【要チェック!】国家資格キャリアコンサルタント試験の第一歩<学科編>
試験受験にあたって、以外と盲点なのが、
「キャリアコンサルタント試験の出題範囲」。
出題範囲が公表されているにも関わらず、確認しないで受験するなんて・・・学生時代の定期テストだったら、「捨ててる」って言われてもしょうがないですよっっ(◎_◎;)💦💦
という訳で。
▽公表されているので、ちゃんとチェックしましょうね~。
試験科目及びその範囲並びにその細目(公示用)
【要チェック】学科は過去問やればいいってホント?
落とし穴に注意!
「試験対策と言えばまずは過去問」、が、王道と言われます。
それは間違いないでしょう!ほとんどの合格者が、まずは過去問を繰り返し解いて勉強しました、と言っています。
ただし注意点として、「過去問」に頼り切ると陥ってしまう大きな落とし穴!があります。
下記2点に注意して、対策をしましょう。
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・「2019年度以前の過去問」は、改定前の試験範囲が適用されている
・法令に関する問題は、同年度4月1日時点ですでに施行(効力発生)されているものに基づく
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学科の合格点を確認しよう
学科の合格点は70点(1問2点)です。
15問間違えても合格できる、が事実です。
過去問に取り組むと、「え!?ナニコレ??聞いたことも見たこともないんですけど??」という問題の出現に惑わされることがあります。
勉強すればするほど深みにはまる、
過去問で見たこともない理論家たちに様々な心理療法・・・。
重箱の隅をつつくような労働白書の細かいデータ・・・
「いったいどこまで勉強すればいいの??」は
受験あるあるなお声です。
こういった問題まで「正答」を狙って勉強するならば・・・100点を目指せるかもしれません!!!
しかし実際には、いわゆる「捨て問題」として失点許容範囲を設定して臨まれる方が多いようです。
【まとめ】<キャリアコンサルティングを行うために必要な知識>の出題範囲ポイント
出題範囲には「★一般的な知識を有すること」と「★★詳細な知識を有すること」の区別がされています。
しかし「一般的」と「詳細」の違いについて明確に判断することは難しそうですが、重点を置く項目の参考にはできるかもしれません。
■ キャリア開発に関する理論
★★詳細な知識を有すること。
・パーソナリティ・特性因子論アプローチ
・発達論・トランジションに関するアプローチ
・社会的学習理論アプローチ
・意思決定論アプローチ
・精神分析的理論
・動機づけ(職務満足・職業適応)理論 等
■ カウンセリングに関する理論
★一般的な知識を有すること。
・来談者中心アプローチ
・精神分析的カウンセリング
・論理療法
・行動療法
・ゲシュタルト療法
・交流分析
・包括的・折衷的アプローチ
・家族療法・実存療法
・アサーション 等
※2020年度具体的な理論名が追加されました
・グループワーク
・グループガイダンス
・グループカウンセリング
・グループエンカウウンター
・サポートグループ 等
■ 職業能力開発(リカレント教育を含む)
※2020年度追加
★一般的な知識を有すること。
・職業能力の要素、学習方法やその成果の評価方法、教育訓練体系等
・職業能力開発に関する情報の種類、内容、情報媒体、情報提供機関、入手方法等
・ 教育訓練プログラム、能力評価シート等による能力評価、これらを用いた総合的な支援の仕組みであるジョブ・カード制度の目的、内容
■ 企業におけるキャリア形成支援
★一般的な知識を有すること。
・雇用管理の仕組み
・代表的な人事労務施策・制度の動向及び課題
・セルフ・キャリアドックをはじめとした企業内のキャリア形成に係る支援制度・能力評価基準等
・企業内のキャリア形成に係る支援制度の整備とその円滑な実施のための具体的な方法
・ワークライフバランスの理念
・労働者の属性(高齢者、女性、若者等)や雇用形態に応じた課題
・ 主な業種における勤務形態、賃金、労働時間等の具体的な労働条件
■ 労働市場
★一般的な知識を有すること。
・社会情勢や産業構造の変化とその影響
・雇用・失業情勢を示す有効求人倍率や完全失業率等
■ 労働政策及び労働関係法令及び社会保障制度
★一般的な知識を有すること。
・労働基準関係
ー労働基準法
ー労働契約法
ー労働時間等設定改善法※2020年度追加
ー労働安全衛生法
・女性関係
ー男女雇用機会均等法
ー女性活躍推進法※2020年度追加
ーパートタイム労働法(パートタイム・有期雇用労働法)※2020年度追加
・育児・介護休業関係
ー育児・介護休業法
・職業安定関係
ー労働施策総合推進法(旧:雇用対策法)
ー職業安定法
ー若者雇用促進法
ー労働者派遣法
ー高年齢者雇用安定法
ー障害者雇用促進法
・職業能力開発関係
ー職業能力開発促進法
・ その他の労働関係法令
・年金、社会保険等に関する社会保障制度等
ー厚生年金
ー国民年金※2020年度追加
ー労災保険
ー雇用保険
ー健康保険※2020年度追加
ー介護保険※2020年度追加
等
■ 学校教育制度及びキャリア教育
★一般的な知識を有すること。
・学校教育制度
・初等中等教育から高等教育に至る学校種ごとの教育目標等
・青少年期の発達課題等に応じたキャリア教育のあり方等
■メンタルヘルス
★一般的な知識を有すること。
・メンタルヘルスに関する法令や指針
・職場におけるメンタルヘルスの保持・増進を図る対策の意義や方法
・職場環境改善に向けた働きかけ方
・ストレスに関する代表的理論や職場のストレス要因、対処方法
・代表的な精神的疾病の概要、特徴的な症状
・疾病の可能性のある相談者への対応
・専門機関へのリファーやメンタルヘルス不調者の回復後の職場復帰支援等の具体的な方法
■ 中高年齢期を展望するライフステージ及び発達課題
※2020年度追加
★一般的な知識を有すること。
・職業キャリアの各ライフステージ、ライフイベントにおいて解決すべき課題や主要な過渡期に乗り越えなければならない発達課題
・中長期的なキャリア・プランの設計、キャリア・プランに即した学び直しへの動機付けや機会の提供による支援の具体的な方法
■ 人生の転機の知識
※2020年度追加
★一般的な知識を有すること。
・人生の転機が訪れた時の受け止め方や対応の仕方
次回は<実技編>!
学科に範囲があるように、実技(キャリアコンサルティング)にも「範囲」があります。試験で合格するためにはいったい何が求められているのか。
戦う舞台、評価されるポイントとなる土台を確認して、その上に練習を積み上げていくことをイメージしましょう!
これまでの経験で、なんとか自分の役割に気づくことができました。与えられた役割を全力で全うするため、「わくわく」と「ドキドキ」のど真ん中を走ります。 サポートでの勇気づけ、素直に嬉しいです\(^o^)/