顔の赤みには冷やす温めるどっち?
アトピー性皮膚炎の悩みの1つに「顔の赤み」があります。そんな赤みの対処としての第一選択は、やはりスキンケアとなります。それでも治らない場合は、薬の処置へと続きます。ここまてで良くなれば問題ないのですが、そう簡単に行かないこともよくあります。
赤みが取れ切れない、白くなるけどぶり返すなど顔の赤みの変化が落ち着きません。
それはなぜでしょうか?
その答えは、皮膚以外に問題があるからです。そんな顔の赤みに対して原因や対応について解説させていただきます。
顔が赤い時にまず、すべきこと
顔が赤い時にはまず、炎症かどうかを疑います。炎症の程度があれば、日焼けと同じ経過をたどります。つまりは、炎症が起きて赤くなり、その後は赤褐色色に落ち着き黒くなり鎮静化していきます。このように炎症の場合は、組織の修復などを経てその過程が終わると自然と反応はおさまります。しかし、いつまでも赤い場合には、炎症を起こし続けている、もしくは、炎症以外の理由で血液がその顔の集まっているのです。その集まる現象を「うっ血」もしくは「充血」といいます。炎症以外の問題であれば、スキンケア以外にも「温める」ことや「冷やす」対応も有効になります。
温めることが有効な時
顔が赤いときに温めるの?と思われるかもしれません。でも、顔の赤みがうっ血の場合は、血液の滞りを解消することが有効になります。
注意が必要なのは、炎症でない赤みの時の行うことです。もし、炎症の場合に温めると不快感やその部分がうずく感じがしてしまいます。
冷やすことが有効な時
顔が赤いときにスキンケアや薬の処置以外に冷やすことも有効です。これは、炎症が起きたときにも炎症を鎮静化させる効果もあります。また、冷やすことによる効果は、炎症の鎮静化だけでなく、興奮した神経の緊張を緩めることもできます。具体的には、眼のまわりやまぶたの赤みがあります。目が充血した時には、目の疲労や粘膜が薄くなったことによる乾燥も並行して起きています。この場合は、めぐすりやスキンケアだけでなく、眼のまわりの神経を緩めることで、血液が集まる状況を変えることができます。そうすることで、目の充血と同じような血液が集まることを抑えることができます。
マッサージをした方が有効な時
続く