私の死ぬまで日記 146日目
最近知人の日記を読む機会があり久々にこの場にも何か書き連ねたくなった。文脈もクソもないハチャメチャな文章ですが気にしないでください。
私の最近は水商売を上がり就活とピアノに明け暮れる毎日だ。就職活動、私が大学に入ったばかりの頃は一ミリも考えていなかった。漠然と音楽大学に入学すれば人生は変わると思っていた。入学した時からピアニストとして生計を立てて生きていくことは不可能だということは分かっていた。ピアノの先生なり伴奏者なりで生きていくのかなあと思い特に将来に不安もなく、不安があるとすれば自分の男運ぐらいだった。実際に人間関係には沢山悩まされた大学生活だった。当時付き合っていた彼氏の機嫌が悪ければすぐに会いに行き、また違う彼氏と付き合っている時は無駄に完璧な自分でいないといけないと思い取り繕って結局ボロが出て振られる。男運がないのではなく自分がいけないんだと気付いたのはかなり最近のことだ。
就活をしていると言ったが私には本当に将来したい仕事がない。今思えば別にピアノの先生もピアノを続けるための手段であって誰かに教えたい、とか子供が好きだとか言う訳でもない。将来結婚して専業主婦になったら自分でピアノ教室を開いてみたいかも、と思うがそれは別に卒業後にすぐしたいことではないしピアノの先生になることで経済的に苦しい思いをしたくない。自分の本当にしたいことはなんだろう、と自問自答する日々。でもだからといって以前みたいに病んだりすることもなく特に感情もなく淡々と毎日説明会や面接を受けて自分の将来図と照らし合わせてみる。やりたいことがないので説明会はどの企業も魅力的に感じる。夜職の経験から何となく「自分のした仕事はした分だけ給料に反映されたいな」と思いインセンティブのある業種で絞ってみたりする。
将来の夢ってなんでしたか?私は昔からずっと「ピアニストになる事です」と答えていた。でも今考えてみればピアニストになって世界中の人を感動させたいとか自分の演奏で人を救いたいとか全くもって思っていない。何となくピアノを続ける方法がピアニストしかないと思っていた。ピアノって別に職業にしなくても続けられる。逆に職業にした時、本当に好きなものを嫌いになってしまうような気がして怖いとも思う。じゃあ私のしたいことって?みんな何をモチベーションにそんなに将来に希望があってやりたいことがあって努力できるのかわからない。集団面接で他の人の志望動機を聞くととても立派なことを答えている。社会貢献とか本当にしたいの?製品を売りつけることで本当に人が幸せになると思っているの?何が普通で何が普通では無いのか分からない。何も将来したいことがない私が普通ではないのかもしれない、かもしれないでは無く恐らくそうなんだろうな。
今日今年卒業する友人の演奏会を聴きに行った。全編成クラリネットのオーケストラ。私はバレエ音楽が好きなのだが世間的に3大バレエ曲と称される「アパラチアの春」を演奏していた。友人という主観が入っているのはもちろんだが大人数でひとつの音楽を作り上げるつて本当に素敵な事だなと思った。素敵しか言葉が見つからない自分がとても情けないが、選曲からパート分けから各楽器の音色の研究、全ての集大成が演奏会で披露される。この演奏会を機に楽器から離れる人、院進や留学をして音楽を極める人、いろんな人がいると思うが共通しているのは何かをやり遂げている、ということだと感じた。何かに一生懸命取り組んでやり遂げ悔いなく音楽人生を終わる、彼らにはもしかしたら悔いがあるのかもしれないが一聴衆の私には「やりきった!」というような演奏だったな、と思った。(上から目線かもしれない)大学生活、意味もなく嫌われたり根も葉もない噂を流されたり、一方で自分は男に流されたり色々なことがあったが私も心からやり切ったと思ってから音楽人生を終えたいと心から思った。今はやりたいことは見つからないが取り敢えず大学生活なにも悔いなく学び尽くしたい。そうやって思わせてくれた友人とアパラチアの春に感謝している。文章の到着地点が見えないので取り敢えずここら辺にしておきます。おやすみ。