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刺激的な3時間

本日、コルカタから日本へ一時帰国する。

いつもなら、スカイスキャナーで航空券を取るのだが、今回は付き合いでインドの旅行代理店で取ることになってしまった。"安いチケットを"と言ったら、「コルカタ→昆明→北京→上海→東京(成田)」乗り継ぎ3回。とはいえ、夜に出発して朝には東京へ着く予定だ。

まず、インド・コルカタの出発で1時間遅れたが、無事に中国・昆明には到着した。そして昆明から北京へ、北京から上海へ、東京行きの出発を待つ。私の旅の愛読書は"地球の歩き方・インド編"。むしろこれしか本は持っていない。上海の空港はWi-Fiも飛んでいないし、それしか時間を潰すすべもない。

しかし、あたりがザワついている。日本人も多く日本語が飛び交っている。「私なんて何時間待っているか分からないわよ。もうゲートの中に入っちゃっているからお金の両替もできないし」(アレ、飛行機ってかなり遅れているのか)とようやくここで気づく。

すると、ある日本人女性が「Do you have Chinese money?(中国のお金両替できませんか?)」と聞いてくる。「すみません、ありません」というと「あれ、日本人だったのねーごめんなさーい」と言う。

しばらくすると、多くの人が搭乗とは逆方向に流れて行った。何が起きているのかさっぱり分からない。空港スタッフに聞くと「遅れている」という。数時間経ち、さすがに私も待ちくたびれてきた。すると、お弁当が配布された。(まさかここで本格中華が味わえるとは!)と美味しくいただいた。

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さらに数時間待つ。空港スタッフに聞くと「ノータイム」と言われる。正直ノータイムの意味が分からない私。時間ならいくらでもありますけど…。

私の英語力に呆れたスタッフは、日本語が話せる乗客に私への通訳を頼んだようだ。「今日は日本へ行きません。だからホテルで宿泊します。さ、こっちへついてきてください」。聞くと、この女性は中国人で何度か日本へ行ったことがあるらしく、娘さんと一緒だ。娘さんは日本語は話せないものの英語は堪能。

到着ロビーへ行くと、膨大な数の人・人・人。かなりのフライトが遅れていたことをここでやっと理解する。

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しばらく待つと、中国人の女性が「こっちへ来てください。バスに乗りますよ」と案内してくれて、バスに乗り込む。初・中国。(一体どんなホテルに連れて行かれるんだろう)と不安である。

到着した場所は「上海■■■■大酒店」と書いてある。一瞬"酒屋?!"と思ってしまうが、どう見てもホテルである。

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中国人の女性が「この人と同じ部屋で宿泊です」と、1人の中国人のおばさまを紹介してくれた。が、しかし、この中国人のおばさまは日本語も英語も話せないことが判明する。

鍵を渡され、私たちの部屋は402号室。
しかし、中国人のおばさまは颯爽と、1階の客室の方に歩きだし、部屋のドアを開けようとする。「ノー!ノー!」と慌てて止める。そして、エレベーターの方向を指さし、1階の部屋ではないことをアピール。伝わっていないので、
「(私たちの部屋は)スー!(4階)スー!(4階)」と持っている中国語の語彙でようやく中国人のおばさまをエレベーターに入れる。

エレベーターに乗ると、同じく飛行機の遅れで宿泊することになったらしき人が乗っていて、中国人のおばさまは聞く「その魚肉ソーセージとカップラーメンはどうしたの?」すると彼らは答える「フロントで配っていたよ」とそんな会話に聞こえた。すると、中国人のおばさまは「1階に降りる」と言い出す。行くと聞かないので、1階について行く。中国人のおばさまは、魚肉ソーセージとカップラーメンをゲットしてご満悦。「これあなたの分よ」と言わんばかりに私の分も持ってきてくれた。

部屋に着くと、きれいな部屋で安心した。中国人のおばさまはポットに水を入れて沸かし出し、私はシャワーを浴びた。シャワーから出ると、中国人のおばさまはカップラーメンを食べながら、テレビを見て爆笑していた。私にも「お湯あるよ」と言って来たが、日付も変わっていたのでお断りをしてアラームをかけて寝る準備をした。

しばらくすると、静かないびきが聞こえてきたが、テレビがつけっぱなしだったので消した。中国人のおばさんはワンピースを脱いで下着で寝ていた。

アラームの時間はすぐに訪れた。顔を洗い歯を磨いたら、部屋の電話が鳴りだした。私が受けても答えられないので、中国人のおばさんに取ってもらった。なにやら話していて、私の方を向いたと思ったら、「Go to the reception. Hurry up!(フロントへ行って!急いで!)」と素晴らしくきれいな発音の英語で言い放った。「イエス、バイ!」と言って中国人のおばさんには別れを告げた。

わずか3時間だったが、この中国人のおばさんとの時間は大変だったけどおもしろかった。

高校時代、授業に中国語があったが、あの時もっと真面目に勉強をしておけばと思った次第。

とりあえず、無事に一時帰国できました。

[出発・到着予定時刻]
2016年6月28日 0:30 インド・コルカタ
2016年6月28日 8:55 東京
[実際の出発・到着時刻]
2016年6月28日 1:30 インド・コルカタ
2016年6月29日 15:00 東京

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※2016年6月29日~7月19日 一時帰国
「Over30女子バックパックでアジア周遊」

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Lakshmi
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