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我が家のプライベート・スタジオの話。

音楽の良さって、技術や音質などでは無く、胸を揺さぶる、心を動かされるものだというのは常々思いつつも、創る側としてはやはり音の良いCDを届けたいというのはアマチュアと言えど創り手の性で。
プロの使うレコーディングスタジオに有る数千万円単位の機材群を使用した音には当然追い付けないにしても、負けずに少しでも聴き劣りのしない音質で録る為に、働いて稼いだお金を予算の許す限りミキサーやレコーダーやエフェクターなどに投資し、コスパを考慮し選び抜いた素材でケーブルは全て自作して来た。ザッと軽く見積もっても500万円ほどは掛けた我が家のレコーディング設備。
機材は金額じゃ無いとは言っても、極端な話、例えばケーブルひとつ取っても大手量販店で買える千円程度の量産品と、オーディオ専門店で扱っている数万円もするケーブルでは、銅線の純度が全く違う。純度の高い物は当然そこを通る音の信号の損失も少ない。

少しでもレコーディング時の音の損失を少なくする為に、ケーブルにしろプラグにしろ電源タップにしろパワーディストリビューターにしろ、予算の許す限り寄り純度の高いパーツを使った機材で構成して来た。勿論、録る技術も独学ながら勉強して来た。
しかし、出来上がった音楽を聴く側にとっては、そんな努力話はどうでもいい事で・・。リスナーにも、何なら一緒に音楽活動してる相方にも伝わらないであろう話。

誰かに褒めて欲しい訳でも無く、少しでも良い音で聴いて貰いたい一心で好きでやってる事なので、まぁ、特にどうという話でも無いのだが、
創り手って、どこか孤独だなぁと感じる時も有る。。。
特にオチの無い話ですまぬ。

ハンダゴテ、ストリッパー、テスター、ヒートガンなど、ケーブル製作用の工具。
RCAステレオケーブル。プラグはNeutrik社製。端子内部は接点洗浄剤で洗浄後、銀ハンダで接合し、フラックス除去剤で洗浄後、酸化保護剤を塗布。更に熱収縮チューブでダンプしてあります。
インサートケーブル、マイクケーブル、トラックダウン用のマスターケーブルなどなど。マスターケーブルには一番コストを投入し、古河電工のPCOCCケーブルを使用し、編組管を被せてある。
G&H社製プラグと、ケーブルはMOGAMI社製NEGLEX2549。標準フォーンケーブルだけで60本作った。
KING SNAKEのアルミ削り出しACタップ。
コンデンサーマイクはSHUREのBETA27とAKG C4000Bを使い分けています。

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