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6月3日「声が出にくい」
USJの休園が続き,毎日禁断症状が治まらないあつめるです。
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今日も学校には,少ないながらも子どもが登校していました。
実は,昨日は,気付かなかったのですが,今日はっきり気付いたことがありました。
「子どもがしゃべらない」
3か月近く臨時休校だったため,人と話さない子もいたかもしれません。うまく言えないのですが,声が出にくくなっているのです。身体的に劣化しているということは考えにくいので,話すことの習慣化が衰えたというか,話さないことの習慣化になったのか。
一人の子に聞いてみました。
「今日,声出にくい?」
「うん,出にくい。」と,私の言葉に共感するように返事が返ってきました。
多くの自治体では,「慣らし登校」を実施しており,来週から本格的に学習が始まります。政府,自治体や教育委員会の意を汲むのならば,今はリハビリ期間。ゆっくりゆっくりペースを取り戻さないといけないのかもしれません。
教師は,大きな大きな器で子どもを受け止め,イライラをためない。
できなくて当たり前。
焦っても何も進まない。
進まないなら進まなくていいか,ぐらいでちょうどいい。
親は,学校に行くことに喜ぶだけ。
朝起きて,ごはん食べて出かけたらマル。
楽しそうに帰ってきたらハナマル。
とことんハードルを下げて子どもと接することがいいのかもしれません。
たとえて言うなら,USJのモンスターロックンロールショー。
開演前から会場入りするのに行列で待ちます。ワクワクするんだけど,待つのは結構疲れるんです。
時間になって,ぞろぞろ入場。
「こっち開いてまーす」みたいに席に案内されてショーが始まります。
はじめ何するかご存じですか?
MCのビートルジュースが,観客をいじってウェーブとか声出しとかするんです。ショー本編に入るまでに,十分声出しをして暖めてからライブに入るんです。
学校も,今は,ショーの前の時間です。ゆっくり声出ししていこ。
私は,その辺の教師とは違って,器がでかいと思っています。少々のことでは動じません。
子どもが黙っていようが,ガチャガチャしていようが,それは全部子どもの不安や迷いが具現化しているだけととらえて,安心できる場を作っていきます。助言やフォローは,ベテランの見せ所。
簡単なアクションプランを教師,親で3つずつ紹介しておきます。
1)先生は,笑顔で関わる。親は笑顔でご飯を食べる。
2)先生は「大丈夫?」使いまくる。親は「疲れてない?」とたずねまくる。
先生は,持ち物に共感する。親は,「子どもが元気」ということに喜ぶ。
これでしばらくはいける。
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3年前,大学院に通っているとき,
USJと学校を関連させて論文を書きました。
テーマパークのコミュニケーションって,
学校で使えるアクションばかりです。
USJは,私の研修場所と言ってもいいぐらいです。
今,テーマパークに行きたいと思う人は
「USJの推しキャストってだれ?」とコメントしてみてください。