映画鑑賞記録(2024-No.013)
2024/10/14 「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」
(原題:Joker: Folie à Deux)
2019年の前作の、ホアキン・フェニックスさんの怪演を観たのであれば…今作も観ねばなるまい、とばかりに思い立ち観てきました。
公開から日も浅いので、ネタバレはなし、のつもり。
映倫の判定は、PG12。前作は、R15+。
アメリカでは前作と同じくR指定( Restricted :17歳以下の青少年は親か成人の保護者同伴が必要)らしい。
なんで日本はそれに倣わないのか…不思議だ…
個人的には、未成年者の鑑賞はオススメしないです。
レディー・ガガさん演じるキャラクターが参入したことで、ちょっちミュージカル調?成分が多めに…そこ含め、主人公のアーサーの心理描写?と思えるシーンが多め、かな?彼女に多く影響を受けているのが見てとれました。
またその彼女も、アーサーの犯した罪(前作にて)を目の当たりにして影響を受けて動き出した大多数のうちの1、といったところかな。
今作含め前作からして、バットマンと対決していく姿が全く想像できなかっただけに…こうもなってしまうか、といった感想を持ちました。
そこから転じて、これまで描かれてきたジョーカーとバットマンの対決のその全てが誰かしらの戯曲だったとさえ思える。
(まぁ突き詰めて言えば、それはそうなのだけども(苦笑))
鑑賞後感としては、なんとも…
切ないような…物憂げな、やるせない気分というか…
私の中に残したいものは皆無に等しいのですが、一つだけ、前作から引続いての出演になるゲイリー・パドルズの台詞こそ、この映画の光かな、と。
前作で、アーサーからゲイリーに向けた台詞に対する…
和歌の返歌にも似て…
そこだけは掛け値なしに心に残るシーンでした。
人を見るとき…一側面だけを見てその人を全て見た気になってはいけない、と…改めての認識になった今回の映画鑑賞でした。