狂気
20200312
「狂気」は褒め言葉だ。私にとって。そこには常軌を逸した何かがある、常識を超えた何かがあることを意味している。何かというのはおそらく、圧倒的な熱量とぶっ飛んだ発想だろう。これらがあれば大抵のことは成し遂げられる。
圧倒的な熱量、それこそ常軌を逸した の表現がぴったりな熱意や情熱。例えば、ディズニーランドやシー。あの造りはなんじゃろか。細部まで拘り抜く作り込み。シーの山肌なんかは地質学的な教材としても使えるような作り込みらしい。頭おかしい。普通であれば、会社でもサークルでも部活動でも、所謂“常識的な”思考では生み出され得なかっただろう。でも生まれた。“常識”を超えていくだけの熱量があったからだろう。神は細部に宿るとはよく言ったもんだ。よく分かる。ゴッホやミケランジェロ、バッハ、ニュートン、イスカンダルなど歴史の偉人たちしかり、今を生きる各界の第一人者たち(『クレイジージャーニー』や『マツコの知らない世界』に出てくるような人も一部含む)しかり、正しく狂気と呼べるものがあったんだろうな…。
ぶっ飛んだ発想。思考の枠を遥かに飛び越えて行くような思いつきとでも言うのか。圧倒的な熱意の果てに必然的に辿り着くことも多々あるだろう。だが唐突に、それこそ“降りてきた”と表現するのがしっくりくるような現象としての思いつきもある気がする。一足飛びに、一切のプロセスを経ず、的な。これ考えると『撲殺天使ドクロちゃん』が浮かぶのよな…美少女の表現方法もさることながら、復活の仕方とか木工ボンド部とか。木工ボンド部とその展開なんて、あんなんよう思い付いたなと幾度も思う。
まぁこれ以外にも最初の人たち、最初に思い立って実行した人たちは大概狂気を宿すように感じる。最初に高層建築物を構想した人だとか、最初にコンピューターを考えた人だとか、最初にナマコを食べようと思った人だとか、頭おかしいなと(おそらく良い意味)。もしかしたら、時代背景や食料事情などの要因から帰結すべき結論だったのかもしれんけども、探してみれば例は世の中いっぱいにあるなあと。
偉業や世への貢献の裏には大なり小なり狂気が在るのだろうな。うまいこと活かしていこ。
(狂気の負の側面。一般的に想像されるような狂気、猟奇的とかそういった言葉と近しい意味での。こういうのは防ぎつつ、その熱量を、エネルギーをうまいこと活用していけばいい。と思う。)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?