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「火花」を読みました

芥川賞のベストセラーの「火花」を読みました。個人的な読後感は昔、映画「トレインスポッティング」を観た後に感じた、悲惨で泣くしかない中で感じる、やけっぱちな現状でのエンディングでの不思議な爽快感に近いかなと思いました。あまりに騒がれてるので天邪鬼な自分は読むのを躊躇したけど、この作品とてもよかったです。

前半の主人公と神谷氏とその彼女との居心地のよい関係は10代の頃に読んだ赤と緑のベストセラー小説を思い出させるところがあって味わい深く、急変する後半の流れの中でぐいぐいと引き込まれました。

次は「スクラップ・エンド・ビルド」ですね。


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