Uberドライバーの収入と彼の白血病
昨日、Uberでロサンゼルスを60キロ位の距離を移動した。ドライバーと話すうちに今回、Uberにいくら払うのかと聞かれて80ドルだよと答えたら、俺の取り分は30ドルだよーって言ってた。6割くらいはドライバーに渡るものだと思ってたので驚いた。
ドライバーやウエイターなんかのサービス業はチップがないとやってけないよと彼は愚痴ってた。世間話をするうちに自分は癌で明日、治療があるから、俺のために祈ってくれよって言われて驚いた。
彼は白血病のようで、一回の治療に1800ドルかかってそれが10回くらい続くって言ってた。副作用はあるのかって聞いたら治療の後5日は体調が悪くて仕事が出来ないって。治療が終われば高い確率で完治するようではあったけど。
治療後のリカバリーの必要を考慮すると定職の勤務が難しいから融通の効くUberのドライバーをやってるんだろうな。そんな話をしながら悲壮感や同情を買おうをしてる感じはなかった。お互い年齢が近いような感じだったから、大変さはわかる気がした。
アメリカの健康保険が州によって、また会社によって保障内容が全然違うのは聞いたことがあったけど、ドライバーが10セットの治療を終えると300万円近く支払わなければいけないようで負担が大きすぎるし相当キツい。
普段より多めのチップ金額をアプリに設定して、あらためて治療の成功を祈ってると言って車を降りた。
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