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マジでひかれる1秒前

2014年、初めてのバックパッカー旅で訪れたトルコ・イスタンブール。

その2年後の2016年の春、街中や空港でテロが相次ぎ、(もうトルコに行くのは難しいのかな)と悲しい気持ちでいた。

今回のバックパッカー旅では、トルコ訪問の予定はなかったのだが、諸事情と、以前に知り合った旅友達の「トルコ、今東京並みに平和」というSNSの投稿から、トルコの再訪を決めた。

私がトルコを再訪したのは、48名が死亡・238名が負傷した国際空港のテロの半年後、2016年冬だ。

私なりのテロ対策は下記2点
・大勢の人が集っている場所には行かない。
・デモの団体には近づかない。

今回の滞在は、日本に帰国するまでの1週間。前に行かなかったブルサかエディルネに行こうと思っていた。しかし、冬のトルコはとても寒く、週間天気でも雨マークが続いていて、観光意欲が衰えたため、イスタンブールで1週間過ごすことにした。

ある日、私はスルタンアフメトモスク(ブルーモスク)へ行った。
その後、海沿いの道を散歩することにしたのである。

その日は天気が良く、潮風もほどよく吹いて、とても気持ち良い日だった。

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30分ほど歩いてそろそろ戻りたくなった。しかし、横断歩道が少ないうえに、中央分離帯があって道路を横切れない。

すると、2、3人のトルコ人が、信号がないけれど中央分離帯が途切れているところを横断した。(今だ!チャンス!私も渡ろう)と思って横断し始めたところにジープがUターンして来た。

私はジープの方に向かって、"私渡っているよー"と言わんばかりにアピールしたつもりだったが、ジープは気づかず、接近してきた。

(このままでは足が巻き込まれてしまう。悪いのは私だけどケガしたら海外旅行保険は適用されるのかなー)

結果的に、私はジープのボンネットに倒れ込むことで自分の足を浮かせて、巻き込みから逃れた。

その瞬間にジープの運転手と助手席の人がやっと私の存在に気が付いた。
窓を開けて「オーケー?(大丈夫かー?!)」と聞かれて、「オーケー!ソーリーソーリー(大丈夫!ごめんなさい)」というと車は去っていった。後で、後遺症が出てこないことを祈った。

国際空港でのテロから半年後の2016年冬、テロより事故に気を付けようと思った。

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※2016年12月9日~16日 トルコ・イスタンブール
「Over30女子バックパックでアジア周遊」


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Lakshmi
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