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#175振り返り

マレーシアに12年滞在していたカレンのウィンさんのお話です。
 今のミャンマーの状況と、マレーシアにおける難民の状況をお話しくださいました。
 
 父と弟がミャンマーに、母と妹がマレーシアにいます。毎日ネットを通じて話していますが、今はFBを通じて連絡をしていますが、今、インターネットを通じて連絡をしようとすると、真ん中に仲介する会社をしようすることが強いられています。(VPN)
 Facebookを使うためVPNを通して使わなければならず、スマホがチェックされて逮捕されている。


海外に住んでいるミャンマーの人たちにとっては家族と連絡が取れなくなっています。若い人たちはもうこのような状況のために海外に逃れていく人々が多いです。でもそれは、お金に余裕がある人だけです。他の若者たちは、パスポートをゲットすることはく、山をこえて、タイ国へ、またさらにマレーシアにいくような状況が増えています。

マレーシアに逃れて行った若い人々は、ブローカーを通して家や畑を売って借金をして入国した人たちです。その中でもミャンマーの軍に入って死ぬよりはマシだ、どこかに逃げようとしてくるのです。マレーシアでも、生活がうまくいくかというと困難があります。オーバーステイになる人がいます。証明を持っていないままで過ごしている人々がいます。自由に病院にかかることができないし、仕事を探すのも困難です。この状況でも次々に入国するミャンマー人がいます。
 通常は六人しか入れない家に二十人もの人が居住していることもあります。
教会では最初は受け入れてくれましたが、今は五十人がマックスで教会でまた家を借りて助けたりしています。マレーシア警察は、子ども達が教会に来るときに教会の入り口に立って、取り調べをしたりします。そこで拘束されたりもします。また街の中で職質をされて、捕まってしまったりします。

私がクアラルンプールにいるときにミャンマー語礼拝の奉仕をしていました。助けを求めて若者がやってきます。入り口で取り調べがあります。在留許可証を持っていなければ、礼拝に入ることが許されないで警察に捕まってしまうのですが、その後、教会の人や牧師がお金を払って、身請けをしてきました。でもそれができないときには強制退去させられることがありました。

難民申請をしている人々に対してはマレーシアでは難民申請中のカードが発行されます。警察官によってはカードをその場で壊してオーバーステイだとして、身柄拘束されるようなケースもありました。日本で難民申請をしている間は働ける(働けません)がマレーシアではそれはできません。それで、サバイブのためには盗みをする人もいて、問題が生じています。しかし、難民申請をしているなら、ただ待つしかありません。他のサポートはありません。

青年達はこのような状況です。他に選択肢がないのです。自分の国で徴兵されて死者のように生きるか、他国でこのように生きるか、です。捕まっても命は助かる、この二つしか道がありません。

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