Editor(邦題、ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ)という映画を観ました
Editor(邦題、ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ)という映画を観ました。スターチャンネルで放送されていたものですが邦題がピンとこなくてスルーしそうになりましたが俳優陣が豪華でして録画した次第です。コリン・ファースにジュード・ロウ、エンドロールまで気づかなかったニコール・キッドマンまで出てました。予想以上に良かったです。
トーマス・ウルフとその編集者パーキンズのストーリーです。パーキンズはヘミングウェイやフィッツジェラルドの名作も担当した有能な編集者です。たらい回しにされてたトーマス・ウルフの原稿を読み、彼の才能を見出します。しかし作品自体が長すぎて出版するには適さない。トーマス・ウルフとパーキンズの作品を削っていく作業、編集していくところがとても丁寧に描いてありました。
「天使よ故郷をみよ」と「時と川について」を2人で作り上げていき、それが成功を収めるもののそれによって壊れてしまうものもあると言う流れです。トーマス・ウルフは読んだことないけどヘミングウェイやフィッツジェラルドの本は学生の頃に読みました。
パーキンズが担当していた当時、成功した作家達、ヘミングウェイやフィッツジェラルドと思われる人がちょい役で登場します。名作を書き上げてスペインの内戦に向かうヘミングウェイ、「グレート・ギャッツビー」の後、いい作品を書けずに精神を病んだ妻と一緒に隠居生活をしているフィッツジェラルド、その時の彼らのトムに対する言葉が的確でとてもいいのです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?