ホロモデルのススメ 購入前編 Part2
デジタルフィギュア購入を迷っているあなたへ
皆さんこんにちは✨前回(購入前編Part1)はホロモデルの基本情報、アプリとしての自由度と操作の難易度の高さなどについて書きました。
Part2 では、Twitterでたまに見かける、新規ユーザー予備軍の皆さんが購入前に抱えがちな「2つの不安」を払しょくしたいと思います。
つまり、購入を迷っている人の背中を少し押すのが本稿の目的となりますw
あくまで私の個人的な意見であることをご承知の上で読んでいただければ幸いです。なお、各種情報は執筆時のものです。
AR非対応だから買えない…でもちょっと待って!
ホロモデルは操作が難しい、難しくない以前に「持っている携帯端末がARに対応していないから買えない」という声、結構多い気がします。iОSはiPhone6s以降はARが標準装備になっているのであまり心配ないのですが、androidに関してはARCoreの対応がまちまちで、最新機種を買っても対応してないことがあるようです。
実際、先日ツイッターで行った、期間限定で配布中(8月末まで)の「花譜・隼モデル」(記事サムネの子です)を入手したユーザーに対するアンケートでは
入手はしたけど、使っていない理由として2割強が「対応端末を持っていないから」と答えています。
で、ですね…公式のアナウンス不足もあると思うんですが…
実はホロモデル…
「ビギナーモード」ならARに対応していない端末でも遊べます!
(昨年末くらいに実装されました
残念ながら、自作のポーズを作ったり、空間への設置はできませんが、プリセットのポーズで現実の背景含めて写真を撮ることはできるので、旅先で記念撮影くらいの用途なら十分かもしれません。
具体的な使い方は以下のツイートを参考にしてください(※今後UIが変更になる可能性はあります)
ちなみにこの方法、デジタルフィギュアを空間に置く必要がないので、AR対応してる人でも「パパッと撮りたい」時に便利だったりします。
また、後でも詳しく述べますが、ホロモデルはAppleのApp Store等ではなく、Gugenka独自のストアでの購入・管理なので、今持っている端末がAR対応していなくても、ひとまずモデルを買っておいて「ビギナーモード」で使い、機種変更後にポージングできる「プロモード」で遊ぶということも可能です。(例えばandroidからiPhoneへの機種変でもOK)
特に販売期間や個数が限定のデジタルフィギュアは、迷う理由が端末のAR対応・非対応なのであれば
「とりあえず買っておこう」
というのアリだと思います。(VR機器で遊ぶという選択肢もあります)
デジタルグッズはサービス終了が怖いから…
たまに見かけるもう一つの不安。これはデジタルフィギュアに限らず、電子書籍などオンラインを前提としたサービス全般に存在する不安でしょう。物理フィギュアは経年劣化や破損などに注意を要する一方、手元にモノがある安心感みたいなものがあると思います。
私は実際に見たことはありませんが、PC上でデジタルフィギュアを表示するサービスは過去にいくつかあったみたいです。(以下はその一つ)
サービスによっては、ある日突然、運営会社の倒産や事業撤退などでサービス終了。それまでにいくら使っていようが、コレクションが全て無に帰すことに…。
ちなみに上で紹介しているフィギュアメーカーは倒産、サービスも終了しているようです。
また、同じデジタルグッズでも、例えばVRSNS向けアバターとして販売されているモデルデータのようにローカルに保存できるのであれば、ある程度安心できるという意見もよくみかけます。
が、こちらはローカルに置けるゆえに、無断配布や販売、規約違反の改造といったリスクを抱えているのも現実です。
ともあれ、サービス終了によるデジタルグッズの消失…それが起きる可能性を否定することは現状できません。
ただし、ホロモデルというサービスの継続性、以前の類似サービスとの違いについては、いくつかプラスの要素があると思っているので持論を書こうと思います。
ホロモデルは単なるフィギュアアプリではない?
ホロモデルはこれまで、基本的にはVTuberやアニメキャラのデジタルフィギュアで遊ぶアプリでしたが、最近になってデジタル展示場として使えるような機能が追加されました。
この機能追加と共に、期間限定ですが、KADOKAWAのフィギュアブランド「KDcolle」の商品などを展示した「VRフィギュアミュージアム」、人気バーチャルシンガー花譜とドコモによる「HAYABUSA EXPERIENCE by 3.5D」、初音ミク公式アミューズメントパークの入口を体験できる「MIKU LAND GATE β」と、それぞれ有名企業、IPのバーチャル展示をVRプラットフォーム及びホロモデル上で実現しています。
VRでのバーチャル展示は体験としてはリッチですが、導入コストの高さなどからまだコア層がメインでユーザー数が限られています。
そして今回のアプデによって、所持率の高いスマホを使うホロモデルが、ライト層向けのプラットフォームとしての役割を果たせるようになったわけです。(まだ過渡期な部分もありますが)
開発元のGugenkaは、VTuber事業のほか、キャラクターやバーチャル空間を制作する3DCG受託事業も行っており、新機能が追加されたホロモデルとそれらの事業と結びつけて相乗効果を生むような事業展開を目指しているように思われます。
また、Gugenkaが先日立ち上げた「ふたつそら」というアウトドアブランドのセレクトショップでは、リアルグッズ+デジタルグッズをセットで販売。こちらはホロモデルを利用することで「デジタルの推しキャラとリアルの自分が同じものを使える」という新しい取り組みになっています。
こうした新たな事業開発によって、ホロモデルが利益を生む方法が従来の「デジタルフィギュア販売」「DVD・BD購入特典」だけでなく、「バーチャル展示場の制作受託」「リアルグッズ販売」など複数の柱を持つようになれば、サービスの継続性はより高くなると思います。
ホロモデルは未来を見ている
ホロモデルではデータのダウンロード中
このアプリは
ARウェアラブルデバイスが普及する
未来を見据えた操作方法を
スマホ版で導入しています
という文言が出ます。
その理由はホロモデル公式Note「【開発秘話#01】初見殺しアプリHoloModelsの裏事情」に
もともとホロモデルは、メガネ型のAR/VRデバイスが普及した時どんな操作になるだろう、という実験の中で2017年に生み出されたアプリでした。
「画面をタップしない視点注視の操作」が開発テーマだったため、そもそもスマホで操作する想定で作られていなかったのです。
と書いてあるように、出発点がスマホではなくARグラスだからです。
ユーザーからすると「スマホアプリなんだからスマホで操作する前提にしてくれよ…」という感じですが、サービスの継続という観点で見れば
「ARグラスが普及する未来まで開発を続ける」
といえます。
その姿勢を仕組みとして裏付けるものは、前述したように
ホロモデルのデジタルグッズの購入・管理がGugenkaの独自ストアだということです。
このおかげで、ホロモデルは現在、スマホの機種やOSが変わっても、購入したデジタルフィギュアは使い続けられます。(※自作ポーズはデータ移行が必要)
同様に、今後Appleなどが本格的なARウェアラブルデバイスを発売、ホロモデルがそちらに対応した場合も、Gugenkaのストアから買ったデジタルグッズは消えずに使える可能性が高いというわけです。
まとめ
想定より回りくどい説明をしてしまいましたが、要点をまとめるとつまりは
◆ホロモデルは非AR端末でもビギナーモードで遊べる
◆ホロモデルはAR非対応でも「とりあえず買う」のはあり
◆ホロモデルはフィギュアアプリ以上の存在に進化中
◆ホロモデルはARグラス時代まで長く遊べる(かも)
ということです。
本記事を通じて、皆さんの不安や疑問が少しでも晴れたなら幸いです。
ちなみに、Gugenka所属のVTuber、東雲めぐのデジタルフィギュアは最初から無料で遊べます。とりあえず触ってみて楽しいと思ったら、好きなグッズの購入を検討してみてください。ツイッターの専用タグ「#HoloModels」をのぞいてみるのもいいかもしれません。
次の記事、購入前編Part3では「こんな人はホロモデルに向いている」というテーマでお話したいと思います。
ここまで長文を読んでいただきありがとうございました✨
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