![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/151023822/rectangle_large_type_2_f409d5213b34b1ba1ab21fa067a7e918.jpeg?width=1200)
アトピーで滲出液が出る理由と対処
こんにちは
アトピーのために自信を無くしていた肌悩みを
キレイになる為に活かす武器に変える
アトピー改善ナビゲーターの阿部です。
本日は「アトピーの滲出液に応じて処置を変える」
について伝えさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
滲出液には種類がある
アトピーで体から滲み出る体液を滲出液と言います
ぺてペタして固まる
ダラダラとめどなく流れる
匂いや色がついてしまう
このように一言で滲出液と言っても、その状態には違いがあります。
その理由は、滲出液が出ている原因が異なるからです。
今回は、そんな滲出液の対処の仕方についてまとめて記載いたします。
滲出液が出る理由とは
体は風船のように皮膚で覆われています。
その中に、筋肉や骨格、内臓など様々な組織や器官が収まっています。
その中でも血液やリンパ液などの体液は
体の中の隙間を埋めるように順繰りと巡っています。
この体液は役割や収まる組織の違いによって形状や呼び方が異なります。
体をめぐる3つの体液
血液
リンパ液
脳脊髄液
体には上記の3つの体液が巡っています。体を栄養したり守るためなど様々な役割があります。
そんな体液ですが、血管やリンパ管など意外にも、皮下なども滲むように染み渡り巡っています。
体を守る働きとしては、皮膚が傷ついたときに、血管が破損すればそこから血液が漏れ出て血小板の働きによって凝固され傷口を塞ぐように反応します。
しかし、毛細血管のような細く体の隅々まで広がっている血管に傷が至らなくても血液やリンパ液とは違った組織液がその代わりに傷を塞ぐ役割を担います。
体の6割は水分で構成されています。
その水分は生命を維持するために使われています。
傷を塞ぐのもその1つになります。
そんな体液ですが、皮膚が脆い、傷つきやすいなどの理由で慢性的に漏れ出てしまうことがあります。そんな時は、傷の修復や漏れ出る原因を意識的に取り除かなくてはなりません。
体液が漏れ出る原因とは
皮膚が脆いために滲み出る
傷の保護のために滲み出る
感染症のために溢れ出る
アトピー症状では、皮膚に慢性的に炎症を繰り返すため
このような体液が溢れ出てしまうことも起こってしまいます。
痒みで皮膚を傷つけてしまう
摩擦などで擦れてしまう
熱や圧力で皮膚表面に体液が集まり漏れ出る
免疫力が低下して表面の常在菌などに刺激を受ける
など皮膚のトラブルの末に体液が外に出てしまうことが多いです。
漏れ出てしまった滲出液の違いによって対応の仕方は変わっていきます。
滲出液の違いで対応を変える
体から滲出液が出る理由としては
傷口を守るため
感染対策として
溢れている
大きく分けると3つに区分することができます
固まる体液は皮膚を保護する
傷口を覆い潤わせることで滲出液が出る理由を減らすことができます。
ペタペタ固まるタイプは、清潔にしたのち絆創膏やスキンケアで皮膜の代わりを作ることで止めることができます。
体液の分泌異常が臭いを出す
体からぺたぺたした体液が出るのは、穴が開いているからです。
その穴をふさぐために、ラップを貼り保護すればよくなります。
しかし、その最中に、においがきつくなることがあります。
その原因は肌の常在菌のバランスが崩れることでも起こります。
その場合は
肌の体液だけでなく抗菌作用のあるクリームを使用するとおさまります。
細菌感染の場合は、市販のスキンケアや薬では追いつかないこともあります。
色や匂いが気になる場合は、一度医療機関への受診をお勧めいたします。
溢れ出るのは、巡りも良くする
熱や圧力が強いために、とめどなく出てくる滲出液は体の中の状態も整える必要があります。
熱がこもっている
心肺機能が落ちている
むくみやすい
などで一定の部分に体液が滞っていると溢れ出ることがあります。皮膚が脆くて傷つきやすいとより一層漏れ出やすくなります。
そんな時は、体の熱を冷ます、むくみをとるなどの対処もスキンケアを併せて行うことで止めることができます。
さて、いかがでしたでしょうか?
単純に皮膚の問題で済むこともあれば
体調管理も合わせる必要のある症状も
滲出液が出る原因には含まれます。
起きている皮膚症状以外にも目を向けることで
このような問題は解決できます。
ぜひ、滲出液の質の違いにも目を向けてみましょう