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何度でも同じことを聞けたほうがいいよね

t-wadaさんが、対話型生成AIの画期的なところ1つに何回同じことを聞いても怒られず即時フィードバックを得られるところを挙げていた。

そうだよね、同じこと何度も聞くの怖いもんね、と思ってたところに、voluntasさんが、時雨堂のルールとして「何度同じことを聞いても良い」としてると言ってて感銘をうけた。

そう、人間相手でも何度も聞けたほうがいいんだよね。
分からないことを放置するより絶対にいい。
こにふぁさんの記事にも通じる。

それに、何度も聞かれるということは何かのシグナルかもしれない。
コミュニケーションを通じて情報の不足・精度を補うだけでなく、互いの潜在的な課題を見つけるチャンスにしたいところだ。

何度も聞かれる理由をざっと挙げてみる。

  • 忘れた・聞いてなかった

  • 細かいところが気になりすぎて本質を見失った

  • 分かった気になっていたけど、行動に移すと分からないことが判明した

  • (しばしば言語化できていない)不安がある

  • 処理できる難易度を超えている

メモをとってないとか、聞き手側の課題もありえるが、話し手側に依拠する要因もありそうだ。

  • 説明が足りない

    • 抽象的すぎてイメージできない

    • 抜けがあって相手が補完を試みてしまう

    • 背景知識の説明がなくて理解が逸れる

  • 説明が多すぎる

    • 具体的すぎて本質が見えない

      • エッジケースの説明が多過ぎ

    • 脱線しすぎて話題が掴めない

  • 信じにくい

    • 話しかたに自信がなさそう

    • 誇張が多い

もちろん、まずはAIに何度も聞く、なんてのもありなんだけど、背景知識の問題だったりすると、一生応えに辿りつかなかったりする。
AIは積極的に活用した方がいいけど、コミュニケーションからは逃げられない。

だから人相手に「何度同じことを聞いても良い」という文化は大事になる。
それは、特定の課題を確実に解決するだけでなく、長期的なチームの生産性や信頼関係を醸成してくれる気がする。

追記

Voluntasさんが何度も同じことを聞ける安心さが大事とコメントしてくれました。この記事では何度も同じことを聞かれることに潜む問題にフォーカスしてましたが、心理的安全性の観点からも大事ですね。そっちの方が大きいかも。



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