私の死ぬまで日記 96日目

こんばんは。

今日は病気を言い訳にせずにわりと学生としての生活を全うできた一日だったと思う。期末試験だったので全うせざるを得なかったという方が正しいが。

ただ朝起きて試験を受ける、ということが3度もできずに単位を落としてしまっていた教科の試験を遂に受けることが出来た。再再再履修になってしまったことが辛すぎたのでネタにして自虐することで傷を最小限にしていたがとても不安な気持ちでいっぱいだったしみんなと同じことがどうしてできないのかとても悩んだので心底安心した。そのままの勢いで午後の試験も受け、ほっとして少し長めの昼寝をしてしまった。

のんびり起き上がって何となくピアノを弾いてみた。何だか今思えば特に何にも追われていない状態でピアノを弾くのって久々だった気がする。昼寝終わりでリフレッシュしていただけかもしれないし、あまり弾けていなかった曲の練習をしたからかもしれないが新鮮で和音の鳴らし方や表現にまで目を向けた練習ができた。ほんの少しの時間ではあったがとても質が良かった。1、2年生の時はとにかく量をこなしていないと不安で仕方がなくて、質は置き去りのとても効率の悪い練習をしていた。量をこなした、という事実が大切だった。でもそれって完璧主義思考の高い私にとっては段々と義務化されてしまうことであり、義務化されているから仕方がなしにやる音楽は、大学に入学する前の純粋にピアノが好き、音楽が好きといった感情のないものになってしまっていたなあと思う。以前も同じような事を書いた気がするが、今日も改めてそれを感じた。

音大生である以上与えられた課題はこなさなければならないし、クオリティも求められるし、締切だってあるが、それさえきちんとある程度の水準を確保できるのであれば無理やり泣きながらいやいや音楽をしてもなんの為にもならないな、と思う。ピアノが好きな気持ちがきっととても大きいので嫌いになるようなことはないようにしたい。嫌いになってしまったら本末転倒。自分の好きなピアノをできる範囲で落ち着いて質を高めていきたい、それが音大生の使命な気がする。

夜はキャバクラに向かった。キャバ嬢2日目だったのでまだ緊張はしていたし人と話すことの難しさを再実感させられた。初対面の人でなんの情報もないまま初めましてしてそのままお酒の席を共にするって難しい。お酒を飲んで話すだけの簡単な仕事だと思われがちだが、その簡単な仕事が実はとても難しいし、帰宅後の営業LINEで以下に心を掴めるか、お客様のお財布をいかに殺さないギリギリを攻めるか、考えることは沢山ある。でも、努力が目に見える形で報われるのでピアノの次に真剣に取り組んでいる。お金を貯めてグランドピアノをおけるマンションに引っ越してピアノを買うという新しい目標ができた。

数ヶ月前に水商売を再開した時は整形が第一目標であったが新たな目標ができたのでより一層頑張れる。学生として学業優先だが、なんとかオンライン授業ということもあり両立できている気がする。世間体は良くないバイトだが、今は誇りを持っている、といっても大声では言えないが。

明日も朝から試験なので寝ます。おやすみ。

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