インプットとアウトプットのバランスを調整したい話

クリエイティブユニットOTXATのグラフィック担当:アトです。

ここしばらくメンタルが不安定で、公私ともに悩んでいたのですが、ようやく落ち着いてきたので、そのことについて残します。


昔からものづくりが好きで、大抵いつも何かしらの作業をしている。
お絵描きだったり工作だったりお菓子作りだったりさまざまで、手を動かすことが楽しい。

しかしアウトプットができない時もある。
何も思いつかない、0→1ができない、手を動かしててもワクワクしない。
これはスランプといえばいいのか。

一方で無性に勉強をしたい、新しいことを学びたい、あのことを詳しく調べたい、という衝動に駆られる時が来る。これはインプット熱と呼ぼう。

仕事の合間の昼休み、筋トレ中、歯を磨いてるとき、片手と目が動かせるのであれば、本を読み漁り、記事を読み、動画を見る。
気になり始めると調べないと気が済まないから、寝る前だろうと調べる。

しかしこのインプット熱は、熱しているときこそ良いが、自分の精神を蝕むことがある。

無意識下で、インプット過多になっているのだ。
考えすぎて疲れている。
そうすると気分が落ち込んでくる。

このインプットとアウトプットの熱は波のように、上がるときもあれば下がるときもあり、両者は反比例している。

絵が描けない…と思っていたら急に本を読みたくなる。
本を読んでいるうちに、気づいたら心が病んでいる。
しばらく何もできず沈んだ状態で、少し回復したあたりで絵を描いてみる。
すると楽しい。
アイディアが思い浮かんでくる。
今の自分に足りないのは情報ではなく、手を動かして物を作ることだと気が付く。

私の場合は起点がものづくり=アウトプットであるから、スランプの後に大体インプット熱が来る。
不調の原因がインプット過多であると気付くことができれば、自然に起点に戻って、バランスが整う。

自分の中の波の変動に気づいてバランスが調整できれば、インプットもアウトプットも両方楽しめるはずだ。

こうして文章に起こすのもアウトプットのひとつである。


おわり

いいなと思ったら応援しよう!