第14回クリエイターEXPO初出展の記録_スローガンと1日め
2024年7月3−5日に東京ビッグサイトで開かれた、クリエイターEXPOの覚え書きレポートです。準備編が長すぎたため、ここからは小分けにアップします。
装飾品や什器などの準備編はこちら。
スローガンを決めよう
「準備編」で書いた通り、出展にあたっては音声制作の市場リサーチと自分のこれまでの的確なPRという目標を設定しました。
それとは別に、3日間を乗り切るスローガンをスタッフ氏と共有。
いのち大事に…生活と並行した出展。怪我なくヘタらず燃え尽きず。
張り切らない…気合いは入れなくても十分入ってる。肩に力を入れない。
理想などない…限られた時間、できる範囲のベストを尽くす。
文字にすると一層後ろ向きに見えるな…。でも、我々にはこれが必要なのでした。
私は肩に力が入りやすく過集中、細かいことが気になって無駄にメモリ食ってしまう。せっかくの機会をオーバーヒートで無駄にすることは避けたかった。スタッフ氏も体力と気合いで乗り切る体育会系。2人揃うと尚更「もっと行けるだろ!?」モードに入りやすいのです。放送業界の末席を汚した名残にしても、よくない。
さらにこの期間、生活と並行してビッグサイトに通うことも意識しました。
本来なら毎朝9時過ぎに現着して準備、10時のスタートを待ちたいところですが、結局会場に着いたのは10時半ごろでした。夕方も5時まではいられず、4時過ぎにバタバタ撤収して移動。最寄駅に着く頃には子の迎えリミット目前…というスケジュール。
何もしなくても時間に追われるのだから、これ以上余計な焦りを生まない、ストレスを作らない。スローガンとして掲げておかないと、必要以上に自分を責めたり反省したりして、のちのパフォーマンスや生活に悪影響が出ると考えました。
スタッフにも何度か「もうちょい行っとかなくていいの?」と尋ねられましたが、無理しない旨伝えました。結果、心身ストレスなく乗り切れました。理想がないから不満もない。できる範囲の精一杯。
初日
駅に集合、歩きながらスローガン(生煮え)を共有し、10時半過ぎに会場入り。
サウンドゾーンの皆さんとのご挨拶・自己紹介は搬入時に済ませたので、朝は軽めのご挨拶。和やかな雰囲気の中スタートしました。
改めてスカスカの弊ブースを見て「…最終日に完成すればいいか」とインスタレーション化する腹を括り、パネルの文面などをPCで作り始めました。
ナレーションとPodcast
人出は、午前中はゆったりめながら「宅録ナレーターを探している」「サンプルを聴きたい」「こういう形で依頼することはできますか」「いくらぐらい?」などの具体的なお話が多かったな。未完ブースの影響もあり、1日めはほぼナレーション関連という印象です。ジャンルは様々ですが、やはり需要を実感。
動画制作の際にナレーションが必要なので…と、クリエポ出展者の方がわざわざご挨拶にいらっしゃることもありました。ありがたい…!そういう時に限って不在で申し訳ありません。後ほどご挨拶に伺いました。
音声という部品の特性上「上野(のナレーション)と仕事したい!!!」という1対1のシェイクハンドもあれば「クライアントに提示する候補を増やしたくて…」という打診をいただく場合もあります。選択肢の一つにしてもらう形ですね。実際の映像やサービス、原稿の雰囲気とのマッチング要素も大きいため「絶対仕事になる!」という確約はありませんが、マッチしたら嬉しいものです。どちらのお話も興味深く伺いました。
ポップを見て「ラジオとPodcastが好きなんです」と声をかけてくださる方もいらっしゃいました。仕事でも何か活用したくて…というお話で盛り上がれて嬉しかった。初日に番組制作ドンピシャなお話を伺えたことで、励みになりました。
以前からメールでやり取りしていたクライアントご担当者がいらした時に限って上野不在で呼び出し…なんてこともありました。間の悪さ、何もこんなところで発揮しなくても!!
メールやデータのやり取りで完結するとはいえ、直接お会いするとやっぱり嬉しいものですね。
私の出展を知らず、たまたま名前を二度見したという奄美出身の先輩も立ち寄ってくださいました。よくよく聞いたら私は弟さんの披露宴で司会をしていたことがわかってお互いびっくり。知り合いばっかり。島じゃやー。嬉しくて写真撮っちゃった。
「肩に力を入れない」と誓ったはずがやっぱり緊張していたようで、差し入れは渡せないわご飯のタイミングは逃すわ、会場の暑さにポーッとしてしまうわであっという間で4時過ぎ。
バタバタ撤収して移動しました。水分取らなさすぎた。気づいたときには顔が真っ赤。
緊張のあまり熱中症対策まで気が回らなかったことを反省しつつ、凍ったペットボトルを顔に当てながら帰りました。あぶなかった…。
続きます。