映画鑑賞記録(2024-No.014)

2024/10/20 「ボルテスVレガシー」

1977年(昭和52年)にスタートしたTVアニメ「ボルテスV」が海外で実写ドラマ・映画化され、逆輸入することになった作品。
字幕版にて観賞してきました。
そもそものところ、海外作品はまず字幕版で観たいって個人的な思惑があるのですが、ことこの作品に関しては更に、11月からそのドラマ版90話を20話に編集した『TVシリーズ「ボルテスV レガシー」“超電磁リスペクトTV版”』が放送予定だそうで…んじゃあ吹替版はその時でいいか、などと思った次第。
ちなみに、原作は全40話、だそうな。

実写リメイクされるにあたって、登場人物の名前が変わってしまうのはご愛敬というか、日本人名よりも制作されたフィリピンで聞き馴染みのある名前に置き換えたと解するのが自然かな、と。
で、そんなことよりも、ですよ。メカの出来の佳さがすばらで!

原作へのリスペクトを微塵も感じさせないようなわけわからんトランスフォー〇だとかに見せつつ「ねぇ今どんな気持ち?」って聞きたくなるような素晴らしくも見事なブラッシュアップ…現行の日本の戦隊もののメカでさえ見習ってほしくもなるけれど、毎度このクオリティを求めると予算が心配になるほどのカッコよさです(笑
この合体シーン、是非とも映画館の大きなスクリーンで観てほしい♪

物語りとしては、アニメの第1話第2話あたり、極々序盤の内容っぽい。
ヒューマンドラマ部分のテンポの遅さと現実離れ感が少し気になったけど、半世紀近く昔のアニメが基と思えば寛容にもなろうというもの。
寧ろ、ここまでリスペクトを詰め込めるのかと感嘆をもらすばかりです。

鑑賞後に知ったことなのですが、この映画の前日譚「プリクエール(前日譚)“夜明けの前“に」が上がってたのでペタペタ。

その他、この作品に関する動画が東映特撮YouTube Officialチャンネルに上がっていましたので、チェックしてみては如何でしょうか。

蛇足(どれがどうとまでは慎みます)を交えてしまいますが、今に始まったことでなく原作や作者へのリスペクトのない作品が玉石混淆とばかりにあふれる昨今で、本作の在り方は紛れもなくリスペクトに溢れた愛ある作品だと思え、この作品を観られたことが喜ばしく誇らしく嬉しく思えました。
11月から始まるドラマ版、とても楽しみです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?