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Neural DSP – Quad Cortex Vol.1-fast impression

今週はTwitterがざわつきましたね。

遂に登場。

こんなに華々しく登場したディバイスは久しぶなのではないでしょうか?

Neural DSP – Quad Cortex。

まずはneutralな音とご意見、そして高いスキルで演奏されている動画といえばこちら。しかもライバル機のkemperとの比較まで(禁断)

本機の音像確認用おすすめ動画


いかがでしょうか。

個人的にもこちらの動画で収録されている音像は極めて本機の特徴を忠実に再現されていると感じます。

つづいて、本題。


音に対する総論

前評判通りの素晴らしいサウンドです。

ニュアンス、音の臨場感(つまり生アンプぽさ)、レイテンシーの具合、どれをとってもこの小さな筐体から出ているとは思いたくない音です。

今まで自分が苦労して様々な機材の組み合わせを研究してきてようやくたどり着いた音が「簡単に出てしまっています」

いや〜これはくやしい笑

ほんとに簡単に良い音が出てしまいますね。

ただやはり出たばかり、ということでアンプやエフェクターの種類が少ないので、そこはこれからに期待ですね。


次から更に掘り下げましょう


音のニュアンスについて

自分が出したいニュアンスが忠実に再現される。

それはつまり、「自分の感情にリンクする」ということです。

これがしっかりしていると「いつまでも弾いていたくなる気持ちいい音」になります。

素晴らしくニュナスが再現されますね。特に倍音のコントロールが大変しやすい。その音がいい音なのかどうか?という部分の大きな割合を占めているのがこの倍音です。そしてこの倍音が思ったようにコントロールできるかどうか?それはつまり、生アンプと同様の反応をしてくれるか?ということですが、素晴らしいの一言。

次に強くピッキングした際の「どぅん!」とバウンスされるというか、真空管特有の音の返りがあるのですが、それも見事に再現。ロックリフを演奏する際に特にこの部分は強く感じられる部分ですね。


音の臨場感について

いかに生アンプぽい立体感や音圧がでるか?

モデリング機材の重要なポイントはここですよね。

ここも素晴らしい。

この小さな筐体からでているとは思いたくないレベル

楽器の音というのは、Eの音ならそれに伴う様々な複雑な倍音成分が多く含まれているので同時に多くの音が発音されています。

この倍音の発音数が音の臨場感に大きな影響を与えます。

この機材は上から下まできれいな倍音成分たっぷりのサウンドで楽しめますね。

レイテンシーについて

これはね〜、すっごく大事。

ここが弱いと弾いていても「音が遠くなる」

そして収録現場においてはリズムがずれる(これはかなり致命的)

ずれるまではなくても、微妙なグルーヴをコントロールするには1/1000秒単位までコントロールしなければいけません。そんな時にレイテンシーがあっては使い物にならないんですよね。

そこは安心のクオリティ。

そしてデジカポ使ってみました。(デジタル処理でピッチを変えて瞬時に半音下げとかやる機能ね)

至って自然。

レイテンシーはほぼ無し。デジカポでは一番のクオリティではないでしょうか


最後に機械としてのスペックについて

機材のスペック

余裕のスペック。かなりの高負荷をかけても平気。

つまりそれは将来的にいろんなアップデートで音が追加されたり、機能が追加されていっても当分は余裕で対応できる懐の深さを持っているということ。

つまり長く使える、ということなのではないでしょうか

こういった機材の場合、キックオフ時のインパクトも大切ですがそれ以上に今後の発展性も大事。

その発展性を支える根幹はやはり機材のスペックなわけで、ここが強いと安心ですね。

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