名刺交換!どうしてするの!? できるビジネスマンが名刺でやってること!
どーもビジネス仕掛け人の近藤です。
この記事に辿り着いたと言うことは、
・名刺を持つことはもう古い
・デジタル名刺がコスパ最高
・名刺にお金をかける意味がわからない
・名刺を持つことは無駄
と思われたかもしれません。
本記事は最後まで読むことで、
・名刺が持つ役割
・名刺交換した人が、すぐに顧客にできるか判別つくようになる
・自社の新しい商品を生み出せること
・販路が拡大できること
を知ることができます。
名刺に着目することで、新たに顧客を掴み利益を増やすことができるだけでなく、自身が名刺交換した人がお客や仕事をする相手になるのかならないのかが判別できるようになります。
私のこれまでの実績として
交流会で名刺交換を行えば効率良いと考えることでしょう。
例えば、40名が集まる交流会に参加すれば40名と名刺交換ができると。
こういった皮算用が
早々上手くいくものではありません。
理由として
交流会の時間が2時間だった場合、参加の手続きや主催の挨拶を踏まえると全体の時間から20分は費やされます。
そこから交流会開始ですが、残り100分(1時間40分)でも、人と話している方を待つことや移動してアプローチをかける時間を20分くらいとみると実質80分の時間しかありません。
その上で、40名全員と話をするとなると、1人当たり2分となります。
相手も話をするので1人1分の尺で話すとなると
90秒で話す有名なエレベータースピーチよりも短いですね!
ましてや、参加者全員がエレベータースピーチのプロではないですよ。
60秒って言いたいことぎゅーーっと絞って話すだけで、それを40人に繰り返して、相手の話を聞く、この流れで相手のことをどれだけ覚えてられますか?
多分、覚えてられないですよね?
相手も多分覚えていませんし、そんなスピード競技に耐えられません。
現実的に1人最低20分を使いお互いのことを理解するまで話すことが
望ましいのではないかと思います。
もちろんグループで話していても1人当たりの話す時間は変わりませんから、お互いある程度の理解を得られるように話せる人数は
おおよそ「1交流会で4名程度」
となります。
自身で仕掛けた交流会では
最高120名までオーガナイズしたことがあります。しかし、ある程度満足して話せた人は、数名です。主催として、人を集めて
お金を儲けて終わりというつまらない会にしてしまったと思いました。
このような思いから、多くて16名程度までの交流会に切り替えました。
それでも来た人全員と十分に話せる訳ではありません。
名刺交換はするものの、3〜5名と話すことが関の山です。
ここで視点を変えるべきと思いませんか?
交流会は規模の大小に関わらず、多くて4〜5名と話すものなのです。
その他の人とは、精々(せいぜい)名刺交換し連絡先を確認しあうことができるくらいです。
そう、連絡先を交換することで改めて話す機会を作ることに注力することが賢い選択なんです。
できるビジネスマンの言動
視点を変えた人は、交流会などで初の出会いに何をするのか?
彼らは人との出会いにおいて、どのようにすれば勝てるかを研究・検証しています。
交流会では気になる数名と優先的に会話をします。
残りの方とは、交流会後に連絡できるように名刺交換をします。
ここで、ただ名刺交換をするだけではありません。
次回会う約束は元より、名刺交換して話せる短い時間で、出来うる限りの方法で良い印象を相手の心に刻み込みます。
普段から何を話すか原稿にまとめ、会話の練習をしています。
清潔感のある服装や身嗜みを心掛けて、笑顔を見せる工夫を凝らしています。
心構えとして「一期一会」を念頭に置き、逃したらチャンスは巡って来ないこと、そのために相手の心を掴むスローガンを用意しています。
所作にも印象あるのですが、さらに道具に最大限の気を遣います。
さらに、1交流会で重要なパーソン1名と出会うことに絞る人もいれば、数多く渡すのだけど、必ず交流会が終わって2日以内に連絡を取りアポをできるだけ取る人もいます。
名刺の役割
皆さんは名刺にどのような役割があると思いますか?
紙媒体(素材は色々あるとしても、紙と同一視します)として、最小の部類なのに他の紙媒体とは大きく異なることがあります。
何だと思いますか?
ここで、他の紙媒体を検証してみましょう。
マスメディアとしては、新聞、雑誌とあります。
チラシや配布されるティッシュという広告もあります。
自社媒体として、パンフレットやカタログがあります。そして名刺です。
これらの媒体にはそれぞれ役割があります。
マスメディアは、広告と記事情報を伝えます。もちろん広告は宣伝したい情報を伝えます。
パンフレットやカタログは自社商品を伝える役割を持たせています。
名刺は・・・
この中で名刺だけが、人との繋がりの役割を果たしています。
つまり、
その人とのご縁
と言えます。
パンフレットやティッシュ広告は商品や求人の案内をするためにあります。
商品や求人の情報は時間経過と共に古くなります。古い情報はいらなくなるので捨てられます。
新聞など紙媒体のマスメディアもよほど重要なニュース、データとして使用する訳でない場合には捨てられます。
名刺はどうでしょうか?
人とのご縁を簡単に捨てますか?
大抵の人は、いつ連絡取ることになるかもと考え名刺を捨てずに保管します。
名刺は保管されることが前提の紙媒体なのです。
当然比較される
名刺をファイリングする方もいれば、
箱などに入れて保管する方もいます。
スマホアプリで写真ごと登録する人もいます。
保管してあるならば、何かの時に名刺を探すために、見比べていきますね。
私も名刺をたまに見返します。
様々な名刺があり、その会社その人の特徴が表れています。
特に目立つのは、ペラペラの薄い紙にプリントした名刺や家庭用インクジェットでプリントされた名刺です。
数千枚ある中で目立つのは凄いことです。
私はこのいかにも安そうな手抜きのような名刺の方にお仕事の依頼はしないとハッキリ断言できます。
名刺は自身の顔であり、仕事を頂く窓口です。
趣味や個人名刺でしたら、構いませんが仕事をするなら誠意が伝わる方を選びます。
相手からもそう思われることが多くあると考えています。
お金を払うのに、この程度で良いとイマイチな仕事をしそうな方に頼みますか?
思い浮かべて頂きたい。
名刺を見て判断する時は、大抵相手が目の前におらず、他の情報がない状況です。
貴方は名刺にさえお金をかけられない相手に仕事を頼みたいですか?
例外もある
読者の皆さんは、私がさぞ立派な名刺を持っているとお思いかと思います。
はい、それなりにお金をかけた名刺を作っています。
しかし、ぺらぺらの名刺も持っています。
言ってることが矛盾しているじゃないか!!
まあまあ、落ち着いてください。
ぺらぺらの名刺は「福井県」が発行してくれた「福井県応援隊」の名称が付いたものです。
国や地方自治体が発行したものは、そもそも信用されます。
簡易名刺でも、福井県が発行した事実が信用になるのです。
ペラペラでも許されるどころか、県と何かをしていると信用が上がります。
もう1つ例外があります。
大半の人がその会社名を聞けばわかる「プライム企業(旧一部上場会社)」など著名な会社の名刺です。
流石に家庭用インクジェットでプリントした簡易名刺ではなく、薄めのコストを落としたシルク印刷ですが、紙質が薄いのでコストがかかってないことがわかります。
これには幾つか大義名分があります。
・大量に刷るので環境保全
・大量に刷る分、コスト削減効果が大きい
・会社名に信用があるので、見たらわかる
と言ったもの。
特に環境配慮は大手だからこそ社会に求められているものです。
1万人を抱える企業であれば、100万枚を刷りますし、部署異動や昇進による刷り直しもバカになりません。
環境にも経費的にも優しい方法を選ぶのは世間や株主の目から見て当然のことです。
言い換えるならば、スタートアップや小規模事業者とは、節減で与える影響も「財力や格」にのよる信用もポジションが違うのです。
小規模事業者やスタートアップ企業が環境保全を唱えても、微々たる影響もないばかりか財力がないことが透けて見えて、取引自体怖いと思われます。
名の知られていない財力の少ない事業者は名刺に力を入れる意味をお分かり頂けたでしょうか?
名刺に凝ることの重要性は、安いのは避けるだけではありません。
どうせ作るなら商品購入といった契約に繋がるまでの流れを意識して名刺にも仕掛けをします。
名刺自体については後述します。
ここまでは前提のお話、ここからはできる営業マンの工夫についてお話しします。
営業マンが気を配ること
営業マンは見込客をいち早く見つけて、自身や取り扱い商品を選んでもらう事が使命です。
名刺交換の時点で相手の印象に残る、良い印象を与えることが重要になります。名刺交換をすれば良いのではなく、名刺交換をする中で好印象を与えて他者より覚えがめでたくなるように仕向ける、演出が重要です。
名刺は自身を覚えてもらう為のツールであり、貴方の所作が見られていることを意識していなければなりません。
たまに、名刺を渡したあとにぞんざいな扱いをする営業マンがいます。
態度が横柄な方もいます。
このような方は私には興味がないのがわかりますし、例えその営業マンの扱う商品のターゲットが私や私の知る人だとしても、購入または紹介することはありません。
所作を見て、こちらが嫌な思いをしたり迷惑を被ったりすると思うからです。
顧客こそ商売の資産
江戸時代、火事と喧嘩は江戸の花と言われるほど2つは頻繁に起こるものでした。
ここでは火事について考察します。
商売人は大店であるほど顧客名簿を大事にしたと言われます。
火事の際は井戸に顧客名簿を投げ入れて逃げたと逸話がいくつも残っています。当時は水に濡れても字が消えない紙に顧客情報を書いていたそうです。
火事が収まったら、まず井戸から顧客名簿を引き上げ商売を再開したそうです。
信頼関係のある顧客はどんな状況でも、その人から商品を購入してくれるのでやり直しがきくのです。
ここまでの信頼関係とは凄いものですね。
現代でも営業マンにとっては顧客が最大の宝であることは言うまでもないでしょう。自身の成績を左右するのは顧客次第なのですから。
信頼関係を築く
このように、信頼関係を築いた顧客リストは商人にとって宝なのです。
では、信頼とはどこから生まれてくるのでしょうか?
初めて会った時から、人は見られています。
他人に観察され判断をされます。
時にはその他の人の話を判断材料にされます。
いわゆる噂や批評です。
名刺交換前から人は見られていますね。
あの人と話したいと思う所作、他人への接し方、表情、見た目など判断材料は様々です。見た目が6割(メラビアンの法則では視覚情報が55%)と言われますが、話し方、声などを含めると9割が見られているそうです。
前出のぞんざいな扱いをする営業マンのようなひどい人は、たまにいるくらいですが、問題外という人は横においても、数分でどういう人なのか見極めようと表面はニコニコして、内面は虎視眈々と睨みを利かせる人は大半ではないかと思います。
何故なら、せっかくの出会いのチャンスに自身のメリットは何なのか、メリットがあれば掴みたいと思っているからです。
互いが見られる関係
名刺を渡し、後日会った時も同様に精査されています。
常に見られて信頼関係が築かれるものだからです。
常に見られ続けるとは、相手が常に情報更新をしているということです。
貴方の生き方や人生哲学など、信頼に足るものかを試されてるのです。
信頼関係とは永遠のベータ版とも言えるでしょう。
営業マンが気にすべきことは
さて、ここからは名刺自体についての話をします。
名刺に着目する
何度も申しあげていますが、名刺は初めて会った時に、お互いの名前などの情報を交換するツール(道具)です。
伝えたい情報を記載できます。
ここで視点を変えてみましょ。
伝えたい情報だけに固執するのではなく、相手が伝えて欲しい情報をまとめておき、簡潔に記載することができたらどうでしょうか?
名刺の情報は何とリンクしているかを考えてみましょう。
1つは記憶です。
この人どんな人だったっけ?と後から名刺を見返した時に記憶を手繰るからです。羨むような人、感じの良い人、逆に初対面のも関わらずしつこい営業
(興味付けのアプローチがでたらめ)で嫌悪感を持ってしまう人など。
2つ目は記憶と関連付ける為の追加情報です。
私の名刺にはお会いした日が書けるスペースを用意しています。
会った日がわかれば、スケジュールを見てどこでどのような趣旨の会やミーティングが行われたか思い出しやすくなります。
話が聞きたいと思えば、名刺の空きスペースにメモをしておくこともあります。
3つ目は企業や業種、取り扱い商品といったその人のビジネスです。
欲しいと思う商品なのか、一緒に組みたいと思う人なのか、社会活動などで関心することなのか、といった相手の背景に関すること。
名刺にどのような情報を掲載し、どのようなデザインにするかその人や会社の個性が出ますね。
個性と言っても、ちょっとそれはないんじゃないというものもあります。
ズバリ言うわよ
名刺のデザイン性を高めるとか、奇を衒(てら)い、透明のプラスチックカードに印刷した名刺やそのままネイルケアに使える爪磨き素材の名刺と面白いものは多々ありますよ。
珍しくて覚え安い反面、透明だからこそ文字が見にくいことや分厚い詰め磨き名刺で名刺入れを圧迫し、収納のフォルダファイルに入らないといった保管に困るなど、困った人だなぁという印象を与えることもあるのよ。
ここからとても大事で基本なことなのだけど、銀行口座を作る時や公的機関に提出する時は以下の情報を載せておくこと大事なの!
・住所
・会社名
・氏名
・一般電話番号(携帯でない)
電話番号は法人化してなければ、携帯番号でもまあ、良いわ。
ビジネスに使えなければ意味がない
昨今、ビジネスで銀行口座開設を行うのは、とてもハードルが高く、中々審査が通りません。
一昔前の2010年頃までの間隔ですと、ちょっとした審査で口座開設ができました。
今はとても厳しい審査をされます。
そして、金融機関はお堅い風潮が残ってます。
明快で相手に何者でどんなビジネスをしているか簡潔に伝わる名刺でないと、決裁権者から忌避される可能性があります。
オレオレ詐欺やマネーロンダリングなど犯罪防止観点も見られているので、訳の分からない会社は願い下げということです。
かく言う「私のクライアント」も法人設立から2年経過して、銀行口座を持っていません。
銀行口座がなければ、現金決済のみの店舗型や特殊なコンサルティングにおける現金授受ビジネスといった限られたものしかできません。
クレジットカード決済もQR決済もできないのです。
どうしても、奇を衒(てら)った名刺を持つのであれば、簡易的でも良いのでわかりやすい、保存しやすい、基本情報が掲載されている名刺を別途持つことをお勧めします。
まとめ
名刺のコンセプト・デザインのご依頼をお待ちしております。
名刺はコンセプトから組み上げます。
御社、貴方に取って求める結果の出やすい名刺に仕上げます。
人を惹きつける名刺を早速作ろうと思ったものの、依頼するのにどのようにまとめて良いかわからないと言う人は
「ビジネス仕掛人」近藤義雄のLINE公式アカウントにご登録頂き、「名刺コンセプト依頼」とメッセージを送ってください。
↓