【気まぐれ日記】デカ20thを見終えて(後編)
前編はこちら↓
当然ですが、前編の続きです。
映画を見て、考えたことをつらつらと書きました。
ちなみにこちらは、予告編等で公開されている内容しか含まれていないので、ネタバレタグはつけていません。
出演者が積極的に動く
この映画の特徴に
『高知県をメインの舞台にした』
という点があります。
なぜ高知なのか。
それは出演者である、
吉田友一さん(姶良鉄幹/デカブレイク役)と菊地美香さん(胡堂小梅/デカピンク役)ご夫妻が高知県に移住した
ということが、一番の大きな理由です。
おそらく。きっと。
彼らは数年前に行われた高知大学の大学祭に、さいねい龍二さん(赤座伴番/デカレッド役)と共に呼ばれる機会があったそうです。
そして、学生達と「地域活性化」についてディスカッションをする中で、さいねいさんが、「映画を撮ることで地方を盛り上げる」という話をされたそうです。
(様々な媒体で語られていますが、とりあえず『特捜戦隊デカレンジャー 20th ファイヤーボール・ブースター』(2024)のパンフレット参照)
さらに、吉田さんが高知市の地域活性推進課職員として働いていることもあり、出演者自らが今回の映画制作のために動き、各所に足を運び、クラウドファンディングを活用するなど様々な働きかけをして、高知ロケが実現したのです。
ええ、かなり端折りましたけど。
また、伊藤陽佑さん(江成仙一/デカグリーン役)は、吉田さんや菊地さんとともに、企画会議や脚本の打ち合わせ等にも参加し、この3人は出演者であると同時にアソシエイト・プロデューサーとしてもクレジットされています。
(同上今作品のパンフレット参照)
このように、ほぼ同世代(と言いたいけれど私の方が少し歳上)の彼らが、自分たちの映画を作るために自分たちで責任を持って働く、という姿勢に私はとても感動したのです。
同世代(と言いたいけれど略)だからこそ、頑張っている彼らは励みになりました。
心から応援したいと思いました。
そして、映画を撮って終わりにせず、ロケ地巡りツアーやスタンプラリーなどの企画を考え、「地域活性化」という目的も忘れていません。
そのことが映画が公開されて3週間がたつ今も、彼らがSNSで発信する内容から伝わってくるのです。
何度か書いたことがありますが、私がデカレンジャーと出会ったのはまだ数年前のことです。
だから、子供のころや、青春時代の思い入れなども何もありません。
それでも数年前に見た20年前の彼らは、私の心の中にずっとあったスーパー戦隊のヒーロー像と変わっていませんでした。
だから私はデカレンジャーを好きだなと感じたのです。
その程度の思い入れくらいしかない私は、 "今" の彼らの活動を知り、好き、から、ファンになった、と言えます。
そして、今後も周年企画などがあるなら応援したいと思います。
さて、高知の話に戻しますが…やっぱりいざ行くとなると遠いのです。
しかし高知のアンテナショップなら私の住んでいる市内にあります。
おそらく全国各地に…どこにでも、とはいかないと思いますが、あるはずです。
そういうところでも、何か映画にちなんだイベントやグッズ販売などがあれば、立ち寄る人も増えて高知のお役に立てるような気がします。
もちろん、特に映画に関する特典などがなくてもアンテナショップには近々足を運ぶつもりでいますが。
今後ますます地方の抱える問題は増えていくと思います。
医療や福祉関係は特に人手不足だというニュースもよく見ます。
そういった問題に
出演者の側が着目してアプローチしたこと
出演キャストがスタッフとしても映画制作に関わったこと
そして自分達の20周年作品を完成させたこと
という前例を作ったことは、とても意義のあることだと思いました。
と、まあ、こんなことも思ったりしています。
本編は50分くらいです。
まだ上映しているところもあるので、気になる方はぜひ。
(どこかの回し者ではありません)
ではまた( ´ ▽ ` )ノ