【ティール・ビデオ・マラソン】6. EVOLUTIONARY PURPOSE③④
【ティール・ビデオ・マラソンwith ホームズビー】にエントリーし、本日2回目の参加です。
EVOLUTIONARY PURPOSEというタイトルが「存在目的」と訳されていることについて、前回に引き続き今回もご一緒した方々との話題に上りました。
evolutionaryは「進化(発展)の~」。直訳すると、「進化する目的」です。なんなら、英語のままで使った方がよいかもしれない、という意見も。
当ブログでは今後、「エボリューショナリィ パーパス」と表現することにします。カタカナもなじまないですが、「存在目的」よりは意味を正確に捉えられそうな気がしますので。
目的を掲げることの意味。
ティール的な観点で「エボリューショナルパーパスに耳を傾けて言葉で表すし続ける」と物事がはるかにスムーズに展開する、とラルー氏は言います。
頓挫して何年も動かないようなプロジェクトが、動き始める、と。
一方で驚くべきは、ティール組織にとって「目的を明文化すること」は必須ではないとう事例を挙げたこと。職場、ウェブサイトに「明文化された目的」の類はないのだとか!
ここで、「エボリューショナル」の言葉に込められた意図が明確になります。目的は絶えず進化し続けるのです。だから、絶えず耳を傾け続ける必要がある。そうすることで「感覚(センス)と反応(レスポンス)」が磨かれるのだなぁと。
「見える化」「明文化」はもはや文化であり、ビジネスは文書主義に基づくとも言われています。ただこの手段に則って「目的」を表現することは、その瞬間を「切り取って表したもの」にすぎず、その時点で「過去のもの」になってしまう、という事実が生じていることを知る必要があります。
「社長に振り回される」という組織の話をよく耳にします。「朝言っていることと夜言っていることが違う」と。社長の頭の中で起こっていることは、エボリューショナルパーパスへのアクセス、その結果としての反応なのかもしれません。エボリューショナルパーパスをどのように組織の中で共有していくか。明文化なのか、言語対話なのか、イメージ共有なのか、それとも・・・それぞれの組織で十分に議論される必要があるのでしょう。
今あるビジネスの大半が・・・。
ラルー氏の👆の言葉には正直大きな衝撃を受けました。
「今あるビジネスの大半が存在すべきでない有害なもの」とまで言い切り、画面越しに、怒りとも言える強い負のエネルギーを持っているようにも感じました。
私たちキャリアコンサルタントは、クライアントを無条件で受容し、承認する、という姿勢態度を支援の在り方として持っています。どのような経緯があれ、その時々で選択してきた行動に間違いはなく、今ここの結果が最善であると捉え、そしてよりよい未来をつくるための意識を持ち戦略を立て行動をしたい。
組織の発達段階としてのレッドやアンバー、オレンジの存在こそがティールをティールとして存在させていることを考えます。
今ここで「有害」と捉えられるものさえ、存在する現実を承認し、存在理由をどのように捉えて未来に向けてどうしていくのか、共に考えていくしかないのかな、と感じます。
・マーケティングができない
・透明性を確保して製造工程を公開する義務がある
・フルコスト(かかるすべての経費)を示す必要がある
上記3つの条件の元、あなたのビジネスは存続できるでしょうか?
ラルー氏は、それは苦しいことだと添えて、勇気を持って現実と向き合い、真剣に考えてみてくださいと訴えています。
真剣に考えてみたいと思います。
真に社会から、世界から、人々から求められる存在であるか。
エボリューショナリィパーパス。