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お仕事の前にちょっと寄り道/旅するコーチ

今回は、チームビルディングコンサルティングの方を対象とした合宿の企画・運営のお仕事で一路熊本へ。

全国各地からチームビルダーが集結するのですが、仕事ができる人は楽しみ方も時間の使い方もお上手。前乗りしてゴルフを楽しまれる方もいらっしゃいます。今回、由布院コースを提案してくださった方がいたので、私はそちらにご一緒することにしました。

当初は、博多で待ち合わせてレンタカーで由布院へ行く予定だったのですが、ん?ちょっと待て。由布院・・・。もしかしてこれは「ゆふいんの森」に乗車できるチャンスなのでは!と閃き、急遽予定変更。

今回の行きの行程は「ゆふいんの森」基準で決定しました。

いざ、出発!

この季節、どんな服装でいくか悩みますよね。上着や重ね着できるものなど用意したのですが、出発の日は半袖!


旅のはじまりは駅弁から

秋の限定商品

あまり多くの量を食べる方ではないので、普段はお弁当はあまり食べないのですが、今回は朝ごはんを食べていなかったので、お腹ぺこぺこ。明治36年創業、神戸で駅弁といえば!の淡路屋さんのお弁当をいただきました。

おそらく女性向けに作られているであろう季節限定「秋のあじわい」弁当。
お弁当を開いたとたん、ぱっと華やかで気分が上がります。女性の好きな「芋・栗・南瓜」が勢ぞろい。紅葉や銀杏や葉っぱの形の飾り切りも手が込んでいて、おかずも一口サイズで食べやすくて。煮物も口に含むとお出汁の風味がふわっと広がってとても美味しかったです。

「食後のおやつにどうぞ」とくださったクッキー。WESTERポイントのキャンペーンかもしれないけど、こういった心配りが嬉しいです。

JR九州初のD&S列車「ゆふいんの森」

西への移動は空路が多いので、車窓を楽しんでいる間に博多駅着。
ワクワクしながらホームで待っていると、やってきました「ゆふいんの森5号」。

「ゆふいんの森」はJR九州初のD&S(DESIGN&STORY)列車で「列車に乗ったときからゆふいん」がテーマなんだそう。ハイデッカー構造で、床が通常よりも高いので、景色が存分に楽しめレトロで高級感のある雰囲気が人気です。

ゆふいんの森Ⅲ世

きゃー、カッコイイ!素敵~!さすがJR九州!

エンブレム
JR九州のシンボルマーク

最前部と最後尾にある展望席はとれなかったので、椅子から天井まで木があしらわれていて他の車両とはデザインが違う4号車を予約しました。

あぁ、もうこういうところからしてたまりません。

窓枠沿いのカップホルダーも木製です。

日よけも木製。かつ目線のところだけ簾になっています。

天井も美しや。

スタッフの方が車両の説明やお土産の紹介をしてくれました。

ゆふいんの森にはビュッフェがあります。ちょっと行ってみましょう。

床から天井までの大きな窓のある展望スペース

3号車と4号車は、大きな窓のある展望スペースになっていて、どなたでも利用できます。

ゆふいんの森は座席の位置が高いハイデッカー構造になっているので、車両と車両のつなぎ目はこのように吊り橋みたいなデザインになっています。

ビュッフェまで行ってみたのですが、行列ができていました。車内販売もあるということなので、おとなしく席で待つことにしました。

記念写真用の帽子もありました。

記念乗車証

記念乗車証のスタンプも押してきました。

由布院の老舗旅館「玉の湯」の中にある「ティールームニコル」の直伝レシビだというゆずみつスカッシュが飲みたかったのですが、ワゴン販売では取り扱いがなかったようで、ゆふいんサイダーと「うちのたまごアイスクリーム」にしました。

パッケージもゆふいんの森
慈恩の滝

由布院までいくつかの観光スポットがあります。その一番のメインが龍の伝説があるという慈恩の滝。車内アナウンスでのガイドがあったり、多言語で書かれたボードを持って乗務員の方が車両をまわってくれたり、滝を通り過ぎる時には列車のスピードをゆるめてくれたりと、存分に乗車時間を楽しめます。

伐株山

まるで切株のように見える伐株山(きりかぶさん)。たくさんのパラグライダーが飛んでいました。

途中ですれ違った特急列車ゆふ
このシンボルマークやフォントの感じがいいなぁ
豊後森機関庫公園

豊後森駅を過ぎたら見えてくるのが豊後森機関庫公園。現在、九州で唯一現存する扇形機関庫だそう。映画「すずめの戸締り」のはじまりの地のモチーフになったともいわれているのだとか。

すっかり日が傾いてきました。

由布院に到着

由布院に到着。ちなみに「ゆふいん」には「由布院」と「湯布院」のふたつの表示があってどちらが正しいとかではなく、市町村合併で「由布市湯布院町」(「由布」もあり)になり、同じ地域で使い分けが難しくなったので現在は「ゆふいん」と表記することも多くなっているのだとか。

あぁ、やっぱり美しい。

由布院駅のホームに足湯があります。大人200円小人100円。女性専用の更衣スペースがあって、パンストを脱ぎたい時などに便利。

外国の方もたくさん足湯を楽しまれていました。列車をみながらのんびりするのもよきかな。

駅のベンチ

駅についたらここは原宿か軽井沢か。たくさんの人でびっくり!車道に溢れんばかりの人でした。

まずはホテルにチェックイン。

荷物を整理して待ち合わせ場所の駅に行くと、あれだけたくさんいた人もいなくなりすっかり雰囲気が変わっていました。
余談ですが、翌朝には駅舎に足場が組まれていてシートがかかり工事が始まるようで、前日にこの写真を撮っておいてよかったと思った次第です。

駅のポスター

日が暮れると明かりが灯り、これも素敵な光景。

駅の真正面にそびえる由布岳

由布院で晩御飯

さて、同行の方と合流して、いざ晩御飯。
今回は、お互いに素泊まりにして、ご飯は地元のお店でとるつもりでした。行き当たりばったりな私と違って、ガイドブックまで購入し付箋をつけ、綿密に準備をしていてくれたことを知り、大感謝。初めての九州上陸らしくとても楽しみにされていたようです。
が、なぜかガイドブックやネット情報では営業となっているのに、お休みしているお店が多くて・・・。さて、どこにしよう?ととりあえず駅前の道をまっすぐ進んでみることに。

そして見つけました。ガイドブックにも載っていた「ねんりん」さん。
やさしいごはんと楽しいお酒というキャッチコピーとナチュラルな感じの店づくりを見て、こちらに決定。

せっかく由布院にきたので「最強かぼすハイ」にしようと思ったのですが、品切れだったらしくレモンで。

突き出し、あられとじゃこの和風サラダ、とり天、たたきとちょっと九州を感じるメニューをセレクト。

ガイドブック片手に明日のプランを考えていた私たちの会話を聞いて、スタッフの女性が「熊本に行かれるんですか?私、熊本出身なんです」と声をかけてくださいました。今回は、残念ながら時間の都合で立ち寄れませんでしたが、次の機会にはお勧めしていただいた阿蘇神社とお豆腐屋さんに是非足を運びたいと思います。

由布院の宿

お腹が満たされた後は宿に戻りました。今回のお宿は、お部屋にもバスルームがありますが、共用の露天風呂があり貸し切りで利用することができます。同行していた方がお泊りになっている宿でも同じようなシステムだったらしく、そちらは複数の貸切風呂の空き状況がネットで確認できるようになっていました。インバウンドのお客さまが増えていることもあり、大浴場に抵抗があるけれど温泉には入ってみたい外国人のお客様向けの対応かな?と思いました。

贅沢な源泉かけ流しの露天風呂を独り占め。

ゆふいんの森にも乗れたし、初由布院を満喫。旅の初日にして大満足な一日になりました。

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