デジモンアニメーション25周年応援広告を出稿しました。ver.クロスウォーズ
初めまして。英雄のゴーグル保存会、主催のエナと申します。
2025年1月6日〜12日までOsaka Metro心斎橋駅に、デジモンアニメーション25周年応援広告を出稿致しました。
今回は25周年イヤーも最終盤に突入する2025年の幕開けを祝う気持ちで、工藤タイキ、シャウトモン、明石タギル、ガムドラモンのポスターを掲出しました。
※広告の掲出は終了しています。
1週間と短い間でしたがご覧くださった皆様、団体メンバーの皆様、企画運営のCheering AD様、そして素晴らしい企画を出してくださったデジモンパートナーズ様。誠にありがとうございました。
団体として保有しているのは今までXアカウントのみでしたが、長文を投稿するにはnoteがセオリーのようでしたので、こちらにレポートを投稿してみます。
◆応援広告について
まず、このnoteでデジモンの応援広告を知った方に向けて解説をしますと、デジモンパートナーズ様が期間限定で許諾を出す企画が始まりました。(広告掲出は3月までですので、申し込みはこの1月末が最終となります。)
デジモンパートナーズ様【デジモンアニメーション25周年の応援広告受付スタート!】記事
この企画の利用度については、現時点で私がネット上で確認できた限り2団体が出稿されているようでした。私たちが3例目になると思います。3月まであるのでまだ増えるかもしれませんし、告知を行わずにひっそり出されている方がいらっしゃればこれに限りません。
私にとってデジモンは「デジモンアドベンチャー」の放送時からテレビで観ており、様々なアニメコンテンツの中でも最も好きな作品です。
最近はDPファンミーティングなど、ファンが公式側に関われる機会を多く設けられているうように感じますが、今回は特にファンメイド色が強い施策だと思いました。好きなキャラクターを選んで街中に大きなポスターを出せるというのはとても魅力的で、この企画の告知が出た時から「何かやらなくては!」とずっと考えていました。
期間中に記念日などが該当するのは8月1日(言うまでもなく)、10月1日(アプリモンスターズ放送開始日)、10月3日(ゴーストゲーム放送開始日)、イベントとしてはデジモンアドベンチャー展、和田光司トリビュートライブ、あたりでしょうか。3月の放送終了も多いですね。これらは2ヶ月以上前から準備できる行事として挙げています。
ハチイチについては特例締め切りが設けられるほどのタイトな告知だったため、この施策が4月〜3月の期間で行われていればもっとたくさんの記念日を祝えたのではないかなと感じています。団体メンバーの中には急すぎて金銭面で工面できなかったという方もおられました。また、これは私が他の方と話をしている上で体感したことなのですが「応援広告とは何か」のイメージを掴めていない方がちらほらいらっしゃる印象でした。アイドルコンテンツのファンとデジモンファンの間での応援広告に対する認知度の違いのようなものもあったと思います。
少し脱線してしまいましたが、私も金銭的な限界があるので出稿するには内容を絞らねばならず、何をどう祝うかかなり悩みました。悩んだ結果、2025年に15周年と25周年を迎えるクロスウォーズと02に絞り込みました。そして様々な事情で最終的にはクロスウォーズのみの広告掲出となりました。
そういう背景があって、申し込み時に決めた英雄のゴーグル保存会という団体名は、タイキからタギルに受け継がれたゴーグルのみならず、太一から大輔に受け継がれたゴーグルのことも想って名付けています。
また、この施策は「デジモンアニメーション25周年応援広告」であり、クロスウォーズが15周年を迎えるのは7月とまだ先のことであるため、今回は2025年の幕開けを祝うイメージで1月に決めました。
今回は大阪での掲出となりましたが、クロスウォーズという作品の中に大阪に縁のあるキャラクターやお話はあっても聖地はありません。主たる理由は主催である私が関西在住という点ですが、心斎橋AniBirth様にデジモングッズの取り扱いがあるのも理由の一つでした。惜しくも1月7日より通常営業が一時休店となってしまい、あまり意味がなくなってしまいました。
しかしながら関東以外に広告を出せたことに大きな意味を感じています。デジモンのイベントは関東での開催が多く、他の地方で大きな広告類が出ることは滅多にありません。昨秋に開催されたデジモンアドベンチャー展の大阪会場は勿論観に行きましたが、池袋での駅周辺広告が非常に豪華だった反動でかなり寂しく感じたので、今回このような形でファンとして大阪に大きな広告を出せた事を嬉しく思います。
ちなみに内容を絞り込む間も「中野にアプモンの広告とか〜、横浜にセイバーズの広告とか〜」なんて妄想しているだけでも楽しい時間を過ごせました。私にもっと資金の余裕があれば、街をデジモンに染めたかったですね。
◆団体について
主に金銭面の負担軽減を目的としてメンバー募集は必須だと最初から考えており、どのような手段で集めるかをかなり悩みました。1月〜3月の出稿分についてはCheering AD様のクラウドファンディング機能の実装キャンペーンで手数料が無料だったこともあり、その利用も考えました。しかし、今回は地道に知り合いに声をかける手法を取りました。金銭や秘匿事項のある情報のやり取りが発生するため、SNSを使って大規模に募集をかける手法は候補から外しました。割り勘では人を集められる確信がなかったので、手続きを進めるのと当時並行でカンパを募っています。All in型のクラウドファンディングを手動で、期日に縛られずに行うようなイメージを持っていただければわかりやすいかと思います。
当団体は発起人の2名から枝葉を伸ばし、結果的に20名を越えるたくさんのデジモンファンのみなさまにご協力頂ける運びとなりました。発起人の2名というのは規約上個人で広告を出稿できないため、まずは友人とタッグを組んだところから始まっています。そして加わったメンバーにも様々なデジモン仲間達に声をかけて頂き、獲得した仲間達です。これほど、人のつながりに尊さを感じることもそうありません。ご協力頂けたことを本当に嬉しく思います。
これは今回の広告について、ということで、当団体が永劫このメンバーで活動していくという意味ではありません。ただし、今後またファンがアクションを起こせるイベントがある時に内容がマッチすれば、是非また巡り合いたいですね。そんな気持ちをこめて、団体としてのアカウントなどは今後も残しますし、機会があれば活用していきます。
流石に趣味でこれだけの人数を管理するのは初めてでしたが、基本的には金銭面の支援、私からの提案についてはアンケート式かつ任意で回答を頂き、全て私の判断で取りまとめるという形で今の所問題なく運用できていると思います。なぜアンケートを取っているかというのは後述します。
◆広告デザインについて
今回は全て私の方で担当させて頂きました。公式の宣材画像を使わせて頂く上で下手なものは許されないプレッシャーもあり、さらにさまざまな都合が重なった結果デザインにかけた時間はたった一晩で強ing!に思うまま駆け抜けて完成させましたが、良かったというコメントを見かけてホッとしております。素材の使用制限などもありましたので、シンプルかつそれぞれのキャラクターのイメージカラーが綺麗にまとまるようにデザインしました。
また、印刷はオプションではなく団体側で手配しました。そのため今回の用紙は「厚手マット紙」を使用しています。今回掲出させて頂いた場所はポスターフレームではなくタッカーでの直貼りだったので、どの角度から見ても蛍光灯の反射が一切無く、非常に綺麗に見えたかと思います。
Cherring AD様のオプションでは半光沢紙しか選べないのですが、印刷の風合いや耐久性を考慮すると優れている点も勿論ありますので、マット紙の方が優れているというわけではないです。絵柄や掲示場所によると思います。
一点、反省点があります。「デジモンとのドハッピーな出会いに感謝」というメッセージはクロスウォーズにちなんだキーワードを使いたいと考えた結果なのですが、「ドハッピー」というのは漫画版のシャウトモンの夢であり、アニメでは使われていないキーワードだったと思います。恥ずかしながら、現地で広告を目の当たりにしてから違和感に気付きました。これは、ファンの気持ちの昂りを表しているということでどうかご勘弁ください。
◆広告を見て
感動の一言です。出して良かったなという気持ちです。先ほどの反省点的には、冷や汗もかきましたが……。大きいポスターというのは、やはり良いです。大阪のデジモンアドベンチャー展のポスターでは集合画像のみが使用され、実は地に足をついているタイキたちというのは滅多に見られなかったんです。細部までハッキリ見えて、通路の手前からでもキャラクターが認識できて、1枚で2度楽しめるとでも言いましょうか。とにかく、出してよかったです。
また、現地で団体メンバーの方にも何名かご挨拶させて頂くこともできました。なかなか他のファンの方と集まる機会というのも無いので、お話しできたのが嬉しかったです。お台場でのビッグイベントが開催中ですので、今に限ってはそうでもないのですが……。ハッキリした記念日が少なく、期間限定の施策で、2ヶ月以上前からの申し込みが必要というのは突発的なイベントに対処できないので、そういう意味では色々とタイミングを外してしまったとも思いました。
他には、デジモンのキャラクターということに気づいて足を止めてくださった方を目撃することができました。広告とは誰かの目に留まることでその意味を持つと思っておりますので、目的は達成できたと思います。
それから、告知に気がついて拡散にご協力頂いた皆様。それを見て、わざわざ足を運んでくださった皆様。行きたい!というコメントをくださった皆様。無名の団体アカウントでしたので、メンバー以外の誰にも気づかれずにひっそりと終わってしまうかもしれないと不安もありましたが、たくさんの方に反応、そしてご覧いただけて非常に嬉しく思っております。
◆最後に
さて、先ほど述べた内容と少し相反しますが、私たちの企画はこれで終わりではありません。
団体メンバーの半数ほどはクロスウォーズファンで構成されていますが……全員を見渡すと、皆さんの最推し作品がそれぞれ異なる団体です。というわけで3月までにもうひとつ、今度は関東に広告を出す計画を立てています!
アンケートというのは、こちらの出稿内容についてはせっかく大人数が集まったので、みんなで何かを作り上げるようなファン活動がしたい!という思いからメンバーの皆さんの意見を取り入れる形で動いています。
こちらは審査等が全て通れば、日程のみ事前に開示するかと思います。詳細な場所については、規約上事前にお伝えすることができませんのでご理解ください。
今回はファンが内々で楽しむ色が濃い広告でしたが、次回はメッセージ性がより強い広告になる予定です。ぜひ、楽しみにして頂けたらと思います。
もちろんすべての審査が通過すれば、ではありますが……春先にまたお会いしましょう。
【12:30追記】
デジモンパートナーズ公式直々に、デジモンアドベンチャー -BEYOND- のピールオフ広告及びクラウドファンディングを実施するようです。公式でクラファンをやるのであればファン側が必死に人を集める必要は無かったかなと思う部分はありますが、ささやかな広告でも誰かに見てもらえるように作って参ります。