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聴覚の不思議!癒しの「ASMR」とは

こんにちは。今回はASMRについてお話しします。

ASMRとは

ASMRとはAutonomous Sensory Meridian Responseの略で、エーエスエムアール、アスマー、アズマーという読み方で普及してきています。
意味は直訳すると自律型 感覚 絶頂 反応となります。どういうことかというと視覚や聴覚から受けた刺激によって感じる心地よい感覚ということです。直訳だと絶頂なのでイヤらしい感じに聞こえますが、確かにそういったASMRもあるのですがそれは全体の数%だそうです。

私は音声配信アプリ「stand.fm」などで音の配信を行なっています。こちらは意外と沢山の皆様に「いいね」を頂いた配信です。

stand.fmについてはこちらのリンクを参考にしてください。

ASMRを聴くときは基本的にイヤホンやヘッドホンの環境を推奨しています。なぜかというとASMRとはあたかもそこにあなたが居る疑似体験というのが大事になるからです。例えば上記の流水音もイヤホン、ヘッドホンで聴くことでまるで耳の横で水が流れているような感覚になります。そうすると聴こえている水の音とあなたの中にある心地よい水の記憶が無意識にリンクして安らぎの状態を得ることができるというものです。
どんな音に心地よさを感じるかは人によって大きく違い、猫のゴロゴロ鳴いている音であったり、キーボードのタイピングの音であったり、いろいろあるようです。

このASMRによって心地よさを感じる時間というは、睡眠導入としてであったり、ヒーリング、セラピーであったり、集中したいときに聴くことで効果がUPするようです。

慶応義塾大学でも研究されているみたいです。参考までに

また別のストレスに関する調査によると、全体の7割がなんらかのストレスを感じているという調査結果が出ています。既に高いですが、ストレス発散の選択肢のひとつとしてASMRは普及すると私は考えています。

どうやってASMRを作り出すの?

詳しい機材についてはこちらを読んでみてください。

簡単に説明すると2つのコンデンサーマイクを使ってバイノーラル録音しています。コンデンサーマイクというのは少しくらいの離れた距離なら呼吸する音まで録れてしまう繊細なマイクです。2つのマイクが必要なのは人の耳の感覚を再現するためです。これをバイノーラル録音と言います。人は2つの耳で対象の音が前後左右上下や、どれくらいの距離から聴こえるのかを判断しているので、バイノーラル録音によって、聴こえる音がすぐそこにあるかのような錯覚を起こすのです。

参考までにYouTuberのhatomugiさんの動画

これからのASMRとは

これからのASMRについてですが、
①音声配信 + ASMR
音声配信の業界はこれから数百倍に伸びると言われています。またYouTubeのように広告をつけるといった収益化の流れに乗って、音声配信分野でASMRを配信する人は増えるでしょう。そもそもYouTubeで多く配信されていますが、睡眠導入、ヒーリング、セラピー、集中したいときは目を閉じていたり、動画を見る必要がないですし、動画だと通信料も高くつきます。音声配信とASMRは親和性がとても高いと言えるでしょう。

②VR、AR + ASMR
これから来る仮想現実と拡張現実の分野との融合です。
仮想現実はいまだと専用の眼鏡を装着して、視覚的にリアルな別世界を体験できるというもの。ここにASMRをプラスすると視覚だけでなく、聴覚もVR世界に連れて行かれます。家で川辺のせせらぎの世界を体験したりできるわけです。5G、6Gとビッグデータを手軽に通信できるようになるのでこの分野でもASMRの親和性は高いです。

③睡眠導入、ヒーリング、セラピー + ASMR
ここまで何度か書きましたが睡眠導入、ヒーリング、セラピーの分野との融合もまだまだ進んで行くでしょう。どういうことかというとヒーリング、セラピーの施術を行なうとき、BGMとして癒しの音楽を流すイメージがありますよね。そして優しい声で語りかけて、癒しの世界に導入して行きます。そのBGMとしてASMRの音が施術に利用されて行くでしょう。
ASMRを聴きながらマッサージとか、声だけで導入していく人はさらに音声配信でOKですよね。ASMRを流しながら声で癒しに導入、これを配信すれば沢山のひとに喜んでもらえそうです。

はい、ということでASMRについて書きました。自身がやってみて感じたのは意外と皆さんASMRの言葉すら知らないということです。情報に敏感な若い人たちから認知が広がっています。YouTubeや音声配信もそうですが、情報は上流から下流へ裾野を広げていきます。だからこそこれから認知が増える可能性の高い分野だと言えるでしょう!

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