて教授が捕まらないってことはよくあります。忍耐して2ー3週間は待ちましょう。去年の受験の時期に私の担当教授は、ある学生から1週間で何度のメールきていて、土曜日にもメールが来ていて、「待てないのかしら、ワークライフバランスどうなってるのかしら、合格させたくないかも」って漏らしてました。こう言う印象がついちゃうの不利ですよね。
ポイント3
アメリカですと履歴書の書式はあってないようなものです。文房具屋さんに行っても売っていません。他の教授や博士課程を終わらせた方たちに聞いて、取り入れた履歴書の書き方は、とにかく真似る。イエール大学とかコーネル大学やコロンビア大学などの有名な大学の自分が行きたい学科のWEBサイトに行くと、教授陣の履歴書(CV)が載っています。そりゃあすごい履歴書ですよ。十五から二十数ページにぎっしりと、今までの研究、論文、支援金、テレビ出演、などなど、こんなに毎年こなしているの?って言うくらい超人的な量です。これを見た時、私は大学院行きたい気持ちがちょっとぐらつきました。こんなに行動しなくちゃいけないのかーって。でもこれはやっぱり国際的に名の知れた学校だからです。州立のもっと地元の学校の教授は良くて10枚くらいの履歴書でした。
私はそのサイトから経歴書を何通かプリントして、自分の履歴書の書式の土台としました。どの履歴書も、80%くらいは同じ書式なので、20%くらいの違うところはそんなに気にしなくてもいいと思います。とにかく何度も何度も読み返して、スペルミスがないか確認しました。こう言う補足的な書類でスペルミスがあるとかなり印象が下がるようです。「こんな簡単な書類もかけないの?」という感じだそうです。
ポイント4
これは学校選びのポイントなのですが、説明会に出席できたら、卒業率を聞くのは必須です。「質問何を聞いていいかわからない」と言う方なら、ぜひこの質問をしてみるのをお勧めします。学校により最初は20ー30人に合格させておいて、2年目の終わりにある進級試験で半分以上切るって言うところもあれば、3ー4人しか合格しないけれど、卒業は100%と言うところもあります。なのでそこのところは押さえておかないと、クラスメイトが競争相手なのか、同志なのか、その学科の全体の雰囲気が変わってきます。
私は入学してからも競争させられたくなかったし、同期といい関係を築けるところが良かったので、卒業率100%のところを選んでいきました。
ポイント5
アメリカの博士課程卒業率(博士論文を終わらせる人たち)は50-60%だそうです。博士課程に進んでもクラスやゼミは終わらせたけど、卒論を最後まで終わらせず学校を去る人が大勢います。卒論は大変です。
なので、卒論のサポートの厚さも大切です。学校説明会にいくつか行って感じたのは、何がなんでも卒論を書いて発表してもらいますって言う学校もあれば、まあ頑張ってね〜、時々見てあげるけどね、って言う態度の学校もありました。卒論は体力も気力も精神的にもきついので、サポートなしで孤独に完成させるのはかなりの難関だと思います。精神力の弱い私には到底できない技です。
長くなってきたので、今日はここまで。次は合格してから初めての登校日までのことを書いていこうと思います。