リアル隻狼ーあさ老邸襲撃事件
皆の衆、久方ぶりでござる。
あさ老が4ヶ月ぶりに見参でござるよ。
と申しても、noteの執筆者が激増した昨今、拙者のことをまだ記憶に留めておる者がどれほどいるでござろうか?
さて。
ということで、約4ヶ月ぶりの更新です。
お前、いったい何をやっとったんじゃい? という皆様の声が聞こえてくるようですが、これにはさる事情がございます。
実はわたくし、年甲斐もなく、テレビゲームにハマっちゃいました。
それも寝食を忘れ、ややもすれば仕事さえおざなりになるというレベルで(笑)
・・・いや、全然笑えないし、そもそも事情じゃなくてただの怠慢だろ、という皆様のご指摘はその通りです。
noteの更新を首を長くしてお待ちになっていた方々がいらっしゃいましたら、大変申し訳ございません。
お詫びといってはなんですが、今回はそのどハマりしたゲーム、「隻狼」にまつわるエピソード・・・・・・と思いきや、全然関係のない、近隣住人とのトラブルから、玉の取り合いへの発展となったエピソードを描いていこうかと思います。
では、本編の開幕でござーる!
1.ゴミ忍びあさ老の東屋の巻
この記事に目を通して頂いているほとんどの方は、私のツイッターやnoteを見てすでにご存知かと思うが、私はかなり安い賃貸に住んでいる。
賃料月2万円。
神奈川の片田舎であることを差し引いても、かなりの破格の物件だろう。
念のために言っておくと、いわゆる事故物件ではない。
単純に、家屋が古くて狭い上に、駅からかなり遠いので、借り手がなかなか見つからずに、この値段となったのである。
ーーとにかく狭い
実際に住み始めた最初の感想はその一言に尽きた。
なにしろ、洗濯機を置くスペースがない。
そのため、洗濯をするためには毎回近場のコインランドリーまで何往復もせねばならなかった。
さらに荷物を運び込むと、ベッドはおろか、室内に人が寝るスペースさえ確保できなかったため、「物置に使え」と不動産屋から言われていたロフト部分に布団を敷いて寝ねばならなかった。
私は以前、ある雀荘経営者が倉庫代わりに大量の私物を置いているワンルームをお借りしていたことがあるのだが、はっきり言ってその激安賃貸は、彼の倉庫部屋の半分ほどの居住スペースしかなかった。
普通の人なら、もしかしたらこの部屋で生活することに耐えられないのかもしれない(事実、たまに越してくる学生などは大体1、2ヶ月で居なくなっていた)。
しかし、そこはあらゆる底辺生活をくぐり抜けてきた私である。
2週間も経つ頃には、まったく部屋の狭さが気にならなくなっていた。
だが、代わりにいくつか気になる点に気づき始める。
ーーまず、住人の姿が見えない。
賃貸に空きが多いわけではない。
現にそのアパートの室外機は、どれもよく動いているのが見受けられた。
しかし、肝心の住人の姿をまったく見かけないのだ。
どの部屋も雨戸を閉じているため、室内の光が漏れてくることさえない。
さらに不思議なことに、これだけ部屋数があるにも関わらず、洗濯物を干している光景を自分の部屋の窓辺以外で一度も見たことがなかった。
なんと言えばよいのだろう。
そう、生活感というものがまったく感じられないのだ。
もっとも生活の様相が出るであろうゴミ置き場にさえ、普通の家庭ゴミが出されているところをあまり見ない。
かと思えば、注射器のシリンダー部分と思しきものだけが大量に袋に詰められ捨てられていたり。
さすがの私も少し気味が悪くなったが、それもさらに一月ほど経つと、「ま、そういうこともあるだろ」で、まったく気にならなくなった(笑)
他にも、隣の部屋の鳶職人が放火にあって引っ越したり(この人は私以外で唯一、このアパートに長期間住んでいた人だった)、パトカーが頻繁に見廻りにきて、明らかに張り込み中と思われる警察官を見かけたり、毎晩のように薄い壁を通して、どこかの部屋から電話で中国語をがなりたてる声が聞こえてきたりしたが、半年ぐらい経過すると、なにが起きても一切気にならなくなり、むしろこの賃貸がかなり快適な住まいに思えるようになっていた。
住めば都とはよく言ったものである。
事件はそんなある日、私がそのアパートに越してきて、ちょうど1年が経過した頃に起こった。
2.あさ老、襲撃を受けるの巻
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