メンバーがそれぞれの想いを話す「私たちは何を大切にしているのか」
子供若者支援団体であるtoiroさんで、理念浸透にむけた取り組みとして、ワークショップを開催しました。
■研修の概要と目的
支援に携わるメンバーを対象に、団体の基本理念や代表の想いを知り、個人の想いと団体の理念のすり合わせをする。
■研修のテーマや内容
団体の基本理念の理解と参加者同士の交流
まずは、改めてお互いの自己紹介から。
普段の活動で顔と名前は知っていても、
ゆっくり話す機会がなく、
「普段はそんなお仕事してたんや!」
「そういった経験があるから、そういうことを大事にしているんやね」
「えー、意外ーーー!」
「今年は、そっちの方向に進もうとしてるんや」
といった、お互い知らなかったことがいっぱい。
その後は、代表にtoiro設立の想いを語っていただきました。
これまでに聞いたことがあったかもしれないけれど、
改めて、代表が目の前で語ってくれるからこそ
熱量がそのままメンバーに伝わっていった気がします。
いよいよ、ここからワークショップです。
カードを使って、ひとりひとりの「価値観」にフォーカスしていきます。
「こんなこと、考えたことなかった」
「自分のことを考えていたつもりが、『誰かのため』になっていたかも」
「ええい、これ捨てちゃうけど、みんな許してねーーー」
うんうん、唸ったり、爆笑したりしながら
それぞれの「価値観」を煮詰めていき、
最後に選んだカードとその理由を発表しました。
これだけでも会場は温かい雰囲気に包まれました。
さて、ここからは、
メンバーひとりひとりの価値観を持ち寄って
団体の価値観を言葉にしていきます。
個人の価値観と団体の価値観を紐づける
大事な局面です。
参加者の方も真剣で、いろんな議論が繰り広げられました。
妥協せず、あきらめず、全員が関わりながら話し合いができていました。
生みの苦しみを味わいましたが、
するっと言葉が繋がった瞬間がありました。
そして、この笑顔!
真剣に話し合ったからこそ、
やり切った達成感があります。
ワークショップの後は、懇親会。
ここでも、いろんな情報提示や意見交換があり、
ひとりひとりに「参加してよかった!」と
思っていただける場になったようでした。
■参加者の声
◎ 様々な意見があり、とても面白かったです。 2024年はお手伝い的なことしか出来ていないにも関わらず、いつも温かく受け入れて下さってありがとうございました。 来年も微力ではありますが、toiroと歩んで行けたらなと思っています。
◎今日も いろんな人がいるって大切だな、としみじみ思いました。特に、私が迷って捨てた価値のカードを、他のメンバーが即座に拾ってくれたこと。私じゃない誰かが大事な価値を保ってくれるんだと思い、心強く感じました。
◎バイタリティーある代表を始めとする若者と、真剣に今までの経験や今後の夢等、人生を語り合い、本当に参加させて頂き良かったです。参加の声をかけて頂き感謝です。
◎とても有意義な時間で、5時間があっと言う間でした。 トイロの全体像が何となく掴めましたし、代表の苦悩や代表を含む今日のメンバーの思い入れや情熱を共有する事が出来ました。
◎いろんな人がいて、いろんな価値観や個性があるからこそ、良い組織になっていくのだと思います。 そのためには、スタッフにとっても 【安心と希望を持てる場所創り】 が大切だと思います。 上記のことを再確認しより深く理解できた会でした。
■講師の振り返り
これまで3回のチームビルディング研修を実施してきましたが、今回はメンバーを変えての実施となりました。
団体の行動の核となる理念を、もう一度確認し合うフェーズに来たと感じてご提案しました。
代表がとてもパワフルで魅力的な方なので、そのお人柄に惚れ込んで人が集まってくるのですが、あえて個人の価値観にフォーカスすることで「自分事」にしてもらいました。
多様な価値観をすり合わせるのは簡単ではありませんが、互いの価値観を尊重しつつ、共に目指したい未来に手を伸ばせたとき、みんなの想いがひとつになったのを感じました。
ごれからも引き続きご支援させていただきます。