「3倍返し」「10倍返し」から読み取る人の心理・原理原則
どーもビジネス仕掛人近藤義雄です。
私は30年ほど自身でビジネスをしてきました。
若いころはヘボもヘボ、どヘボ経営をしていました。
沢山の経験をしてきたと思います。
どんな経験か?プロフィールはこちらです。
これだけの経験があるので、様々なビジネスシーン・プライベートシーンにおいて、さすがに上手な立ち回りををしたいと思う次第です。
そこで、これは心に残るなぁという言い回しから、その言葉に隠された人の真意や心理を読み取ってみようと思います。
3倍返しでよろしく!
3倍返しとそのままググると、どうやらホワイトデーのお返しが皆さんの記憶に一番訴えかけやすいようです。
1980年代にホワイトデーのお返しは3倍返しでよろしく!と流行ったそうです。
「ホワイトデーは3倍返し」というフレーズがそのまま定着した模様。
お菓子メーカーの策略なのか、当時はバブルもあって見事に定着したようです。
ですが現在はそういう風潮にはなさそうです。
その証拠に2023年にクラウドワークスの依頼で「比較com」によって実施されたホワイトデーの3倍返しに関するアンケートを見ると
という男性の結果回答があります。
時代を映した回答結果なのかもしれません。
10倍返し!
最近で聞いたフレーズですと、「倍返し」の印象は半沢直樹ではないかと思います。特に4話には
半沢直樹「10倍返しなるか!上司と部下の裏切り」
があります。覚えている方も多いのではないでしょうか?
テレビの影響は大きいので、人気ドラマであれば大人だけでなく子供世代にも認知が広がっているとみています。
3倍返し! 10倍返し!!
どちらにせよ、それを返す方は気力と労力が半端ないほど必要になりそうですね。
さて、ここから私の経験を元に3倍返し、10倍返しを考察してみます。
他人がやってくれたことは、3割しか感じないものらしい
30年の月日の中で聞いたことなので、
根拠は何?とか
ググっても検索のやり方が悪いからか
事例が出てこないのですが、心にグッときたことなので
忘れずにいつも頭の片隅にあることです。
人からの施し・やってくれたことは3割しか感じない
というのです。
私にも友人がいて、上場会社(東証プライム)の社長や著名人と良く飲み明かしていた時期がありました。
その際に聞いたことだったと思うので、人の上に立つ人や人と多く接する人が感じていたことなのだと、そのまま受け入れていました。
例えば、友人や奥さん(旦那さん)・彼女(彼氏)が10個のことを自分にしてくれたとします。
自身では、「わぁ、3個のことをしてくれたんだぁ!」と思うそうです。
やってくれたのだから、お返ししようとなりますよね!
世の中、このお返しで人の価値を見られているのではないでしょうか?
お返しをしたら、とんでもないことに!!
当然3個は返さないといけないなと思うのではないでしょうか?
これは「返報性の原理」と言います。
ググってみると
相手から何かを受け取ったときに「こちらも同じようにお返しをしないと申し訳ない」という気持ちになる心理効果
と説明されてます。
さて、3個してくれたのだから同じように3個お返しをしますよね?
お返しを受けた人はというと、3個に対して3割がしてくれたと感じるのですから、、、
相手はお返しを1個してくれたとなります。
言い方を変えます。
10個のことをしたのに、1個しかお返しがない
と感じますwww
これを見てどうですか?途轍(とてつ)もなくヤバい人と見られていると思いませんか?
世の中、これが普通の事象で巡り巡っているのです。
良く良く考えたら怖いことですね!
お返しをしたら、蔑(さげす)まれたり、バカにされたりと良い目で見られない可能性が高いのです。
得の高い人にしか理解されない
10個のことをしたら、1個返ってきた
この原理をわかっていて、常に相手からの好意に感謝している得の高い人であれば、
あー、この人はきちんとお返しをしてきたのだなぁ
と感じてもらえる訳です。
でも一般人は、
こいつは人の好意に対して大した返礼もできないやつなのか!
とみている可能性があるのです。
相手の得の高さに期待して私は感じたことを返したのだから良いでしょう?
と高を括っているとドツボにハマることに。
特に妬み嫉みが強い人からは、そのことを流されずにずっと怖い情念を抱かれてしまうかもしれません。
そもそも返している量が少ないよね
10個やってくれたことに、3個やってくれたと感じた
そうであれば、相手は10個のことをしてくれたので、こちらも10個のことをして返せば等価で返しています。
3個返すのはそもそも足りないのではない?
と考えるのはどうでしょうか?
得の高い人であれば、この人はきちんと理解して返してきてくれたのですね
と感じるでしょう。そして、対等なお付き合いを考えてくれるのではないでしょうか?
大半の一般人は、それでも
10個してあげたら3個返ってきた
と感じるのでしょうね。
この方にこれ以上理解してもらう必要があるかないかによって、
返した量としては貴方自身が納得すれば良いという見方もあります。
やってくれたことをきちんと返した
と思えます。
相手は思ってなくても、今後の人生で特段メリットがない人なら問題ないと考えられます。
相手からは「そういう人なのだなぁ」と思われる感じですかね。
人生で問題なければそこで流して終わり。
これもありです。
できる人は違う?
ここまで来たらこの後の流れはわかりますよね?
そそ、10倍返しをしちゃうのですよ、
10倍返し!!ww
そうするとどうなるか?
貴方自身の立場でみると
3個感じたのだから30個も返しますね!
かなり返しています。
得の高い人から見たら
この人は相手が10個してあげたら10個をきちんと返してきたとわかるように返す人、とても義理堅い人と思うでしょうね。
世の中10倍返しする人はいないので、相当に良い感情で凄いと思われます。
他の人より頭1つどころではなく、頭何個も飛び抜けた印象をもたれることでしょう。
一般の人の立場で見たら
この人はやってあげたことをきちんと返してくれる人で、他に
そういう人はまず見当たらない信用できる人
と心底思われる可能性があります。
この人から発する噂も当然義理堅く良い人となりやすいと予想できます。
全員に10倍返しはできない
人に何かしてもらったから、10倍にして返そう!
心掛けていても出会いが多くなり付き合う人は多くなったら全員に行うのは物理的に無理があります。
一気に返すものではないとしても、それこそ人の3倍は常に動くことになるのですから、無理が出ます。
そこで、提案です。
貴方にとって大事な人に10倍返しを行い、他の方は3倍返しにとどめてはいかがでしょうか?
貴方にとってとても有意義な人生になるのではないかと思います。
子供の頃に聞いたフレーズ、倍返し、3倍返し、10倍返し
ここで疑問がよぎります。
4倍返し、6倍返し、倍返しなど他の数値は「聞いた覚えがない」のですよね?
2、3、10、(もしかしたら5も)という数字には人の心理の奥底に反応させる何かがあるのではないかと考えています。
これは、私の独自の見解ですよ。
小学生の頃に、数字が好きで掛け算を習った小学2年生からは2、3、4、6、12という数字を良く分解して考えていました。
2、3、4は周囲で良くある個数です。お菓子や人の数など身近です。
6、12はそれほど身近ではありません。
しかし、2、3、4を掛け算するとすぐに出てくる数字です。
皆さんから見たら不気味な小学生かもしれませんが(笑)、数字の組み合わせを考えるのが好きだったのです。
お陰で、約数・倍数の計算が早く授業では常に1,2番の速さでした。
そろばんも習ってないのに不思議がられたものです。
私は意識しているから出てくる数字ですが、2倍返し、3倍返し、10倍返しは小学生でも出てくる言葉でした。
何が言いたいかというと、身近な数字で2、3、10は深層心理に刻み付けられているのではないかと思うのです。
深層心理にあるのであれば、人は反応しやすい数字というものがあると思います。
平均的に2、3、10がそれだとして、
反応するからこそこの数字に気を付けて人生を送ると自身に良い結果を招くことができるのではないかと
ここ10年は考えています。
これからを生きていく上で
この数字を味方に付けて自身に有利になるようにしてみてはいかがでしょうか?