海外投資とデューデリジェンス(適正評価手続き)という調査から学ぶこと
どーもビジネス仕掛け人の近藤です。
これまでの実績として
など、改めて自分で思うより数えきれない実績となってました。
投資不動産や国内外の投資商品の紹介や解説のセミナーなども行ってきました。
投資商品においては、国内の1棟ものの不動産や海外の大きい企業やスキームがしっかりしたところはとても良い利回りや安定性で確実な利回りを生み出し、友人から喜ばれています。
企業や関わっている人によってスキームがおかしいなどあると、投資が破綻することも多く、大きな利回りを謳ったものほど、破綻する傾向にありました。私自身も幾つもの投資を失敗し、後々、投資ではなく投機であったと知ることもありました。
こうした経験から、投資においてデューデリジェンス(Du Diligenc:適正評価手続き)がいかに重要か、その上で投資を判断するスキルを身に付けることが自身にとってどれほどプラスになるかたくさんの痛い目を見てわかるようになりました。
私の投資哲学は50代半ばまで高利回りで、失敗をしても投資を行い結果増やしていくことです。その後は年利5%を基準とした海外株式や保険のミラー商品などで、手堅い運用をし資産収入が自身の生活費を超えたら、不動産投資で街やビジネスを育て、ビジネスや文化、街などに投資をできる投資家になりたいという夢を持っています。
これまで、自身は不動産を持たないけど、富裕層の友人に何棟も一棟ものの不動産を紹介し確実に儲けさせてきたのは、いざ自分が物件を購入する際に情報がいち早く入ること、様々な情報に接し疑似体験して判断基準を鍛えることを念頭においてたからです。
このようにデューデリジェンスを行う技能を高めていく中で、
これは良い例と思えるものがありましたので、例題として記載します。
海外投資のデューデリジェンス
とあるお客様の案件で知ったものです。
お客様を増やしたいというので、お話を聞いたのですが、
日本の法律的な問題、そして投資案件としてどう評価するかということもあり今回は題材にしました。
クライアントからヒアリングをするけど、概要が全くわからない。
全体概要もつかめないので、Zoom説明会に参加しました。
説明会のルールとして、動画や画像の撮影の禁止がありましたので、
そちらの情報はありません。できれば出して説明したいところでしたが。
まず、金融不安の煽りから一般的な投資の資産ポートフォリオを
築く重要性の話と進みます。
次に、国際特許で「AAA」評価が得られたという画像に
特許取得の証明書がでます。
しかし、写真に撮れませんので、すぐに流れて詳細は読めず、、、
具体的には「重力発電機」に係る投資との話
その重力発電機は、キルギス共和国の日系上場企業が販売すること
それに係る投資かと思いきや
もう1つの日系上場企業である、仮想通貨取引所の話が出てきます。
仮想通貨取引所がポイントを販売し、そのポイントで「GEAr」という
得体の知れないものを購入することで投資になるとのこと。
GEArとは何かの説明に、新たな経済圏を作ることその中で使うもの
という概念のようでした。
仮想通貨ではないか?、トークンなのか?
はっきりしません。仮想通貨ではないようです。
仮想通貨としてICO(取引所に上場すること)をしていない様子。
ICOしていれば、はっきりと言うはずなのでICOしていない
概念のようなものと私は捉えております。
要するに「GEAr」とは
仮想通貨取引所が発行のマイナーな
疑似仮想通貨(トークン?)か
ポイントで購入する概念のチップ
という理解です。
これが合っているかもわかりません。
誰もきちんと説明してくれる訳でもない、説明出来る訳でもなかったので。
まあ、得体の知れない電子データを「GEAr」としている
でも良いかもしれません。
そして、投資として購入すると
概念のチップ「GEAr」が月に5%~7%増える
概念のチップをマイナー仮想通貨に換金できる?
マイナー仮想通貨をメジャー仮想通貨に換金できる?
ちょっと不透明ですが、
現状では最終的にBTC(ビットコイン)に換金できるそうです。
概念のチップはGEArの不思議
説明では発行元はキルギス共和国なのか、発電機事業の会社なのか
仮想通貨取引所の発行なのか、不明でした。
要は責任所在が不明
突然換金出来なくなることが起こり得る訳で、
過去に似たような例は幾つもありました
スキームの不思議
そもそも、もう一つの上場会社である重力発電機製造販売会社と直接取引先できないのか?
なぜ、重力発電機の会社に直接投資できないのか?
調査ができない、やりにくい不思議
国際特許AAAをオンライン説明会で見たが、スクショNG、動画撮影NG
エビデンスを調査しようにも手元になく正確な調査がやりにくい
権威のある証明を利用し、特許
もっともらしい動き、国際社会や現地の動き、一般的な投資手法
手元に資料を残させないやり口
購入は価値の判定がつかない仮想通貨による概念のポイント
責任所在がわからない
そして、月に5%〜7%と高利回りを謳う
ポンジスキームに見える
ポンジスキームとは?
古くからある投資詐欺の手法です。
アメリカの天才詐欺師、チャールズ・ポンジからその名が取られました。
ポンジ・スキームでは、集めた出資金を投資に運用しているように見せかけ、実際は運用などはせずに、集めたお金の一部を出資者である顧客に配当します。
その後、時期を見て資金を持ち逃げし詐欺であることが判明しますが、その時はすでに遅しと被害者が続出します。
数回の配当を受けた顧客は、再投資することもあり、集める資金が膨大に膨れ上がる一方、配当も大きくなるので、被害額が大きく最初に投資で出資した顧客に多くの配当が渡り、逃げ出す直前に出資した人ほど損をする特徴があります。
小さくて見えにくいので、上記の図を4つに分けて掲載しますね。
ここからが私の考察です
こうして図にすることで見やすく理解しやすくなったと思います。
この記事のテーマは投資のデューデリジェンスです。
調査をどのように行うかの他に、どのように判断するかを磨くためのものです。
逆に提供側としては、どうのように話すと理解するのか、不信感を与えずに理解できる最低限必要な情報は何かといったクロージングまでの資料提供と話し方が考案しやすくなります。
クライアントの案件なので、紹介や販売するのであれば、何が足りないのか見込客の立場から説明の流れを見て調整していく手法としてもデューデリジェンスが使えるということです。
他人から営業を受けながら、良い所足りないところを考えつつ、販売者として見込客としてどのような流れが良いか経験することが成約率を上げるコツになるのです。
あくまでも上記の例では、ポンジ・スキームに見えるだけで、説明不足なだけかもしれません。
現段階で情報に多くの不足があるので、判断しようがないです。
提供者も紹介者もスクリプト作成を模索している段階なのかもしれません。
あくまで私は中立の立場として申し上げます。
まぁ、少しだけ聞いた時に、私もやるかどうか聞いてみたいと思いましたが、自身でデューデリジェンスを行うことでやる気が失せたことは表明しておきます。
クライアントにも伝えました。
もしきちんとしたスキームであれば、説明がもったいないと思います。
無駄なスキームかなと思うところもあります。
詐欺であれば、このスキームも納得かなとも。
さて、どちらなのでしょうね。
このようなデューデリジェンスを行うことで、投資で損をしない為のスキルや知識を磨いていけます。じゃあ早速やってみようと思っても上手くいかない、どうやれば良いかわからないという方は是非以下のリンクから「ビジネス仕掛人」近藤義雄のLINE公式アカウントにご登録頂き、「セカンドオピニオン」とメッセージを送ってください。
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