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岡山を巡る旅 Day2: 井倉洞( 鍾乳洞)編

どうもatusy(安本)です。

子供にまだ見ぬ景色を見せることをテーマに1泊2日、鉄道で岡山を旅してきました。1日目は美星天文台で天体観測、2日目は井倉洞で鍾乳洞探索をしました。

本記事は2日目(2024/10/15)に訪れた井倉洞という鍾乳洞をピックアップします。森の芸術祭 岡山に合わせた特別仕様となっており、最高に楽しかったです。

1日目の美星天文台の記事も合わせてぜひお読みください。

矢掛の朝

6時に起床し朝食前におでかけ。目的地はネバーランドやかげ。前日、美星天文台への道中で、矢掛駅近くに大きな公園があるのを見つけ、子供がどうしてもここで遊びたいと言うので、早起きできるなら連れてってあげようと約束しました。まさか本当に起きるとは。4歳児元気ですね。

ネバーランドやかげ

公園の門の奥には、紅葉が色づいてます。涼しく澄んだ空気。東には朝焼けも見れて、なんだか得した気になりました。この旅は子供が見たことない景色をテーマにしていましたが、子供のおかげで私も思いがけない風景に出会えました。ツレは宿でのんびりしてましたが、それはそれで贅沢な時間を過ごせたのではないかと思います。

矢掛の朝

ネバーランドやかげには大きなローラーすべりだいを始め、たくさんの遊具があります。遊ぶのに夢中で写真はとっていませんでした。

7時に宿に戻って朝食。ご飯おかわり自由で大飯食らいな私は大歓喜。メニューも彩り豊かで美味しかったです。左上のサラダに乗った魚料理は岡山名物のままかり。きゅっとなる酢の効き具合が最高でした。

矢掛屋の朝食

品数豊富だったので、ツレは朝食を子供とシェアすることに。子供用の食器がかわいくて、子供はテンション爆アゲでした。

子供用食器あり

伯備線で井倉へ

美味しい朝食の後、宿でのんびりしたくなる気持ちをこらえて井倉へ出発です。宿が新倉敷駅まで送っていただき、続きは鉄道。元々は、備中松山城に寄っていくつもりでしたが、スキップ。電車の時間に縛られていそいそと移動するよりは、のんびりすることにしました。備中松山城に行くなら乗っていたであろう、新型やくもを倉敷駅で見送りつつ、伯備線の旅です。

新型やくも

車窓から望む高梁川がとても綺麗でした。川下りしてみたいですね。

車窓から望む高梁川

2時間近い移動を経てついに井倉駅。駅を出てすぐの看板に井倉洞の案内がありました。にーみんなるご当地キャラを見て、井倉が新見市だと知りました。

井倉洞の案内板

駅から井倉洞までは1km。歩いて行けます。この日は平日なこともあり、石灰岩の採掘現場が稼動していました。遠く響く重機の音、道路を往来するトラック、粉塵によるスリップ防止(?)と思われるスプリンクラーなど、町の生きている様子を感じられて、楽しい散歩になりました。

石灰で白くなる道を掃除するスプリンクラー

井倉洞は全長約1200mもある巨大な鍾乳洞です。そして鍾乳洞は石灰岩の内部が溶けてできたもの。巨大な鍾乳洞と石灰岩の採掘現場が近接しているのは道理ですね。

ちなみに日本で一番長い鍾乳洞は岩手県の安家洞です。迷宮型で、全貌が未解明らしいです。ロマンですね。

さらに進むと、徐々に観光地らしい景色に変わっていきます。井倉の滝が見えてくればあと少し。ごへい餅の看板を見つけ、帰りに食べることを決意しました。

井倉同付近

井倉の滝も立派です。対岸からのんびり眺めたくなります。

井倉の滝

井倉洞

さて、いよいよ井倉洞です。今回の井倉同は森の芸術祭の特別仕様で、暗い中、洞窟内にBGMが響きます。そのためのライトとスピーカーをリュックに背負い、ヘルメットもつけて出発です。

今回が初めての井倉洞だったので、通常仕様を把握していませんが、森の芸術祭の期間は2名以上のパーティ編成が必須となっていました。一人で行く場合は他のグループに混ぜてもらう必要があるそうです。ご注意ください。

森の芸術祭用の装備
受付を済ませ、対岸の洞窟に出発

洞窟内は一部の休憩スポットを除いて照明がOFFになっています。不安を煽る音楽が道内に響き、なぜか時々消えるライトに緊張感を煽られながら歩きます。足元が悪いだけでなく、狭い箇所や低い箇所もあり、全体をライトで照らしながら進みます。

中の冷やりとします。。洞窟内の気温は年間を通してあまり変わらないそう。半袖だと最初は肌寒く感じましたが、歩く内に体が温まるので、特に長袖の必要はなかったです。

暗い洞窟内

休憩スポットではにーみんがお出迎え。照明とイスもあるので、しっかり休めます。

にーみんとひとやすみひとやすみ

どこに続くとも知れぬ横穴があったり、滝があったり、水たまりが広がっていたり、様々な景色が見られます。水たまりに投げこまれた硬貨の存在を子供が疑問に感じていました。背景はわかるのですが気持ちが理解できないので、なんでだろうねえと言ってしまう始末。

どこに続くとも知れない穴……滝だったかも?
「瀬戸の海」と題された水たまり

洞窟内は水が流れています。冷やりとして気持ちがいいです。飲んでみたくなりますが、危険性が不明なので我慢。昔、岐阜のどこかで訪れた鍾乳洞では、案内の人に、飲んでも大丈夫だよと言われた覚えがあるので、場所によると思います。

ひんやり冷たい水が流れる

景色はもちろんですが、鍾乳石もそれぞれ個性溢れて楽しいです。たとえば鬼の手袋と題された石筍。鬼の大きな手が入りそうですね。他にも鱗みたいだったりフジツボみたいだったり。子供も、棚田みたいとか背骨みたいとか思い思いの表現をしてくれました。

鬼の手袋
鱗のような棚田のような
フジツボみたいな石筍
背骨みたいなごつごつ
内蔵のような襞

狭い洞窟を抜けた先にはオーロラのようなライトアップも。見えない位置に滝があり、音だけ聞こえてきます。

暗闇の探検の果てにライトアップでの締め。ぜひ今回のスタイルの展示を継続して欲しいなと思うくらい最高でした!

井倉でまったり

鍾乳洞を抜けたら12時半でした。ほどよくお腹もすいたので、高梁川の河原でランチ。前日のうちに買い込んだ菓子パンで軽く済ませました。少し日射しが強かったですが、過ごしやすい気温で気持ちのいいピクニックになりました。

高梁川の河原
誰かが積んだ石

食べながら、このあとどうする?と相談。近くには満奇洞という別の鍾乳洞もありますし、帰りの電車で備中高梁駅に寄れば備中松山城もあります。あるいは岡山まで戻って岡山城や後楽園という手も。しかし、みんな疲れてきていたので、直近の電車は見逃して、ゆっくりすることにしました。

井倉でそんなゆっくりすることある?とも思いましたが、河原で遊んだり、ごへい餅を食べたり、お土産買ったりしていると、案外あっという間ですね。

ごへい餅のお店は少し坂を上がった先にあり、心地よい風をうけながらのんびりした時間を過ごしました。

また、井倉洞の受付付近には食事所やお土産屋もあり、ちゃんと観光地してました。お土産屋を覗くと、地醤油のセットを発見。でもたまごかけご飯用の醤油とかはなくてもなあと思い、地図を見て大月醤油道場へ。井倉洞から歩いて数分の場所にあります。自分たち用には濃口醤油、配る用には醤油カシューナッツやオリーブオイル醤油を購入しました。

大月醤油道場
醤油屋の推しおつまみの案内

帰路

なんやかんや駅まで歩くと帰りの電車が来る10分前でした。いい感じですね。電車では思い出話に華を咲かせ、疲れでうとうとし……そうこうする内に岡山でした。

岡山駅では子供がリボンをなくして大騒動。私の母が作ったものだったこともあり、子供は号泣。たぶん電車に落としたのだと思いますが、今のところ落とし物センターから連絡はありません。もし見つけた方いらっしゃったらご連絡ください。

子供がなくしたリボン

気をとりなおして、新幹線までの待ち時間でからふね屋へ。疲れを癒やすべくパフェやケーキを頼みました。

からふね屋のパフェ

そして落ち着くと、なぜかご飯も食べたくなってしまいました。こうなったらとことんのんびりしようということで、追加でフードもオーダー。私はカルボナーラ。ツレと子供は岡山名物のえびめしをシェア。

岡山名物えびめし

元々、新幹線社内でお弁当でも食べようかと話していたのですが、こぼすことやゴミを気にせず済むので、お店で食べたのは正解だったなと思います。

そして、丁度いい時間に食べ終わり、新幹線で岡山を去りました。メジャーどころの岡山市や倉敷市をスキップした形ですが、めちゃくちゃ充実の2日間でした。

次はどこに行こうかなあ。相変わらず天体観測には挑戦したい気持ちです。天の川が見れるといいなあ。子連れで行けるおすすめスポットあれば教えてください。

この日の名脇役

  • フリップベルト

    • ジョギング用に購入した、ウェストポーチ的なもの

      • 伸縮性のあるベルトにポケットがついたような構造で、コンパクトに小物を運べるすぐれもの

    • リュックを背負った状態でも干渉せず、貴重品を携帯できて便利でした

    • 子供がぬいぐるみに鍾乳洞を見せたいというので、急遽フリップベルトに搭乗させました

フリップベルト
フリップベルトから顔を出すアライグマのぬいぐるみ
  • 風呂敷

    • 上の写真にちらりと写る緑のもの

    • 井倉洞では貸出のリュックを装備するため、持ち物をロッカーに置いていく必要がありました。そんな中でも風呂敷をサイドバッグ化することで、水や上着を携行できました

    • 普段の旅行でも、お土産用の鞄にしたり、敷物にしたり、だっこ紐代わりにしたりと大活躍です

Special Thanks

1日目の記事に続き、アイキャッチをスリーシェイクの同僚で広報をされている甲田さんに作っていただきました。絶妙に子供の手が入って探検感もあってステキ。

会社の「みんなのnote」マガジンへの寄稿が縁になって作っていただきました。思いがけず、旅の思い出をよりよいものにしていただけて感謝です。


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