zakiさん、中級を目指す
発表会後に「ブルグミュラー25の練習曲と並行して、クレメンティのソナチネOp.36の中から1曲やりませんか?」とN先生に提案された。
今後の目標とは?
以前にも一度、ソナチネを提案されたことがあった。
ブルグミュラーさえまともに弾けず、バイエルからやり直していた頃だったのでソナチネなんて弾けるわけがない。
やる前から逃げ腰になってその時はお断りしたが、ソナチネアルバムにはちょっとした憧れもあり、いつか挑戦したかった。
そろそろやってみたいな・・・と考えていた頃だったので、提案は素直にうれしかった。
N先生のおすすめはソナチネ7番(Op.36-1)または9番(Op.36-3)のどちらか。
私の希望は今回1曲限りの挑戦ではなく、継続してソナチネアルバムに取り組みたいことを伝えた。
これはN先生も賛成で、まずは一番取り組みやすい7番(Op.36-1)から始めることになった。
この話の中で「最終的にどこに目標を設定するか」という質問をされた。
レッスン開始時には「ブルグミュラー25の練習曲を弾けるようになりたい」という話までしかしていなかった。
さて、私の目標とは?
ピアノが弾ける素敵女子になりたいというだけで、具体的な目標など何もなかった。
弾いてみたい曲と言われても
その場では
単発のオンラインレッスンだが、継続して指導をお願いしたい
当面はブルグミュラー25の練習曲をメインでレッスンしたい
ソナチネアルバムは全曲とはいわないが、有名曲は一通り弾きたい
プレ・インベンションのようなバロックの小品にも興味がある
子供からピアノを始めたら誰もが弾くような曲や教本はぜひやりたい
自分が習いたいと思うのはクラシック曲で、ポップスやジャズなどは考えていないこと
と答えた。
大人は「この曲を弾きたい」という強い思いがあって始める方も多いようだが、私にはそれがないことも付け加えた。
ラフマニノフやプロコフィエフのようなロシア人作曲家の曲をよく聞く。
長調よりは短調のおどろおどろしい、陰鬱な曲を好む傾向がある。
好きな曲はハイレベルすぎて自分が演奏できるとは思えなかったし、仮に弾けたとしても残念な仕上がりにしかならないだろう。
そう思うとこの曲が弾きたいと名前を出すこのもおこがましいし、手を出そうとさえ思わない。
目的は「おうち時間にピアノを弾いて楽しむ」ことだが、上達したい欲は人並みに持っている。
子供がピアノを習い始める時に「いつまでにこの教本を終わらせる」とか「このレベルまで到達したい」と最初から明確な目標を決めることはないだろう。
難しい曲への挑戦が前提ではなく、いろいろな曲に挑戦しながら、一つ一つ階段を登るように進められたらそれでいい。
中長期計画
とはいえ、希望をしっかり伝えたほうがN先生も指導しやすいだろうと考え、その時点での目標としている曲を伝えた。
モーツアルト ソナタK545
バッハ インベンション1番 BWV772
湯山昭 バウムクーヘン
今すぐに弾きたいというのではなく、この3曲に近づけるような曲や教本を提案していただくこと、演奏する時に必要なテクニックや表現、知識を指導していただくことをお願いした。
漠然としているが「中級」と呼ばれる曲を弾けるようになりたい。
ピティナピアノステップの応用6~7、「あるピアノストの一生」に掲載されている難易度表のレベル15くらいまでは進みたい。
ブルグミュラー25の練習曲の先、ソナチネアルバムの先にまで手が届くようになりたい。
実現には数年かかるだろうと考えているが、ゆっくり自分のペースで進めていきたい。