#189ミャンマーを覚える祈り会振り返り、#190参加呼びかけ
こんにちは。アトゥトゥミャンマーです。
#189ミャンマーを覚える祈り会、2024年9月20日(金)に行いました。
マキンサンサンアウン牧師からの報告では、先週に続いて、ミャンマーで起こったことを報告していただきました。
洪水による大きな被害のレポートが続きました。
子どもたちを助けようと懸命に救護しているのはみな市民で、公的なレスキューは導入されていません。
また、空爆にあっている人々についての動画を視聴することになってしまいました。これらは、この祈り会が行われる週に、起こっていることを市民が撮影しているものです。
祈り会の最後に、産経新聞の記事が共有されて、このような全く文脈のない記事が流布することによってミャンマーの人々が何か日本で「悪いことをしている」という雰囲気が作られていくことに気をつけ、それぞれがきちんと状況を捉えて話し出していこうとお伝えしました。
閲覧注意
この記事をよくよく考えれば、技能実習の制度(これから育成労働という制度に変わっていくのでしょうが)の中身そのものが問題であることを露呈しているものだとわかります。転職も許さず、入国させても期限付きの労働力としてしかみなさないのです。ミャンマー軍事クーデター後に、強制兵役を免れ、空爆を免れ、将来設計をし、家族を支えようと、技能実習制度の枠で出国したいと願う人々が増えるのはあたりまです。それは騙してやろうとか、嘘ついてやろうとかそういうことではなく、その時点で究極の選択をしているわけです。その制度によって入国した人が、制度内で人間として大切にされ、守られ、そして現況に照らし合わせてミャンマー国籍を持ちながら生きながらえていくことを考えられるかというとそうではないのです。入った時のビザを変更するのおかしいという人がいるのですが、入国後に、本国状況の変化、滞在先での変化に伴って資格変更はなされるべきで、そのような制度は公式に設置されているのです。ミャンマー人には今、緊急避難措置が適応される可能性があり、それで、特定活動が可能となるビザを持つ人が多くなっているのです。それは日本政府が唯一、ミャンマーを帰国困難の可能性がある地域として指差した、このクーデターに対する人道的な態度表明ですから、特定活動への切り替えは当然の帰結なのです。
このような記事で、出身国がミャンマーだというだけでその人が差別されたり、悪口を浴びせかけられたりすることがあってはならないと思います。
参加アカウント 64
ミャンマー出身のキリスト者たちのコミュニティはバプテスト派の教会に多くあります。ミャンマーバプテストはミャンマーにおける最大のキリスト教プロテスタント教派です。1988年以降の在日ミャンマー人にとってバプテスト教会での日本のキリスト者との出会い、共同、葛藤の軌跡を思うとき、これまで、出会い、関わってきた人たちが、今、この時にこそ祈りに参加し、祈りをリードしてほしいと願っています。
一緒に勉強した人、一緒に教会のために祈ってきた人、一緒に食事をしてきた人、一緒に悩んだ人、その人々が自分のほんの少しの時間を切り分けながら深刻な状況に置かれているし、これからが本当に厳しくなる中で、「共に」を実践することができるように願っています。
支援活動に参加している、かつて共に学んだミャンマー出身の仲間がポツリと言いました。
「もう本当に疲れて、苦しくなってしまっている。でも、祈りを続けている人がいると思うとなんとかもっている。苦しい時だから祈ってほしい」。
次回の祈り会は
2024年9月27日(金)午後9時〜9時40分
いつも同じコード
https://us02web.zoom.us/j/83543390368?pwd=MnNLMitPV2xLb25NbGNTc2FVejJoQT09
ミーティング ID: 835 4339 0368
パスコード: 540189