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瀬戸内旅気分/旅するコーチ

思いがけず人生3度目の訪問になった小豆島。近いようでも船旅というだけでおのずと旅気分があがります。車で一日あれば一周できるぐらいのサイズ感でありながら、さすが島だけあって、港がたくさんあります。

1度目の訪問は、神戸港から坂手港。
2度目の訪問は、高松港から土庄港。
3度目の今回は、姫路港から福田港
というアクセスでした。

船が来た!というだけでワクワク。

私たちが乗る第五おりいぶ丸です。何隻かの船が運航していますが、船によって設備が違うこともあるので、必要な人は要チェックです。瀬戸内国際芸術祭開催時は、作品が展示している船もありました。

乗船してみると、平日の夕方だったからか乗客はごくわずか。売店も閉まっていて、フェリーの中でおうどんを食べるのを楽しみにしていたのでショック・・・。

船内にエレベーターがありました。私がこれまで乗ったフェリーの中では初めてかも。デザインは小豆島のゆるキャラ「オリーブしまちゃん」とそのガールフレンドの「ミモザのりくちゃん」。

ふたり仲良く並んでいます

ちょうど日が沈む時間だったので甲板に出てみましたが、飛ばされそうな風の強さ。

いつ見ても瀬戸の夕日は美しい。つい脳内に「瀬戸の花嫁」が流れてしまう。日頃、忙しいのが当たり前になっていて気が付かないけれど、こうして何もせず、ただただ夕陽が沈んでいくのを見ている時間のなんと贅沢なことか。これだけで、すっと心が浄化されるような気がしました。

太陽とか地球、そして宇宙を感じ、自然のすごさを感じる時間。水平線に地球の丸みを感じる。

海の上にできる光の道


夕焼けは、太陽が沈む前より沈んだ後のほうがきれいなのだと、どこかで聞いた気がします。日が沈むまでの間、刻々と移り変わる空の様子を写真におさめるのが好き。あぁ、やっぱり一眼レフ持ってくればよかった。

福田港についてからは、前を走るトラックについて、真っ暗な道をひたすらホテルまで。事前に周辺に飲食店がないので、夕飯をすませてくるか、ホテルのレストランでといわれていたので、迷わずホテルのレストランを選択。

せっかくなので小豆島の地ビール、まめまめびーるの「あかまめまめ」を。
ホップとモルトが香りレッドエール。小豆島の柑橘が使われていてマイルドな仕上がりになっているそう。私、日本酒が飲めない、ビール好き。旅先で飲む地ビール最高!


翌朝は、一緒に行っていたメンバーの希望で、早めにホテルを出て、現地に行く前にエンジェルロードまで。

潮の満ち引きで現れる細い道。こういうのは浪漫があって心をくすぐられる。

エンジェルロード周辺にはフォトスポットもいっぱい。あれ?何か説明文がある。これもアートですね。

こちらも可愛い!白いポストの側面にも羽根がある。小豆島って瀬戸内芸術祭開催時以外にも、こんなちょっとした発見があふれていて心躍る。


お昼は、生そうめんをいただきました。限定品で取り扱いのない日もあるのだとか。考えてみれば、おそうめんというと乾麺というイメージがあり、生でいただくのは初めて。もちもちとしたうどんのような食感でした。

同行者はより小豆島らしいこんなメニューを食べていました。オリーブの実が練りこまれ、表面にもオリーブオイルが使用されたオリーブそうめん。

浜辺に流木でつくられた風情あるハンモック発見。

帰りの船までの間に、少し時間があったのでオリーブ公園に立ち寄りました。オリーブ色のポスト。ポストマニア?で珍しいポストをみるとつい写真に撮ってしまいます。

そしてお約束のアレ、やってきました。

オリーブ公園の中にあるサン・オリーブ温泉にも行ってきました。海は見えなかったけど、露天風呂に入った後、青空をみながらの外気浴、最高でした!

帰りのフェリーにはヤドンがいっぱい。「ヤドン」と香川の名産「うどん」の発音が似ているからとか、昔から水不足に悩まされたいたことと、「ヤドンがあくびをすると雨がふる」という言い伝えがあることから連携協定を結んでいるそうです。

毎回、来るきっかけは違っても、3回目の小豆島訪問を終えて、また来たいと思える場所でした。瀬戸内の小さな島なのに国際芸術祭を開催してインバウンドを呼び込んだり、ポテンシャルがすごい。仕事がらみで来ることが続いていたけれど、またプライベートでゆっくり再訪したい。

ちなみに、初めて小豆島を訪れたのは、確か結婚20年目の結婚記念旅行。いつもは私の出張先にあまり興味を示さない夫が、今回は「小豆島か、いいなぁ」とつぶやいていたことからも、彼の中でもよき思い出なのかと。もっと小豆島のことを知って、味わいたい。

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