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HMT(6090)の株主総会に行ってきました。

塩漬け株の総会に参加してきました。

出張やコロナなどでここ2年くらい出れてなかったけど、今回は日程があったので警報レベルの大雨の中ヒューマンメタボロームテクノロジーの株主総会に参加。

投資を開始した当初はグロースと思って買ったのに高値をつけてから落ち続け、高値で売れた分もあったが下落の途中に買ったりトレードで利益を出したりしながら結局今の持ち株は結構な含み損を抱えて塩漬け状態です。現在は黒字化を果たしたものの期待を集めるような大した成長もせずに株価は長期低迷しているものの、最近配当を開始しており配当が2.5%弱あります。

総会参加者は30人前後で、静かに始まり50分弱で波乱も無く終了しました。新社長が進行を務めて、質問にも自分の言葉で答えており誠実な印象を受けました。新取締役の挨拶と社外取締役2人と社長の取締役からの解任の際の挨拶もありました。

現在はうつ病のバイオマーカー事業には注力してないようで、金の卵を産む鶏である的なカタリストはなく、それが現在の人気の無さや株価に現れてるのかと思いました。実際、事業についての説明を聞くと、爆発的な成長を期待するのは難しいかもしれません。

質疑応答の際の質問では東証の上場廃止基準(上場10年を過ぎて時価総額が40億円以下)についての質問があり、この件についてはもう2年ほどのバッファがありこれからその基準をクリアするように株価を上げるように努力すると明言されてました。

またHMTの事業自体が他社のサポートで業績も他社次第なので、以前目指していたバイオマーカーなどの自社が主体的に行う事業を行うべきではないか?という意見のような質問がありました。これについてはメタボロミクスが今後も10%程度の成長が見込め、バイオモノづくりの部門に注力して事業の拡大を行いたいとの回答がありました。この件については、社長が大風呂敷を広げるわけではなく誠実に質問に回答している印象を受けました。

最後に別の方が先の質問の回答の中にあったバイオモノづくりについて質問をされ、新取締役の方が丁寧に回答をされてました。バイオモノづくり市場はマーケティング会社によれば2030年から40年にかけて200兆円ほどのマーケットになるとも言われているそうです。バイオモノづくりは①化学部門(藻類からバイオエタノールを作るなど)②環境分野(微生物を利用したもの)③食品(培養肉など)④医薬品(再生医療など)の4つに分かれておりそのそれぞれの分野でHNTとしてはメタボロミクスを使用したサポート的な分野で関われるという事です。その際にマーケットから期待できる売り上げの規模としては数億円という事で、現実的な数字ではあるがその程度かとがっかりしましたね。

総会を終えて、新しい経営陣については誠実な印書を受けました。しかし今後の成長に大きな期待を持たせる部分はなく、追加で投資する妙味は少ないかなと思いました。最初の質問の際に、上場廃止に抵触しないように時価総額40億円以上の株価を目指すいうコメントがあったので下値のリスクは少ないかもしれません。地元の企業なので応援し続けますが増資なんかもしないで欲しいのと株価がもっともっと上がって欲しいですね。

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