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研修会場の熱量がぐっとあがった瞬間

兵庫県姫路市の福祉事業者様にて、組織づくりをテーマにした研修を実施しました。こちらの事業者様での研修は3回目。いつもドアを開けた瞬間に笑顔で挨拶がとんでくるそんな事業者様です。今回は「あ!先生、髪切られました?似合ってますね!」という言葉もかけていただきました。これだけで、日頃のコミュニケーションや目配り気配りが行き届いたメンバーが揃っているのが伝わってきます。

いつも業務を終えた後に希望者だけ参加する方式の開催ですが、今回も急遽お子さんの通院で欠席になった方を除いて全員参加。急遽参加できなくなった方も、何とかZoomで参加できないかと、直前まで試行錯誤してくださっている姿勢に胸がいっぱいになりました。


■研修の概要と目的

定期的に研修を実施し、職場の関係性も良好な事業者様です。安心安全な環境づくりや個人の多様性の理解に続き、今回は組織として目指す目的・目標を共有することで、チーム力の向上を図りました。

■研修のテーマや内容

今回のテーマは、「心理的安全性」「強みを活かす」に続く「目的・目標の共有」です。これまで同様に、経験学習を取り入れたワークを行い、ディスカッションも大変盛り上がりました。特に、事業所の理念を確認した際には、会場の熱気が一層高まり、皆さんの目の輝きが強くなるのを感じました。

■参加者の声

◎理念の共有をもっともっとしっかりして、どこに向かっていくのかを明確にしていこうと思った。いつも感謝しております。こんな私たちをこれからもよろしくお願いいたします。

◎チームビルディングの要素の「組織力」。大変難しく感じることもあるが、スモールステップでもいいからまずは短期目標を共有し、目的実現のために頑張っていきたい。

◎あらためてコミュニケーションが大切だなと感じました。何を目的として考えると自分がどこに行こうとしているかすごく分かりやすいなと思いました。3回と言わず、4回、5回とまた来ていただきたいです。今日はありがとうございました。

◎目的と目標をしっかりイメージできていなかった事に気づきました。目的をしっかり持ち、それに対してどうすれば近づくのか、しっかり考えていきたいと思いました。

◎みんなの目的や目標が明確になった。いつも為になる研修をしていただき、ありがとうございます。

◎多様な価値観を理解することが大切だと感じました。火曜日からは目配り気配りを意識していきたいです。

◎研修を通して、周りがどのような事を考えているのか、考えを知ることができてよかった。

◎職員間のコミュニケーションが深まり、信頼感がより深まったように思う。「心理的安全性」良い言葉ですね。

◎「共有」することの大切さ、少し考えたらしっかり納得できるのに、日常の中で見失いやすいものである気がします。しっかり気づかせてもらえる研修でした。楽しい研修をありがとうございました。

◎人それぞれの役割があって、組織が成り立っていること。相手の意見を否定せずに話し合いができ、楽しい研修でした。

◎先生のお話+グループでの話し合い、仕事中ではできないような会話もできました。再発見!新発見!できました。いつもありがとうございます。黒田先生、お体に気を付けてください。また遊びに来てください。

◎毎日バタバタ時間に追われていますが、改めて『みんなの家(施設名)』として、何のために働いているのか確認できました。

◎各々、職員の持ち味を再確認できました。いつもありがとうございます。毎回、いろんな気づきがあります。

◎研修を通してお互いの事を話し合えた。お互いの事(普段から思うこと)を伝え合う時間でした。いつも、毎回楽しい研修ありがとうございます。

◎モザイクの集まりの絵が、いちばんわかりやすくハッとした。毎日の自分の仕事が「これ何のためにやってるんやろ・・・」と思う日もあるが、それが一番大きな目的につながっていることを視覚でイメージでき、ふだんの意識化につなげられそうだと思った。

◎チームで話し合うことで、新たな発見があり、満足感があった。先生が否定せずにみんなの意見を良い感じにまとめて話して下さり、ありがたかった。自分も人の意見に対して肯定的に向き合っていきたいです。また楽しい研修お願いします。

◎今、自分がやっている事が明確になって、これからやるべき事もよくわかった。

◎頭で思っている事は伝えないと伝わらない。職員だけでもこんなに思いが違うのに、言葉をうまく言えない利用者さんの思いを汲み取ることはもっと難しいと思います。その中で楽しく一人一人が、みんなが『みんなの家(施設名)』で笑って過ごせるようにしていけたらいいなと思いました。

◎ロボットをつくるという題で、そのロボットの相手を人としたが、戦闘用と考える人の方が多く、面白いと思った。また、答えがどうしても固い考えとなってしまっていたため、柔軟な思考力を心がけたい。お忙しい中、研修をして下さりありがとうございます。皆で話しあう機会を例をあげながらすると、いろいろ見えてきて面白いです。

■研修の意義と効果

◎組織の一体感醸成
正職員からパートアルバイトまで、幅広い年齢層と多様な働き方を持つ人材が集まる組織において、共通の目的・目標を理解し共有することは極めて重要です。この研修を通じて、各自の日々の業務が組織全体の目標にどのようにつながっているかを認識することで、組織としてのまとまりが強化されたと考えられます。

◎多様性の理解と尊重
ワークを通じて、個々人の価値観や考え方の違いを認識する機会を設けました。多様性を尊重しつつ、共通の目的・目標を持つことの重要性を学ぶことで、互いの違いを認め合い、協力し合える職場環境の構築につながります。

■研修の設計と効果

◎個人と組織の目標の連携
個人の「目的・目標」と組織の「目的・目標」を結びつける視点は、職員のモチベーション向上に大きく寄与します。自身の仕事が組織全体にどのように貢献しているかを理解することで、仕事への誇りと責任感が生まれ、働き甲斐の醸成につながります。

◎経験学習の活用
ワークを通じた経験学習を取り入れ、参加者の主体的な学びと気づきを促進しました。この手法は、多様な背景を持つ職員が互いの視点を共有し、理解を深める上で効果的です。

◎今後の展望
今後、研修で得た学びを実践に移す機会を設けることで、より強固な組織文化の構築が期待できます。組織の目的・目標と個人の価値観を調和させる取り組みは、長期的な視点で組織の発展と職員の満足度向上に寄与するでしょう。今回の研修を起点に、さらなる組織力の向上と個人の成長を促進する施策の展開を期待しています。


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