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「お客さま目線」で伝わる文章とは?|ライターおすすめの本3選

auコマース&ライフ(以下、auCL)は、総合ショッピングサイト「au PAY マーケット」を企画・運営する会社で、日々の業務だけでなく、社員のスキルアップやコミュニケーション活性化にも力を入れています。その一環として設けられているのが、社内図書制度「auCLライブラリ」です。

この制度では、社員からリクエストを募って購入した本を社内の本棚に並べ、誰でも自由に借りられる仕組みになっています。
スキルアップに役立つ本や話題の書籍が揃っているので、社員同士の会話のきっかけにもなるんですよ。

さまざまなジャンルの本が揃っていますが、ライターとして注目したいのが「Webライティング関連本」のラインアップです。
今回は、その中から特におすすめの3冊をご紹介します!

auCLライブラリの一部

■ 伝わるWebライティング スタイルと目的をもって共感をあつめる文章を書く方法

「親切に『話しかけるように書く』ことから始めよう!」
この本は、Webライティングにおける基本でありながら最も重要な心構えを、初心者にも経験者にもわかりやすく伝えてくれる1冊です。

著者のニコルとケイトは、AppleやMailChimpといった世界的なブランドで活躍したライター。彼女たちは、読者=ユーザーの心に響く文章の書き方を、実例やテンプレートを交えながら具体的に解説しています。

特に印象的なのは、「共感」を生む文章の書き方。単に情報を伝えるだけではなく、読者の気持ちに寄り添い、自然と「このブランドが好き」と思わせるテクニックが詰まっています。

【こんな方におすすめ】

  • LPやUIの担当者で、読者を惹きつける文章を書きたい方

  • Webライティングスキルを体系的に学びたい方

  • 読者の共感を得てファンを増やしたい方

読み終える頃には、文章を書くことがもっと楽しく、そして効果的になるはずです!

■ 秒で伝わる文章術

「読み手ファースト」この一つの意識で、文章が驚くほど変わることを教えてくれるのがこの本です。著者の宮崎直人さんは、コピーライターやUXライターとしての実務経験を活かし、読みやすく、伝わりやすい文章を書くための具体的な技術を解説しています。

注目すべきポイントは「UXライティング」のパート。アプリやウェブサイトで、ユーザーに伝わるメッセージをどう作るかを、基本から実例まで詳しく紹介しています。普段何気なく目にするエラーメッセージなどにも、実は計算された工夫が詰まっていることがわかり、ライティングの奥深さに気づかされます。

また、購入者特典として無料ダウンロードできる「読み手ファースト実践ドリル」も魅力的。メール、プレゼン、チャット、SNSなど、さまざまなシーンに応じた文章の書き方を実践的に学べる内容になっています。

【こんな方におすすめ】

  • 短く簡潔でわかりやすい文章を書きたい方

  • UXライティングに興味がある方

  • 実践的な練習を通じて文章力を鍛えたい方

読むだけで終わらない、実際に使えるスキルが身につく1冊です!

■ セールスコピー大全

「言葉でモノを売る」すべての人に役立つ実践的な1冊がこちら。セールスコピーライターとして豊富な実績を持つ大橋一慶さんが、コピーライティングの核心をわかりやすく解説しています。

お客さまが商品に求めるのは、商品そのものではなく、それによって得られる「うれしい未来=ベネフィット」。この本では、そんなベネフィットの伝え方を、お客さまの購入意欲に合わせて紹介されている点がポイントです。キャッチコピーからボディコピーまで、すぐに仕事に活かせる表現方法が丁寧に解説されています。

キャッチコピー:ターゲットの購入意欲に合わせた表現方法
リードコピー:読む気にさせる表現方法
ボディコピー:購入意欲を育てる表現方法

LP(ランディングページ)、メルマガ、SNSなど、どんな媒体でも応用可能な内容で、実例やテンプレートも豊富。初心者から経験者まで、幅広いレベルの人に対応しています。

【こんな方におすすめ】

  • 読者を惹きつけるコピーのコツを学びたい方

  • LPやメルマガなど、幅広い媒体で使えるスキルを身につけたい方

  • 初めてセールスコピーのライティングに携わる方

この本を手にすれば、セールスコピーの可能性がさらに広がるはずです!


「読み手ファースト」で伝わる文章へ

Webライティングの本で共通していたのは、「読者を第一に考えること」が大切だという点です。どんな文章でも、最終的には「誰に」「何を」伝えたいのかが明確でないと、伝わりにくくなります。

とりわけWebでは、読者は「短い時間」で「必要な情報」を探しています。そのため、文章は「簡潔」で「わかりやすく」あるべきだと学びました。

また、Webライティングには2つの大きなポイントがあると考えます。

  1. 共感を生むこと
    読者が「この文章は自分のことを考えて書いている」と感じると、内容に共感しやすくなります。そのためには、読者の立場に立って、「どんな悩みを解決したいのか」「どんな未来を提供できるのか」を意識することが重要です。

  2. 行動を促すこと
    Webの文章は、ただ読ませるだけでなく、次のアクションを促す役割もあります。商品の購入、ページのクリックなど、目指すゴールに向けて、読者がスムーズに動けるような構成や言葉選びが求められます。

目を引いたのは、「UXライティング」の考え方でした。アプリやサイトに表示される短いメッセージのなかで、どれだけユーザーに優しく、わかりやすいかが重要で、こうした小さな工夫が全体の使いやすさにつながるのだと実感しました。

Webライティングは、単に文章を「書く」だけでなく、「相手にどう伝わるか」を考え抜く作業です。
auCLが目指す「暮らしが満たされるお買い物体験」を叶えるために「読み手ファースト」を心がけて、伝わる文章を書いていきたいと思います。

デザイン開発部 UIデザイングループ(ライター) 河野


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